ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート153 倭語論(縄文語論)の整理と課題」の紹介

2022-09-28 15:36:21 | 倭語論

 はてなブログに「縄文ノー153 倭語論(縄文語論)の整理と課題」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 これまで、倭語論(縄文語論)については、糖質・DHA食と女・子どものおしゃべり人類進化論、母系語から父系語への転換論(良字悪字論)、「主語-目的語-動詞」言語伝播論、農耕・宗教語のドラヴィダ語起源論、性器語・宗教語の東南アジアルーツ論、倭音倭語・呉音漢語・漢音漢語3層構造論、琉球弁の北進・東進論、母音・子音の音韻転換論、漢字分解解釈論、掛詞論(同音異義字使用論)などの小論を書いてきました。

 ここで整理して紹介するとともに、記紀や風土記の分析に欠かせない点として、「倭音倭語分析」「母音の音韻転換分析」「子音の音韻転換分析」「山人(やまと)族天皇家の掛詞(ダブルミーニング)分析」「縄文語=倭語ルーツ分析」の必要性をまとめました。

 わが国は「多DNA民族」ですが、島国であり、アフリカ西海岸熱帯地域に残ったY染色体E型と分岐したY染色体D型が多く、このD型は他にはチベット・ビルマ・雲南の山岳地域やミャンマー沖のアンダマン諸島、バイカル湖近くのブリヤート人、樺太と対岸の沿海州にしか多くないことから、「主語-目的語-動詞」言語の分布と重ね合わせると、旧石器時代・土器時代(新石器時代・縄文時代)の日本列島人の移動をたどることができます。

 アフリカの糖質・DHA食による人類誕生地やアフリカの神山天神信仰や母系制社会の地母神信仰、海人族の母族社会文化、アフリカの黒曜石利用文化、山人族の焼畑農耕文化などの拡散ルートをたどることができ、人類史全体の解明に大きな役割を果たせるという利点をもっています。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文社会文化やスサノオ・大国主建国の八百万神信仰などは、世界史解明の鍵となる文明として世界遺産登録の価値があるのかどうか、狭い専門分野と地域主義を越え、研究を進めていただくことを期待したい思います。雛元昌弘

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート152 朝鮮ルート、黒潮ルートか、シベリアルート、長江ルートか?」の紹介

2022-09-18 20:56:03 | 日本民族起源論

 はてなブログに「縄文ノー152 朝鮮ルート、黒潮ルートか、シベリアルート、長江ルートか?」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 日本列島へやってきた旧石器人・縄文人のルートとしては、陸続きであった頃にナウマンゾウなどの大型動物を追ってやってきた朝鮮半島ルート説やヤシの実の漂着からの黒潮ルート説を子どもの頃には習いましたが、Gm遺伝子や細石刃文化からのシベリアルート説や照葉樹林文化や稲作からの長江ルート説なども出てきており、複数ルート説なども出てきています。

私は西アフリカ原産のヒョウタンが若狭の鳥浜遺跡や青森の三内丸山遺跡から発見されていることと日本人に多いY染色体D型のDNAからみて、縄文人はアフリカ西海岸の熱帯雨林で7万年前頃に誕生したC型人から4万年前頃にⅮ型人とE型人(西アフリカのコンゴイド)が別れ、Ⅾ型人はドラヴィダ族の住む南インドから東インド・ミャンマー高地に移動し、海の道と草原の道の2ルートに別れ、東南アジアを経由した黒潮ルートと中央アジアを経由のシベリアルートを通り日本列島で出会ったと考え、それより以前の石垣島や沖縄本島で発見されたY染色体O型の旧石器人は東南アジアから黒潮ルートで日本列島にやってきたと書いてきました。

しかしながら、縄文ノート「148 『地・姓・委・奴・卑』字からの中国母系社会論」「149 『委奴国』をどう読むか?」において、「イ(委・倭)族ルーツ説」(イ(委・倭)族と倭(い)族同族説)」「匈奴(ヒュン・ナ)ルーツ説(匈奴(ヒュン・ナ)と委奴(ふぃな=ひな)族同族説)を思いつき、悩んできましたが、再検討の結果、元の「海の道」「草原の道」ルート合流説(黒潮・シベリアルート合流説)が最少矛盾仮説として揺らぐことはありませんでした。 

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文時代から続くスサノオ・大国主一族の海人(天)族としての地母神・女神信仰や山人(やまと)族としての神山天神信仰(神名火山信仰や神籬信仰)のルーツを、世界史の中の日本列島人形成史として位置付ける必要があると考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

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「縄文ノート151 『氏族社会』から『母族社会』へ」の紹介

2022-09-15 12:20:19 | 日本文明

 はてなブログに「縄文ノー151 『氏族社会』から『母族社会』へ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 1週間前、別々の友人と話す機会に、これまで書いてきた縄文ノートから、「食べ物からの人類史・日本史」と「女・子どもからの人類進化論」をリストアップしたのですが、これまで「氏族社会」と書いてきたものを「母族社会」に書き換えるべきと考えるようになりました。

 縄文ノート「148 『地・姓・委・奴・卑』字からの母系社会論」「149 『委奴国』をどう読むか?」などで、中国の甲骨文字時代の「地=土+女性器」であることに気付き、縄文文明・メソポタミア・エジプト・インダス・ギリシア文明だけでなく、地母神信仰の母系制社会が普遍的に世界に存在することが確認できたからです。

 そこで、これまで文明論を「氏族社会→部族社会→古代国家(部族連合国家と軍事専制国家)」と整理してきましたが、「氏族社会」を「母族社会」と言い換える必要がでてきました。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文時代から続く海人(天)族の地母神・女神信仰のルーツを全人類史の中に位置付ける必要があると考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

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「縄文ノート150 人類・イネ科と恐竜の起源はアフリカ(パンゲア大陸)」の紹介

2022-09-09 10:31:03 | 日本民族起源論

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 9月2日付の「ナショナルジオグラフィック日本版」の、「アフリカ最古、2億3000万年前の恐竜化石が見つかるー竜脚類の祖先、恐竜が発祥地から広がった過程の解明に役立つ発見」という記事は実に衝撃的でした。

 というのは、私は縄文人の起源がアフリカ西部の熱帯雨林であるだけでなく、コメや粟、麦、トウモロコシ、サトウキビなどの全イネ科植物のルーツもまたパンゲア大陸南半分のゴンドワナ大陸の現在のアフリカ大陸と南アメリカ大陸が接していたあたりではないか、と考えてきたからです。

 さらに恐竜の起源もこの熱帯雨林地域の可能性がでてきており、「イネ科植物と恐竜、人類のふるさと・アフリカ熱帯雨林」としていいのではないでしょうか?

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、神山天神の神名火山(神那霊山)信仰や龍蛇(トカゲ龍)神信仰、霊(ひ)信仰の八百万神宗教、地母神・女神信仰のルーツを是非とも全人類史の中に位置付け、世界遺産登録を検討していただければと考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

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「縄文ノート149 『委奴国』をどう読むか?」の紹介

2022-09-05 13:26:42 | スサノオ・大国主建国論

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 記録上確かなこの国の建国は、「建武中元二年(注:紀元57年)倭奴國奉貢朝賀」(3~5世紀の後漢書)と記録され、博多湾入口の志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印に記された百余国の連合国家の「委奴国・倭奴国」に遡ります。そして、記紀は「葦原中国」「豊葦原水穂国」の建国者はスサノオ・大国主一族であるとはっきりと記しています。

 私はこの中日の記録から「其国本亦以男子為王 住七八十年」の男王がスサノオ・大国主7代であり、卑弥呼(霊御子)の「鬼道」(祖先霊信仰)はこのスサノオ・大国主の霊(ひ)を祀る宗教であることを解明してきました。ただ「委奴国・倭奴国」をどう読むかについては、最初は「ひなの国」と読み、次に「いなの国」「いぬ(いの)の国」と読むなど迷ってきており、ここに整理しました。

 なお、紀元57年に後漢光武帝にスサノオが朝貢した時の国名は「委奴国・倭奴国」ですが、107年の遣使では「倭国王帥升」(筆者説:スサノオ5代目の淤美豆奴(おみづぬ))と書かれており、帥升(すいしょう)は「委奴国・倭奴国」から「奴」を外し「倭国」への国名変更を行ったと考えています。

 百余国の「委奴国」が乱により30国が分離・独立し、30国は「相攻伐」した後に鬼道(30国王の共通の祖先霊信仰)を行う卑弥呼を共立して「邪馬壹国」としてまとまったのであり、この国の建国は「委奴国」から始まっており、「邪馬壹国論争」などやっている場合ではなく、「委奴国論争」こそ議論すべきなのです。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」にこそふさわしいテーマですが、倭人のルーツや霊(ひ)信仰に関わるテーマとして「はてなブログ:ヒナフキンの縄文ノート」でまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/