ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート128 チベットの『ピャー』信仰」の紹介

2022-03-23 17:55:39 | 霊(ひ)信仰
 はてなブログに「縄文ノート128 チベットの『ピャー』信仰」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 何度か紹介しましたが、私は墓に「日向」と書いて「ひな」と読んでいた先祖から「ひな」の研究に入り、「ひ」が「日」ではなく「霊」であり、「ひな=日向=霊那」であるという思いがけない結論にたどり着き、「霊(ひ)=祖先霊」信仰こそが日本人の根本宗教であるとの結論に達しました。そしてスサノオ・大国主建国論に進み、『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』をまとめました。
 さらに「筑紫日向橘小門阿波岐原」にあったと記紀に書かれたアマテル(天照)大御神の「高天原」が旧甘木市の蜷城(ひなしろ=日向城)の背後の高台であり、邪馬壹国の卑弥呼の宮殿があった場所であると結論に達し、『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)をまとめています。
 神々を産んだ始祖神の「むすひ=産日(古事記)=産霊(日本書紀)」夫婦、「人・彦・姫・聖・卑弥呼・日嗣‣棺・神籬(ひもろぎ)・神名火山(かんなびやま)」は「霊人・霊子・霊女・霊知・霊巫女・霊継・霊洩木・神那霊山」、出雲では妊娠を「霊がとどまらしゃった」ということ、「ぴー=ひ(沖縄)=ひな(天草)」が女性器名であること、霊(ひ)信仰のルーツが南インドのドラヴィダ語(タミル語)の「pee(自然力・神々しさ)」や雲南省ロロ族の「ピー・モ」(巫師)、タイ農耕民の「ピー(先祖、守護神)」信仰にあることなど明らかにしてきました。
 今回、さらに日本人に多いY染色体D型が見られるチベット族が「ピャー族=神族」をルーツとしているということを『民族の世界史4 中央ユーラシアの世界』(大林太良著)で見つけましたので、紹介しておきたいと思います。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、霊(ひ)信仰は縄文時代からスサノオ・大国主建国、さらにはその後の神道・仏教を貫く日本文明の精神的な「心柱=大黒柱」ともいえるものであり、検討の参考にしていただければと思います。 雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/