ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

休筆のおわび

2012-03-30 12:36:09 | 歴史小説
 3・11は多くの人々の運命を変えました。まちづくりを仕事としてきた私は、現地へすぐにでも支援に行きたいと思いましたが、足手まといになることを恐れ、各地で地域防災計画づくりなどに携わってきた経験から、次の巨大地震に備えるための提案をブログで行ってきました。
 また、福島第1原発事故は、私自身の人生を揺るがす大事件でした。
個人的なことで恐縮ですが、ひとり暮らしの母の実家の片づけを行うなかで、父が整理していた父母の年表や家系図、父母や祖父母、曾祖父母の写真などを見つけ、父母それぞれの生涯を示す写真集をつくり、親戚関係にも配りました。その時、びっくりしたことに、叔父・叔母や私の妹夫婦は父が広島に救援にでかけ、2次被曝したことを知らされていなかったのです。
 剛健そのものであった父は、この被曝により、長い間、雨の日などには、「体がだるい」「えろうておえん」といい、仕事を休んでいました。これは、雨が降ると、体がえらくて授業ができないと、授業をやめて広島での被爆体験をトツトツと語ってくれていた高校教師の症状と同じでした。典型的な「ブラブラ病」です。
 私は終戦の年に生まれたので放射能の影響は受けなかったのですが、父母はその後に生まれた妹に影響がでないか、ずっと、心配していました。そして、被曝の事実を周辺には隠し続けていたのです。
 幸い、父は健康には人一倍気を使い、何万人に一人という難病にはかかりましたが、長生きしました。その父の苦しみや苦悩が福島第1原発事故で蘇ってきたのです。同じことが、福島や関東の子どもたち(3人の孫も含まれます)におきる、と心配になりました。
 これは大変だと、3月12日よりブログを書き始め、13~15日には2人の孫を連れて田舎に避難しました。5月から集会・デモに出かけるようになりましたが、たまたま、国際縄文学協会で先輩の上田篤元阪大教授の講演会があり、その時に『原発』国民投票の事務局長の今井一氏の講演もありました。
 そこで、この会の賛同人になり、カンパだけでもと思っていましたが、12月に東京で『原発』都民投票の取組みが始まってからは都内に出かけるついでに少しだけ手伝い、2月から埼玉県内の講演会などの集会に参加し、今は、6月6日までの埼玉県内8万人署名(有権者の1%)のために、最低、週3日は街頭に立って署名活動を行っています。

 このようなわけで、読者の方には申し訳ありませんが、古代史の方は、しばらく、休止させていただきます。今、私の頭の中にあることを書いておかなければ、と気が気ではないのですが、子どもや若者たちの未来の健康や生命のことを優先したいと思います。
 もし、「『原発』国民投票」にご関心がおありでしたら、是非、ホームページをご覧になり、ご署名をいただくとともに、賛同人になっていただければ幸いです。
今後とも、よろしくお願いします。            日南虎男(日向 勤)

※文章や図、筆者撮影の写真の転載はご自由に(出典記載希望)。
※日向勤著『スサノオ・大国主の日国―霊の国の古代史』(梓書院)参照
※参考ホームページ:霊(ひ)の国古代史研究室(http://www.geocities.jp/hinatsutomu)
※参考ブログ:邪馬台国探偵団(http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/)
       霊の国:スサノオ・大国主命の研究(http://blogs.yahoo.co.jp/hinafkinn/)
       霊(ひ)の国の古事記論(http://hinakoku.blog100.fc2.com/)
       帆人の古代史メモ(http://blog.livedoor.jp/hohito/)
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