ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート167 『三隅・三角・夷隅・大隅・大住』『隈本・熊本・球磨郡』考」の紹介

2023-05-05 18:18:11 | 日本民族起源論

 はてなブログに「縄文ノート167 『三隅・三角・夷隅・大隅・大住』『隈本・熊本・球磨郡』考」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 仕事先で出会った三隅町・三角町・三住町、夷隅郡・いすみ市、大隅郡・大住郡、熊本・隈本、球磨郡・球磨川などの各地の地名や、邪馬台国の卑弥呼の王都、旧甘木市の高台=高天原で神功皇后に討たれた羽白熊鷲(羽白=羽城=杷木、球磨=球磨等)など、「すみ・くま」地名の由来と地名由来人名(杷木の球磨の鷲など)について前から気になっていましたが、隈元という名字の方と会う機会があったので、まとめてみました。

 「くま=くめ=こめ」であり、南インドのタミル語(インダス文明由来のドラヴィダ語の南部語)の「kum-ai(こ=く)(ai≒え)」に由来し、縄文時代にわが伝えられた、と私は考えています。

 私は「ひな地名」と「地名由来人名」から古代史研究に入りましたが、本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の新羅との米鉄交易による鉄先鋤をテコとした水利水田開発と妻問夫招婚による百余国の建国について、地名伝播からの研究を進める参考にしていただければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  帆人の古代史メモ         http://blog.livedoor.jp/hohito/

  ヒナフキンの邪馬台国ノート    http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論      http://hinakoku.blog100.fc2.com/

 


2023年 賀春

2023-01-03 16:06:13 | 日本民族起源論

 明けましておめでとうございます。

       

 戦争と気候大変動、新興感染症、巨大地震、バブル崩壊、格差拡大・固定化などの時代を迎え、どう新たな世界を切り開くのか、スサノオ・大国主建国論、縄文社会論、さらには人類起源論から考え続けています。

 そもそもの出発点は「ヒョウタンから縄文人」でした。若狭の鳥浜貝塚(12000~5000年前)や青森の三内丸山遺跡(約6000~4000年前)から発見されたヒョウタンの原産地が、次女が青年海外協力隊員として赴任していたアフリカ西部のニジェール川流域であることから、私の人類史の探究は始まりました。

 Y染色体C型から分岐したD・E型人のうちのD型縄文人に近いE型人がニジェール川・コンゴ川流域に住み、「主語-目的語-動詞」言語族が西アフリカ―エチオピア―インド・ミャンマー―日本に分布し、イモやコメ・ムギ・トウモロコシ・ヒエ・アワなどのイネ科の「マザー・イネ」のルーツが分裂前のパンゲア大陸の熱帯である可能性が高いと考え、2014~2017年にかけて縄文人のルーツ西アフリカであることを確信しました。

 さらにボノボ・チンパンジー・ゴリラの生息域がアフリカ西部の熱帯雨林であることやボノボ・チンパンジーの食生活の研究から、西欧中心史観の東アフリカ・サバンナでの男の狩猟活動による人類誕生説(言語・二足歩行・脱毛)を批判し、西アフリカ熱帯雨林の海岸・小川・沼地地域での女・子どものイモ類の採集・栽培と半身浴漁撈による「糖質・DHA・タンパク食」と「おしゃべり」による1~3歳の頭脳発達と言語の誕生、「半身浴漁労」(足での貝の採集と銛での魚類・爬虫類捕獲)による直立歩行と道具使用、脱毛による人類誕生説に到達しています。「狩猟・採集」ではなく、「採集・栽培・漁労・調理」により人類は誕生したのです。

 イモ・穀類食は磨石(すりいし:石臼)と石釜・土釜(竃)・土器鍋による加工・加熱で可能になったのであり、それらの道具づくりは男ではなく女が行っていたのです。それはアフリカ製鉄を女性の陶工・土器製作者が担っていたことからも裏付けられます。ー「ヒナフキンの縄文ノート122 『製鉄アフリカ起源説』と『海の鉄の道』参照

 日本列島にはアフリカ-インドーミャンマー経由のY染色体Ⅾ型人を中心にシベリアからC型人、東南アジア・中国からO型人など多様な人々が集まり、台湾・フィリピン・インドネシアのような多民族の島国とは異なり、同じ文化・言語の平和な縄文1万数千年の社会を作り上げたのです。

 それは、海を利用した活発な海人(あま=天)族の交易・交流による母系制社会の妻問夫招婚によるものであり、この縄文人からの母族社会は1~2世紀のスサノオ・大国主の百余国の「委奴(いな=ひな)国」を生みだし、3世紀の卑弥呼の女王国に引き継がれ、さらには家計を妻に任せる漁民や専業主婦時代のサラリーマンにまで引き継がれているのです。

 中国においても、「姓=女+生」「地=土+也(女性器)」「男尊女卑(孔子:祖先の頭蓋骨を掲げる女に、男は酒樽を捧げる)」「魏=禾(稲)+女+鬼:祖先霊に女が稲を捧げる」などからみて、春秋戦国時代以前の農耕社会は地母神信仰、祖先霊信仰の母系制社会であったのです。

 マルクスは「原始共産社会」を理想と考えましたが、ユダヤ・キリスト教の男性中心史観の制約を免れていません。アフリカをルーツとするエジプト・メソポタミア・インダス・中国・ギリシア文明などは元々は母系制社会の地母神信仰・女神信仰であったのであり、それらの農耕国を征服し「男は殺し、女・子どもは奴隷とする」ことを神の命令として征服戦争を主導したのが狩猟・遊牧民族の男中心の旧約聖書教なのです。

 その影響下にある「肉食・戦争こそが人類を発展させた」という西欧中心文明史観(含む:マルクス主義)から卒業しない限り、プーツァーリ・プーターリンのウクライナ侵略をみても明らかなように人類は破滅への道を進む以外にないように思います。

 大国主が確立したすべての死者の霊(ひ=魂)を神として祀る八百万神信仰は、DNAの働きを「霊継(ひつぎ)」として考え、霊(ひ)を受け継ぐ「霊人(ひと)・霊子(ひこ=彦)・霊女(ひめ=姫)」たちは「霊継(ひつぎ=棺・柩)」を「DNAのリレー」として何よりも大事にし、この霊(ひ)の働きは全ての生類に共通すると考えたのです。

 この生類の「霊継(ひつぎ=DNAのリレー)」を神聖視する「女・子ども中心文明史観」の回復こそが今こそ必要であり、女性研究者が中心となった考古学・歴史学・人類学の革命が必要と考えます。

 広島・長崎に原爆投下し世界を支配しようとしたアメリカやそれを真似た原爆依存症のロシア・北朝鮮などが世界を滅ぼしかねない2023年に、以上のような生類の「霊継」を大事にする新しい世界づくりを「夢想(Imagine)」しています。

  

『Imagine』

Imagine there's no countries 想像してごらん 国なんて無いことを

It isn't hard to do      そんなに難しくないでしょう?

Nothing to kill or die for  殺したり死ぬことも無い 

And no religion too      そして宗教も無い

Imagine all the people    想像してごらん みんなが

Living life in peace     平和に生きていると


「縄文ノート152 朝鮮ルート、黒潮ルートか、シベリアルート、長江ルートか?」の紹介

2022-09-18 20:56:03 | 日本民族起源論

 はてなブログに「縄文ノー152 朝鮮ルート、黒潮ルートか、シベリアルート、長江ルートか?」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 日本列島へやってきた旧石器人・縄文人のルートとしては、陸続きであった頃にナウマンゾウなどの大型動物を追ってやってきた朝鮮半島ルート説やヤシの実の漂着からの黒潮ルート説を子どもの頃には習いましたが、Gm遺伝子や細石刃文化からのシベリアルート説や照葉樹林文化や稲作からの長江ルート説なども出てきており、複数ルート説なども出てきています。

私は西アフリカ原産のヒョウタンが若狭の鳥浜遺跡や青森の三内丸山遺跡から発見されていることと日本人に多いY染色体D型のDNAからみて、縄文人はアフリカ西海岸の熱帯雨林で7万年前頃に誕生したC型人から4万年前頃にⅮ型人とE型人(西アフリカのコンゴイド)が別れ、Ⅾ型人はドラヴィダ族の住む南インドから東インド・ミャンマー高地に移動し、海の道と草原の道の2ルートに別れ、東南アジアを経由した黒潮ルートと中央アジアを経由のシベリアルートを通り日本列島で出会ったと考え、それより以前の石垣島や沖縄本島で発見されたY染色体O型の旧石器人は東南アジアから黒潮ルートで日本列島にやってきたと書いてきました。

しかしながら、縄文ノート「148 『地・姓・委・奴・卑』字からの中国母系社会論」「149 『委奴国』をどう読むか?」において、「イ(委・倭)族ルーツ説」(イ(委・倭)族と倭(い)族同族説)」「匈奴(ヒュン・ナ)ルーツ説(匈奴(ヒュン・ナ)と委奴(ふぃな=ひな)族同族説)を思いつき、悩んできましたが、再検討の結果、元の「海の道」「草原の道」ルート合流説(黒潮・シベリアルート合流説)が最少矛盾仮説として揺らぐことはありませんでした。 

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文時代から続くスサノオ・大国主一族の海人(天)族としての地母神・女神信仰や山人(やまと)族としての神山天神信仰(神名火山信仰や神籬信仰)のルーツを、世界史の中の日本列島人形成史として位置付ける必要があると考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

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「縄文ノート150 人類・イネ科と恐竜の起源はアフリカ(パンゲア大陸)」の紹介

2022-09-09 10:31:03 | 日本民族起源論

 はてなブログに「縄文ノー150 人類・イネ科と恐竜の起源はアフリカ(パンゲア大陸)」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 9月2日付の「ナショナルジオグラフィック日本版」の、「アフリカ最古、2億3000万年前の恐竜化石が見つかるー竜脚類の祖先、恐竜が発祥地から広がった過程の解明に役立つ発見」という記事は実に衝撃的でした。

 というのは、私は縄文人の起源がアフリカ西部の熱帯雨林であるだけでなく、コメや粟、麦、トウモロコシ、サトウキビなどの全イネ科植物のルーツもまたパンゲア大陸南半分のゴンドワナ大陸の現在のアフリカ大陸と南アメリカ大陸が接していたあたりではないか、と考えてきたからです。

 さらに恐竜の起源もこの熱帯雨林地域の可能性がでてきており、「イネ科植物と恐竜、人類のふるさと・アフリカ熱帯雨林」としていいのではないでしょうか?

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、神山天神の神名火山(神那霊山)信仰や龍蛇(トカゲ龍)神信仰、霊(ひ)信仰の八百万神宗教、地母神・女神信仰のルーツを是非とも全人類史の中に位置付け、世界遺産登録を検討していただければと考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

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「縄文ノート146 日本人似の外国人」の紹介

2022-07-21 15:49:26 | 日本民族起源論

 はてなブログに「縄文ノー146 日本人似の外国人」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 私の母親ゆずりの丸顔・広額は中国南部系では、ガッシリ短足は縄文系か、母方の祖母・曾祖母・叔父の長身足長体系はドラヴィダ系では、父方の叔父の長身胴長体系は北方騎馬民族系では、高校時代に好きだった同級生や長男の妻は東南アジア系ではなどと夢想していましたが、リタイアして増えたテレビ番組を見ていると、ブータン人にはかなりの割合で日本人に似た顔があり、チベット人やブリヤート人にも似た顔がみられ、中国の雲南省・四川省などのイ族(夷族、烏蛮族、ロロ族など)やミャンマー・タイなどの東南アジア山岳地域の少数民族にも日本人似がかなり見られます。エチオピア人にも日本人似がいてびっくりすることもあります。

 もともとの人類全てのルーツが同じアフリカにあり、多民族遺伝子同士では、互いに似た者同士がいて当然なのですが、日本人同士でも私はよく「あんた〇〇ちゃん」と間違えられたことがあります。

 この機会にHPを検索してみると、「日本人に顔が似ている民族・国家 TOP20」というブログがヒットしましたので、紹介しておきたいと思います。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、対馬・壱岐の海人族がルーツのスサノオ・大国主一族は弥生人(中国人・朝鮮人)なのか、それともドラヴィダ語族系の東インド・ミャンマー山岳地域あたりをルーツとする縄文人なのか、検討を行う参考にしていただければと考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

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「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」の紹介

2022-06-19 18:02:11 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
私が「イモもち」に関心を持ったのは、鳥浜・三内丸山縄文遺跡で発掘されたヒョウタンの原産地がニジェール川流域であることを知り、ナイジェリアで「アフリカ水田農法」の指導を行っている若月利之島根大名誉教授から「イボ族(とヨルバ族)の主食はヤムもち(日本の自然薯と同種)で、大鯰と一緒に食べるのが最高の御馳走。古ヤムのモチは日本のつき立てものモチよりさらにおいしい。貝は大きなタニシをエスカルゴ風に食べます。男性の精力増強に極めて有効」という返事をいただいてからでした。
もちが大好きな私としては、「もち食のルーツ」を確かめないわけにはいきません。
ナイジェリアで縄文人由来のY染色体D型人が見つかり、共通の祖先から分岐したY染色体E型人がナイジェリアを含む熱帯雨林地域に多いことから、「もち食文化」もまた西アフリカからヒョウタン容器に入れられて日本列島に持ち込まれた可能性についてまとめました。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」では、「葦原中国」「水穂国」の建国について書いてきましたが、縄文時代からの豊かなイモ・マメ・雑穀・魚介食の伝統のうち、出雲国風土記の嶋根郡・楯逢郡の「芋(サトイモ)」、意宇郡・嶋根郡・秋鹿郡・楯逢郡・飯石郡・大原郡の「薯蕷(やまのいも)」と“日本三大芋煮”のうちの1つとされる津和野の郷土料理「芋煮」の関係など、縄文人のアフリカからの「もち食」文化について考えてみていだければ幸いです。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)
 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
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「縄文ノート140補足:Y染色体・ミトコンドリア図の追加」の紹介

2022-06-09 06:00:42 | 日本民族起源論
 はてなブログ「縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生」(220603)に次の2つの図を追加するとともに、図6からの図番号を入れ替えました。
https://hinafkin.hatenablog.com/
 「肉食・狩猟民史観」「男性中心史観」「ウォークマン史観」「西欧中心史観」の思い込みにより、水・果物・イモ・魚介類などの豊かな熱帯・亜熱帯の「海・海辺の道」ではなく、水や食料の乏しい砂漠地帯や草原地帯での狩りをしながらの人類大移動の思い込みが強いのですが、図9は珍しく「海・海辺の道人類拡散説」をとっています。
 また、図9のY染色体遺伝子は男性だけに継承されるのに対し、図10のミトコンドリア遺伝子は女性だけに継承されるのですが、両者はいずれもアフリカの熱帯雨林地域をルーツとして家族ぐるみの集団で移動したことを示しています。
なお、図10では日本列島のB型は草原の道をやってきたとしていますが、南方系のヒョウタンやウリ、リョクトウ・シソ・エゴマなどが鳥浜遺跡などで見つかっていることからみて、寒冷な草原地帯を通っての伝播は考えれらません。
 次回は、魚介食について書きます。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」では、弥生人(中国人・朝鮮人)による縄文人征服説をとらず、縄文時代からスサノオ・大国主建国は連続した内発的・主体的発展であるとしてきており、その縄文人のルーツがニジェール川・コンゴ川流域の海岸部の熱帯雨林からアフリカ東部湖水地方、さらにインド、東インド・東南アジア高地、スンダランドを経て「海の道」を日本列島にやってきたとしてきており、人類誕生から縄文社会をへてスサノオ・大国主建国にいたる全体像の把握に向けた参考にしていただければ幸いです。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)
 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
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  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
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「縄文ノート132 ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰」の紹介

2022-04-04 20:49:37 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート132 ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 素人の気楽さで、「思い切った仮説をたてるのが素人の役割」「仮説検証は各分野の専門家に任せればいい」と考えているため、記紀やウィキペディアのデータで徹底的に考え抜いて「最少矛盾仮説」をまとめ、あとで関係資料を読むことが多いのですが、今回も今頃になって『東南アジア史Ⅰ 大陸部』(石井米雄・桜井由躬雄)を読み、10世紀までのミャンマー(ビルマ)のイラワジ川に沿って「ピュー人」が住んでいたという図に出合いました。
 「ぴー・ひ」信仰の日本列島の「ひと=霊人」のルーツについて、アフリカからドラヴィダ系海人・山人族、さらにはミャンマーと、日本列島人のルーツのジグゾーパズルが完成しました。
 日本列島人のルーツに関心のある方、インドやミャンマーが気になる方にはお薦めです。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオが弥生人(中国人、韓国人)なのか、それとも縄文人なのか、気になる方は参考にしていただければと思います。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
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  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/













「縄文ノート111 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論」の紹介

2021-11-28 20:21:53 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート110 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 人類進化関係の『別冊日経サイエンス』を図書館でまとめて借りたところ、1998年4月の122号の『DNAから見た生物進化』に、9万年前の骨製の銛がコンゴ民主共和国(ザイールは1971~97年の国名)のセムリキ川(エドワード湖から北に流れアルバート湖に注ぐ)で見つかったという記事がありました。
 私はこのエドワード湖とアルバート湖のほとりの高地湖水地方に20000~8000年前頃のイシャンゴ文明があり、穀類を粉にする石臼・粉砕用石器とともに多くの骨製の銛と魚骨を伴い、糖質・魚介食であったということを『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』(木村愛二著)から引用しましたが、その骨製の銛の起源が9万年前へと遡ることが明らかとなったのです。
 私は人類の誕生はアフリカの熱帯雨林で地上に降りたサルが川や沼地、海岸で水に浸かって足や棒で魚介類やカエル・トカゲ・ワニなどをとって食べ、タンパク質と脂質を摂取して脳の神経細胞(ニューロン)を増やし、DHAを摂取してシナプス(神経伝達部)の働きを活発にし、地上では穀類や突き棒でイモ類などの脳のエネルギー源となる糖質を摂取して脳を活発に働かせて知能を向上させてサルからヒトになったことを明らかにしてきましたが、その重要な証拠となる9万年前の骨製の銛が発掘されていたのです。
 日本列島に4~3万年前頃にさといも・やまいもや黒曜石、神山天神信仰を持ってやってきた旧石器人や16000年前頃に穀類を持ってきた縄文人のルーツのどちらもが9万年前のアフリカ高地湖水地方のイシャンゴ文明をルーツとすることの強力な裏付けがえられました
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、大国主の「八百万神」信仰が特殊日本的なのか、それともアフリカをルーツとする人類の普遍的な祖先霊信仰なのか、「八百万神信仰」の世界遺産登録を視野に入れながら検討していただければと思います。雛元昌弘

















□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート80 『ワッショイ』と山車と女神信仰と『雨・雨乞いの神』」の紹介

2021-06-19 12:17:46 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート80 『ワッショイ』と山車と女神信仰と『雨・雨乞いの神』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 アフリカからの神山天神信仰の伝播ルートに関心があり、6月17日NHKのBSプレミアムカフェ再放送の「雨を呼ぶ神 マチェンドラ ~ネパール・30万人の祈り~(2001年)」を見ていましたら、神木信仰の20mを超える山車とともに、なんと「ワッショイ ワッショイ」の掛け声が聞こえてきたのです。
 木の山車を組み立てるツルで編んだ綱を引くときや山車を引くときの掛け声です。さらに「マチェンドラ」は観音様(観音菩薩)というのですから、女神になります。仏教と習合する前の原ネパール宗教では女神信仰だったのです。
 さらにさらに、マチェンドラは「雨の神」なのですが、「霊=靈(旧字体)=雨+口口口+巫(みこ)」(倭音:ひ・ぴ、呉音:リョウ、漢音:レイ)ですから、巫(巫女)が雨乞いをするという字であり、中国や日本でも「雨乞い」の女神信仰があったと思われます
 「縄文ノート41 日本語起源論と日本列島人起源」では、国語学者・大野晋氏のインド・ドラヴィダ族の1月15日の赤米粥を炊いて「ポンガロー、ポンガロ!」と叫び、お粥を食べ、カラスにも与えるポンガロの祭りと青森・岩手・秋田・新潟・茨城・長野の小正月(1月15日)に小豆粥を食べ、カラスに米や餅を与え「ホンガホンガ」「ホンガラホーイ ホンガラホーイ」と囃す風習との類似性を取り上げ、「他の宗教行事に特有な『希少性・固有性・継承性』のある単語、『どんど焼き、左義長』などの意味不明語や群馬県片品村の猿追い祭りで地面に赤飯を投げ合う『えっちょう・もっちょう』の掛け声、多くの祭りの『わっしょい』『えっさ』『どっこいしょ』『そーりゃ』『ナニャドラヤ』などの掛け声のルーツについても検討してみるべきと考えます」と書きましたが、「ワッショイ ワッショイ」はネパールにありました。単なる「空耳」とは思えません。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、呉音漢語・漢音漢語の前からあった倭音倭語のうち「希少性・固有性・継承性」のある意味不明語について、そのルーツがどこにあるのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
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「縄文ノート76 オリンピックより『命(DNA)の祭典』をアフリカで!」の紹介

2021-05-27 17:08:55 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート76 オリンピックより『命(DNA)の祭典』をアフリカで!」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 今、コロナ対策とオリンピックのどちらを優先するか、という議論が各国でなされていますが、そもそもオリンピックが「平和な世界の実現」にどれだけ貢献できるのか、「平和な世界の実現」のために必要な祭典は何なのか、考えてみました。
 「西欧中心史観」はわが国でも根強いのですが、軍国主義・奴隷制度のギリシアの歴史を正視し、オリンピック賛美から目を覚ますべき時と思います。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としては、エーゲ海・アドリア海・地中海と日本海・東シナ海というほぼ同じ大きさの海域で、それぞれエジプトと中国という大国の影響を受けながら交易を行ってきた海人族のギリシア人の建国と文化・文明と、スサノオ・大国主一族の建国と文化・文明とはどのような共通点と大きな相違点があるか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘






□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
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「縄文ノート68 旧石器人・中石器人は黒人」の紹介

2021-04-10 18:24:45 | 日本民族起源論
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 アメリカの「ホワイト・パワー」「ホワイトプライド」を掲げる白人至上主義者たちは、自らを角のついた兜をかぶるバイキングやキルトを履いたスコットランド人とみなしたがるようです。
 アメリカが先頭に立って進めたグローバル経済化により不利益を被り、自尊心を損なわれた白人たちが少なくないことは解りますが、白人であるということしか優位性を感じることができない彼らに対してどうすればいいか、考えさせられます。
 「縄文ノート65(Ⅴ-9) 旧石器人のルーツ」では国立科学博物館等による日本の旧石器人の白保人と港川人の復元を紹介しましたが、遺伝子分析により皮膚の色が黄色であると解明できない限り、「チェダーマン」のような黒人として再現すべきでしょう。
 今後もアメリカで黒人・アジア人迫害が心配される以上、黒人や南北アメリカ原住民への連帯を示し、「人類は元はみな黒人」をアピールすべきと考えます。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
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「縄文ノート66 竹筏と『ノアの方舟』」の紹介

2021-04-06 15:18:28 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート66 竹筏と『ノアの箱筏』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 昔、ある冤罪事件の再現実験で人間の視覚・聴覚の不思議さにびっくりしたことがあります。人の視覚は瞬時に望遠レンズ、広角レンズに切り替えて情報を絞り、広げて対象を見ることができ、聴覚も同じなのです。
 これまでイネ科の「米」などの起源を書き、同じくイネ科の竹の「筏{竹+伐(人+戈)}」について書きながら、両者の起源を結び付け、「引き撮影」(ズームアウト)していなかったことに気づき、さらに「ノアの方舟」は「ノアの箱筏」とすべきと思い至り、この原稿を書きました。
 イネ科のタケや竹筏など知らず、植民地化を進めて近代奴隷制度を作り上げたアフリカ蔑視の「西欧中心史観」の歴史家たちの視点を私たちはクリアしないと、人類誕生からの旧石器文化や人類拡散の「ウォークマン史観」を克服することはできません。
 同時に日本に根強い「拝外漢才史観」もまた、注意する必要があります。日本文明は地中海とちょうど同じ大きさの東シナ海と日本海に面した「日本列島」という特殊な環境条件にあり、「海・森・木の文明」とともに「竹の文明」を検討する必要があると考えます。タケノコを愛でるみなさんはどうでしょうか?
 「ノアの方舟(箱舟)」伝説の分析の冒頭で書きましたが、日本の古事記神話の分析において、私は太安万侶を明白な神話的虚偽表現にして真実を後世に密かに伝えた日本最初の歴史家・「史聖」であると書きましたが、本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」でも史聖・太安万侶に敬意を払い、古事記を読み直してみていただきたいと考えます。雛元昌弘







□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート65 旧石器人のルーツ」の紹介

2021-04-03 20:19:44 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート65 旧石器人のルーツ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「スサノオ・大国主建国論」から縄文社会研究会に参加し、さらに日本列島人起源論にまで遡ってきました。
 その方法論は、①縄文遺跡で発見されるヒョウタンやウリ、イネなどの起源、②魚介イモ雑穀食や粘々(ねばねば)食の起源、②「主語-目的語-動詞」言語族の起源、③呉音漢語・漢音漢語より前の倭音倭語の起源、④霊(ひ)信仰の神山天神(神名火山)信仰の起源、⑤黒曜石利用の起源、⑥DNAの起源、という6つの起源を段階的・総合的に追究する作業でした。
 1946年生まれの私は、北京原人(シナントロプス・ペキネンシス)とジャワ原人(ピテカントロプス・エレクトス)を習い、日本の明石原人など旧石器人のルーツは中国大陸か東南アジアという多地域進化説でずっと理解していましたが、DNA分析などによりアフリカ単一起源説が定説となりもはやこの説を否定する人はいないと思いますが、上記の①~⑥を総合的にアフリカ単一起源説から検討する動きはまだ出てきていません。
 私は縄文人のルーツがドラヴィダ系海人・山人族であり、アフリカ高地湖水地方をルーツとしていることは確信しましたが、日本列島に3万年前頃より前にやってきた原人(?)や旧石器人のルーツがどこなのかについては、ずっと迷ってきており、今回、整理しました。
 結論としては、 私は日本列島の旧石器人は黒曜石鏃革命を起こし、縄文人と文化・技術の面で連続し、和合したと考える「内発的発展論」に到達しました。旧石器人と縄文人、縄文人と弥生人などの「断絶史観」、「外発的発展史観」「征服史観」「拝外漢才洋才史観」「海と舟と魚が嫌いなウォークマン史観」の歴史家が多いようですが、みなさんはどうでしょうか?
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族のルーツが朝鮮半島なのか、それとも中国・台湾なのか、それとも東南アジアのドラヴィダ系海人・山人族なのか、旧石器人に遡るのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘







□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート64 人類拡散図の検討」の紹介

2021-03-30 11:38:06 | 日本民族起源論
 はてなブログに「縄文ノート64 人類拡散図の検討」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 ネットで検索すると人類の拡散について、様々な説の多くの図がみられ、どれを信用していいのか迷いましたが、同じような方は多いと思います。相互に矛盾する図が多いということは、誤った図も多いということになります。
 アフリカのどこでホモサピエンスは誕生したのか、どこから出アフリカを果たしたのか、どのようなルートで世界に拡散したのか、途中に大きな分岐点があったのかアフリカですでに分岐していたのかなど、整理しないわけにはいきません。
 アフリカ・アジア各国に行ったこともなく、専門分野でも専門書を読んでもいない私がこのような作業を行うのはおこがましいのですが、ネットで公開されている情報からまずは自分の頭で考え、整理を行いたいと考えます。
 なお私が「日本民族起源論」「日本人起源論」と言わず、「日本列島人起源論」と書いているのは、①「日本国」や「日本民族意識」が形成される以前の旧石器・縄文時代をテーマとし、②そもそもこの国は南方・大陸・朝鮮半島・シベリアからの多様なDNAの人たちにより形成されており国名・民族名から判断すべきではなく、③世界文明の中で「日本列島」という多島海文明の特徴を重視するからです。
 いずれ、意欲的な若者たちがアフリカの誕生地を突き止め、そこからの全移住ルートを総合的な調査と再現実験によって解明することを期待して、基礎的な整理を行っておきたいと考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、対馬・壱岐から別れたスサノオ・大国主一族の海人族ルーツが朝鮮半島なのか、それとも中国・台湾・琉球なのか、それとも東南アジアのドラヴィダ系海人・山人族なのか、是非、考えてみていただければと思います。雛元昌弘





□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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