ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

4 スサノオはいなかった

2008-11-18 12:02:14 | Weblog
●ひな 080910 0830
はじめまして。高木さんから紹介されて参加した朝比奈曖です。みんなからは、「ひな」と呼ばれています。学生も、けっこう、朝メール自由人なんですよ。
生意気な新参者がいきなり盛り上がりに水をさすようで申し訳ありませんが、そもそも、スサノオは実在したのでしょうか?
戦前、津田左右吉氏は『古事記』・『日本書紀』の神話時代は後世の創作であると批判し、早稲田大学を辞職させられ、有罪判決を受けていますが、今や、定説なのではないでしょうか?
また、アマテラスは、卑弥呼(ヤマトトトヒモモソヒメ)をモデルにして創作された架空の人物、という説も有力なように思います。
そうすると、スサノオもまた、8世紀に創作された神の可能性が高くなります。夫婦神とせずに、「誓(うけ)い」で子をもうけるなどというという荒唐無稽な記紀の記載は、スサノオの架空性を示しているのではないでしょうか?
スサノオはいなかった、という仮説の検討も必要と思います。

●カントク 080910 0900
いいところをついてくるねえ、ひなちゃん。ボクちゃんが言っていたとおり、明晰かつ論理的だね。
初めまして。カントクこと、「毎日がお祝い」の岩井さんです。すぐに相手の土俵に乗ってしまうおっちょこちょいのどこかの「メール内弁慶」とは大違いだねえ。

付け加えると、アマテラスとスサノオの両方、あるいは片方が実在しなかった、という論点とともに、「なぜ、夫婦神とせずに、兄弟神としたか」、という論点がでてくるよね。ボクの「兄弟神の近親相姦論」を含めてね。

このあたりで、ひめの意見を聞きたいなあ。ひめのお目覚めを待つとしましょうか?

●ガクセイ(長老) 080910 1020
どうも、昼間からメールのやりとりができるという、自由人がやけに多いグループだなあ。
しかし、カントクによれば、自由な発想で仮説を出し合う段階では、堅物の学者などは、端から相手にされていないようですね。
朝からの講義を終えて、皆さんのメールを「学生街の喫茶店」で見ています。ここは、昔のままで時間が止まっていますので、私も別世界にワープして、学生・大野に戻って参加したいと思います。「長老」はしばらく封印して、「ガクセイ」にして下さい。
スサノオとアマテラスがいたか、いなかったか、なぜ兄弟神にしたのか、という論点とは別に、いたとしてもいなかったとしても、スサノオとアマテラスの物語は同時代の人物かどうか、という論点を提案したいなあ。


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