はてなブログに「縄文ノート161 『海人族旧石器・縄文遺跡群』の世界遺産登録メモ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
2週間近く別件に集中しており、しばらく縄文・古代史研究はストップしていましたが再開したいと思います。
「日本中央部縄文遺跡群」は、採集栽培・漁労・狩猟の土器鍋食による、豊かで平和な1万数千年の妻問夫招婚による霊(ひ)信仰の母系制定住社会を示しており、その文化は現代まで色濃く引き継がれているとして、前回、世界遺産として新規登録申請の提案を行いました。
しかしながら、すっぽりと抜け落ちているテーマがあり、新たに「海人族旧石器・縄文遺跡群」の世界遺産登録申請にむけてメモしました。
世界各国の先史時代の文化遺産について詳しい分析はまだ行っていませんが、旧新石器時代(日本では石器・土器時代)から古代国家形成(日本ではスサノオ・大国主建国)にかけての母族社会(母系制社会)の解明では日本は世界をリードすべきであり、さらに世界遺産登録を進めるべきと考えます。
本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、西欧中心史観のサバンナ人類起源の「肉食進化キン肉マン説」「石器進化説」の「草原の道人類拡散説」「男系制軍国建国説」に対して、アフリカ・東洋中心史観の熱帯雨林人類起源の「イモ・魚介食進化説」「木骨器進化説」の「海の道人類拡散説」「母系制霊(ひ)信仰建国説」を提案するものであり、母族社会の妻問夫招婚に海洋交易の海人族の米鉄交易・鉄器稲作普及によるスサノオ・大国主建国の文明史を明らかにするうえで欠かせないテーマです。
今後、スサノオ・大国主建国史の解明と八百万神の霊(ひ)信仰の世界遺産登録申請を検討にするにあたり、参考にしていただければと思います。 雛元昌弘
□参考□
<本>
・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)
2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)
2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)
2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
帆人の古代史メモ http://blog.livedoor.jp/hohito/
ヒナフキンの邪馬台国ノート http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/