ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

3 スサノオを捜そう

2008-11-08 19:19:34 | Weblog
ヒメ 080910 0640 スサノオを捜そう

おはよう。昨日は徹夜です。アシスタントは帰して、ぬるいお湯にゆっくり浸かって、夜明けのビールをいただいています。襲いにこないでくださいね(笑)。
皆さん、神話探偵団の提案、受け止めていただき、ありがとう。掲示板の体制を組んでくれたボちゃんに感謝の投げキッス。
ところで、出雲での話の盛り上がりからいうと、最初のテーマはやはり、スサノオでしょう。
美女を差し出すように命じるヤマタノオロチに戦いを挑み、櫛稲田媛を助けた勇敢な若きスサノオ、なんと素晴らしい英雄でしょう。
古事記に最初に出てくる歌は、スサノオの「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(つまご)みに 八重垣作るその八重垣」の恋歌ですよね。実際にスサノオがこの歌を詠んだかどうかは大いに?だけど、このような伝承がいつの頃からか言い伝えられていたことは否定できませんよね。このような英雄神話は誇っていいと思う。
次に古事記に出てくる歌は、大国主神と越国の沼河媛(ぬなかわひめ)の相聞歌で、4・5番目の歌は、大国主神と須勢理媛(すせりひめ)の相聞歌ですよね。
恋歌に彩られた古代神話、興味は尽きないですね。
しばらく、別世界にワープします。

カントク 080910 0700 ヒメに賛成

ヒメの朝風呂は、絵になるなあ。朝酒・朝風呂・朝メールは自由人の特権ですよね。
スサノオを探偵することは大賛成。恋歌からのスサノオ神話、面白いね~。女性ならではの提案です。
わたくし的には、酒づくり名人の少彦名命あたりから入って行ってもいいと思うけど、ヒメを支持します。

ボク 080910 0735 スサノオはマザコンのオボチャマンでは?

おっと、朝メールは、通勤人の特権でもあることをお忘れなく。今や、痛勤電車は携帯電車ですよ。ヒメ様の投げキッスで、車内はバラ色です。
しかし、スサノオって、そんなにいい男ですかね。
古事記によれば、髭が胸まで届くようになっても、父・イザナギに命じられた「海原」を治めることもせずに、母を恋い慕って泣いていたんですよね。
また、姉のアマテラスと「誓約(ウケヒ)」を行い、スサノオの剣からアマテラスが3女神、アマテラスの玉からスサノオが5王子を生んだとされていますよね。これって、近親相姦じゃないですか?
それはさておくとしても、スサノオは、自分の剣から生まれたのが王女なので後継者争いに勝った、と宣言したのに、アマテラスは自分の玉から生まれた王子が後継者である、と告げています。女王の次は女王であるはずなのに、男王にするというのは約束が違う、とスサノオが怒るのは、当然ですよね。
スサノオは怒りにかられて、アマテラスの田んぼの水を抜いて稲を枯らしたり、神聖な神殿でウンコをしたり、機織りの部屋に馬の皮を剥いで放り込んで機織りの巫女を殺すなど、乱暴狼藉の限りを行ったとされています。
そして、天照大神が岩屋に隠れる事件を起こしたあと、高天原の神々によって手足の爪を剥がされ、高天原を追放されたというのでしょう。
これじゃあ、思慮分別や政治力のない、ただの甘ったれのお坊ちゃんじゃあないですか。英雄とはほど遠いですよ。

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