ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生」の紹介

2022-06-03 18:01:02 | 進化論
 はてなブログに「縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 ヘブライ大学教授のユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』の「第2部 農業革命」批判を書いていますが、「ユダヤ人によるアラブのイスラエル占領・建国を正当化するための嘘話人類史観」のお粗末なトンデモ説の批判は楽しくもなく、先に私の「アフリカ熱帯雨林人類起源説」「糖質・DHA食進化説」の補強を行いたいと考えます。
 私の縄文への取り組みは、次女が青年海外協力隊員として赴任していたニジェールに見事なヒョウタン細工やイネがあることを知り、ヒョウタンの原産地がニジェール川流域であることを確かめ、若狭の鳥浜貝塚(12000~5000年前)の南方系のヤシの実やヒョウタン・リョクトウ・シソ・エゴマ・コウゾ属・ウリのルーツ探しからの縄文研究でした。
 そして、ジャポニカ・インディカの原産地、Y染色体D型族(縄文人)・E型族が住んでいたアフリカの場所、「主語-目的語-動詞」言語族のアフリカのルーツ、イネ科3大穀物(米・小麦・トウモロコシ)のアフリカ単一起源仮説、糖質・DHA食による頭脳発達、ゴリラ・チンパンジー・ボノボの生息地、サバンナ雑穀農耕文化(中尾佐助説)、倭音倭語の農耕・宗教語のドラヴィダ語起源説(大野晋説)、風土記に見られるイモ食や各地に残る芋祭・芋行事食などから、私はサルからヒトへの「肉食進化説」に対し「糖質・DHA食進化説」を、「人類誕生サバンナ説」に対し「人類誕生アフリカ熱帯雨林説」、「穀類農耕説」に対し「イモ農耕説」を展開してきました。
 今回は「イモを食べてサルからヒトになった」という「イモ食進化説」の補強を行いました。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」では、米鉄交易による「葦原中国」「水穂国」の建国について書いてきましたが、私は縄文時代からのスサノオ・大国主建国は内発的な連続した発展説であり、弥生人(中国人・朝鮮人)征服説には立っておらず、稲作より前の「縄文焼畑農耕・水辺水田農耕」では何が栽培されていたのか、風土記に見られるイモ食や各地に残る芋祭・芋行事食などから考えてみていただければ幸いです。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)
 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/




















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「縄文ノート139 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の『平和と戦争』」の紹介

2022-05-23 17:56:41 | 進化論
 はてなブログに「縄文ノート139 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の『平和と戦争』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 ウクライナでのロシア兵の殺戮・略奪行為について、私は遊牧民モンゴル軍の侵略・支配の影響や、ツァーリ(皇帝)のロシア帝国軍やスターリンのソ連軍の伝統を考えるとともに、旧約聖書に書かれた神の命令を考えないわけにはいきませんでした。
 一方、人類誕生と進化について、私はユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』の批判を進めてきており、ここに「平和か戦争か」について、採集漁労狩猟民の縄文人と狩猟遊牧民のユダヤ人の末裔のハラリ氏との大きな違いを実感せずにはおれません。
 縄文人の母系制社会の「未来志向・生類生命尊重・生活文化充実・自然継承・持続可能型農耕」の霊(ひ)信仰の八百万神宗教と、狩猟遊牧民の「終末思想・絶滅思想・天国再生思想・選民優生思想・男性優位思想」の一神教の違いです。
 ユダヤ人がカナンの農民たちを殺戮により征服したのは「汝らは人類であるが、世界の他の国民は人類にあらずして獣類である」「涜神者(非ユダヤ人)の血を流す者は、神に生贄を捧ぐるに等しき」「他民族の有する所有物はすべてユダヤ民族に属すべきものである」などと命令した「ヤハウエ神」の嘘話を信じ、キリスト教徒がアフリカ・アジア・アメリカで多くの国を植民地化し、奴隷制度を作り上げることができたのは「ゴッド・イエス・聖霊」を信じて団結しその命令に従ったからだという歴史の代わりに、ハラリ氏は「神の嘘話による団結」はホモ・サピエンスが誕生から持っていた認知革命であるとしてすり替えています。
 今回は「第1章 唯一生き延びた人類種」「第2章 虚構が協力を可能にした」につづく、「第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし」について批判しています。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としては、全人類の宗教史の中に「縄文宗教を受け継いだスサノオ・大国主の八百万神信仰」をどのように位置づけることができるのか、検討を行う上での参考にしていただければ幸いです。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)
 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
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  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
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「縄文ノート134 『サピエンス全史』批判その3 世界征服史観」の紹介

2022-04-15 20:09:28 | 進化論
 はてなブログに「縄文ノート134 『サピエンス全史』批判その3 世界征服史観」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 前回、私は人類進化について「タカ派・ハト派」の2説を整理して紹介しましたが、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は科学者として両者を紹介しながら自説を展開するのではなく、「タカ派人類進化史観」を巧妙にまとめあげようとしたアジテーションでしかありませんでした。期待が大きかっただけに、ついつい批判口調が鋭くなってしまいます。
 本で彼が最初に掲げた図が「地図1 ホモ・サピエンスによる世界征服」という極めて特異なタイトルであり、「人類の世界拡散」「人類の大移動」ではないことからだけでも、彼の関心がユダヤ・キリスト教・貨幣の「嘘話」に代わる新たな「世界征服」の物語を描こうとしていることは明らかです。
 今回は、「①人類誕生を東アフリカのサバンナとしている」「②人類拡散の熱帯・亜熱帯の「海の道・海辺の道」(インド洋・地中海・太平洋など)の横移動を除外している」「③人類拡散の海から続く「川の道」(ナイル・チグリスユーフラテス・インダス・長江黄河)を除外している」「④西洋人・東欧人拡散のハブ(中継点)をユダヤ人の「ノアの箱舟伝説」のアララト山あたりに置いている」「⑤東洋人拡散のハブ(中継点)を乾燥地帯(イラン・トルクメニスタンあたり)に置いている」という5点について批判したいと思います。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、全人類史の中に「縄文文化・文明を受け継いだスサノオ・大国主建国」をどのように位置づけることができるのか、検討を行う上での参考にしていただければ幸いです。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/



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「縄文ノート85」の修正

2021-07-22 17:10:24 | 進化論
 はてなブログに「『縄文ノート85』の修正」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 素人が限られたネットデータをもとに自分の頭で考えて「仮説的」に論を書き、あとで関係する基礎資料を読むにつれていろいろと修正点がでてきています。「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」(210713)について、いくつか修正を行いました。
 特に重要な点は、ボノボ研究者の黒田末寿氏が『人類の進化と起源』において、「採食技術としての道具使用は雌の方が上手でかつ長時間行う。これらは採集滑動に相応し、採集仮説で強調される女による採集活動での道具使用の発達の根拠はここにある」と書いていたことを追加したことです。
 道具使用と手の発達がメス主導であったことを黒田氏が明らかにしていたことを見逃していました。私の「メス・子ザル主導進化論」の強力な裏付けがでてきました。
 また、お恥ずかしい話ですが、ずっと「狩猟採集」を「狩猟採取」と誤って覚えており、修正するとともに、写真を2枚、追加しました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、母系制社会の海人族のルーツが人類誕生に遡るのかどうか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/
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「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」の紹介

2021-07-12 20:18:51 | 進化論
 はてなブログに「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論」「縄文ノート84 戦争文明か和平文明か」などを通して、私は食の分析を通して、サルがヒトになったのは「メスと子ザル」による可能性が高いことを明らかにしてきました。
 今西錦司・河合雅雄氏らのサルの研究から始まり、黒田末寿氏らのチンパンジーやボノボ(ピグミーチンパンジー)、山極寿一氏のゴリラなどの類人猿の研究により、人類誕生のスタート地点はかなり解明されてきましたが、スサノオ・大国主建国から邪馬壹国研究(筑紫日向の大国主の妻の鳥耳=アマテルからの筑紫大国主王朝)に進み、さらに縄文社会研究、日本列島人起源論へと歴史を逆にたどった私としては、1~4世紀の女王国時代から逆に人類の起源へと進んできました。そして、サル・類人猿研究との接点を探ってきました。
 その結果、これまでの類人猿や人類誕生の研究は「男性中心史観」であり「メス・子ザルが主導した人類誕生」という仮説検証が欠けていることを痛感し、芋豆穀魚食やおっぱいの糖質・DHA、火の使用の進化論に加え、ここでは「二足歩行」についてさらに追加したいと思います。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、母系制社会のルーツがどこにあるのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/
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