何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

UHF超再生受信機用のAFアンプを実験した

2017-10-26 19:53:37 | 電子工作


2017/10/26(木曜日) 晴れ


VHF超再生受信機のAFアンプや実験で使うAFアンプは今までトランジスタを
使って組み立てていたがこれもなかなか面倒だ。
中華製のアンプなどはとても小型でボリュームや入力用のジャック、電源用のソケットなども
取り付けられて400円ぐらい(送料込)で購入できる。

先日、どんなものだか購入してみた。
そろそろUHF超再生受信機にもAFアンプが必要になるので今日はその動作実験をしてみた。




これはデジタルアンプだからかなりパワーが出るみたいだ。
基板にリード線を半田付けして電源や入力信号を送り込んだ。



入力を最小に絞っても出力(スピーカ)端子にはこんな波形が出てくる。
入力にもノイズが乗っている。



低周波発振器のサイン波を入力すると、スピーカ端子には方形波みたいな出力が出てくる。
入力を徐々に大きくして音量を上げていくと回路電流は増えていく。
更に上げていくと最大では500mA以上が流れた。



スピーカから聞こえてくる音は案外澄んでいてきれいだ。
ノイズらしいものは感じられない。
もっとも取り付けてあるスピーカは直径5cmの小さなものだから当てにはならないけど・・・。


そんなテストの様子を動画でご覧ください。




このアンプはかなり電流を喰うけど超再生受信機は交流電源で動かすんだから
少々の電流負荷は問題ではないだろう。
このアンプは使えるかもしれない。


もう一つアンプ用のICを持っている。
LM386というAFアンプ用のICだ。
これも1個数十円(40円ぐらい)で購入できる。
これに数個の抵抗器とコンデンサをつければ最高ゲインが200倍のAFアンプが
できるということだ。
これも実験してみた。




LM386アンプ。



出力波形はとてもきれいだ。
入力(CH1)は42mVpp。 
出力(CH2)はスピーカ端子(8オーム)の出力で5.16Vppもある。
今までトランジスタで組んでいたアンプのそれは1Vちょっとだから相当の開きがある。




LM386アンプの実験の様子を動画でご覧ください。





LM386アンプは80mA以上が流れる。
トランジスタで組んだアンプは60mAぐらいだからそれよりは大きいが大した差ではない。
スピーカ端子の出力は5倍以上も大きいんだから大したものだ。
それに波形がとてもきれいだ。
今度はこのLM386を使ってみようと思っている。

コメント
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