何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

断続発振の状態を観測してみた

2017-10-18 10:41:53 | 電子工作


2017/10/17(火曜日) 雨のち曇り


前回工作したVHF(120MHz帯)超再生受信機の時は断続発振や超再生検波出力
などの様子はオシロスコープ(帯域幅100MHz)で何とか確認することができたが、
今回は一応UHF(330MHz帯)だから発振の様子などは手持ちオシロでは見られない。
そこでこんなことを思いついた。




320MHz帯を受信する鉱石ラジオを作ってその検波出力をみればいいのでは?
こんな検波器(鉱石ラジオ)を作った。




この検波器の出力を見て断続発振がどんなものか確認してみた。






波形の観測ポイントはこんなところ。



先ず、断続発振を制御するスイッチングTRを強制的にオンにして発振停止状態にした。
発振TRのベース電圧(CH2)はほぼ0Vで発振は停止している・・・・・
検波器(鉱石ラジオ)の出力(CH4)は0であるから発振は停止しているはずだ。




次はスイッチングTRを強制的にオフにして連続発振状態にした。
発振TRのベース電位が上がりTRが発振を始めた。
検波器(鉱石ラジオ)は電波を受信して出力が出てきた。
超再生検波回路は連続電波を受信しているような状態では出力の変化は見られない。




スイッチングTRを断続パルスで駆動して断続発振の状態にして観測した。
断続パルスは100KHzぐらいの周期だ。
検波器(鉱石ラジオ)の出力もその周期で断続している。
超再生出力も変化が現れた。




検波器(鉱石ラジオ)の出力がパルス状にはならず、鈍っているのは多分ダラダラと発振して
ダラダラと停止して行くからだろうか?
もしかするとこれがクエンチング発振かもしれない。
前回のVHF超再生受信機の時はオシロスコープでこんな感じの断続発振状態を観測した。

大体の様子は確認できた。
さぁ、次は低周波(音声)増幅回路を組み立てよう。
コメント (4)
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