ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

2 おもしろ怪しい7人

2008-11-02 14:47:29 | Weblog
ここで、出雲市の鮨屋で盛り上がったメンバーを紹介しておこう。

まず、端役のボク。主役にも名脇役にもなれないのは、小学校の学芸会からずっと。
奈良県葛城市生まれ。高木功。28歳。
国の財団の職員(学芸員)で、ちょうど仕事が面白くなってきてバリバリこなしている。
ボクと言ってしまう癖をカントクに付け込まれ、高木=こうぼく=公僕=ボクのあだなにされてしまった。おっとりした性格のため、いつも、カントクの餌食にされている。
AかBか、の争いなると、歴史学、それも考古学をまともに専攻してきたため、どうしても通説の受け売りになってしまう。
今回のプロジェクトでは、発注者であるにもかかわらず、「トンデモ素人衆」にさんざん振り回されてしまった。

ヒメ
姫路生まれ。やはり、主人公でしょう。
高階樹(いつき)。推理小説家。年齢は30代前半だが、20代に見えたり、40代に思えたりする。歴史ミステリーとトラベルミステリーが得意分野。
デビュー作の「法隆寺炎上」でミステリーファン大賞、「卑弥呼殺人事件―14人目の探偵」でユーモアミステリー大賞を受賞。
テレビのコメンテータとしても知られている。アヤヤ似の美人だが、おっとりしている人が多い播州人とは程遠い。カントクの一番のお気に入り。
AかBの争いになると、Cと言ってしまうタイプで、どこに話が飛んでいくかわからない。ボクの一番苦手なタイプ。

カントク
岩井定男 博多生まれ。61歳。
映画監督で、歴史ものの映画やテレビドラマ、テレビ番組を撮っている。歴史の異説・珍説にやたら詳しい。「祝い人」と称して、飲み会が大好き。
AかBか、という争いになると、面白そうな方についているようでもあり、単に、女性意見に同調しているに過ぎないフシも見られる。

長老
東京・府中生まれ。大野靖。45歳。八雲大学教授。
落ち着いた物腰と、丸メガネ、長髪のスタイルで、歳より10歳は老けてみえる。飲み会で誰か(カントクと思う)が「長老」と言いだし、そのまま続いている。
指導教官と対立し、京西大学の学閥からは閉め出され、もっぱら執筆で活躍している。
唯一まともな理性派で、ボクには感覚的に一番近く、信頼している。しかし、学会の異端児であり、通説派のボクを裏切ることがある。
AかBか、というと、論理的に決着を付けないと気がすまないタイプ。

マルちゃん 津嶋千帆。大宮生まれのまちづくりコンサルタント。46歳
グラマラスで丸顔。それでてっきり「マルちゃん」と思っていたら、大外れ。
AかBかの争いを足して2で割るのが得意なので、カントクが「丸め屋のマルちゃん」と言い出したらしい。カントクとは一番の古い付き合い。カントクは「2ワリ打者」と言って冷やかすこともあり、評価している。足して2で割ると、確率2割くらいのヒットがあるらしい。

ホビット 海部穂人。トレジャーハンター。35歳。
ロード・オブ・ザ・リングの小人のホビットとは違い、力持ちの優しい大男。「穂人」の名前から、「ホビット」で通っている。
世界を放浪していて、フリークライマーとしても有名であるが、何故か、怪しいコロンビア奥地のエルドラド(黄金郷)の調査に参加。新しい遺跡発見で大活躍して、日本に帰ってからは、奥州藤原氏の黄金遺跡を発見するなど、日本初の本格的なトレジャーハンターの道を歩んでいる。

ひな 朝比奈優。西北大学の大学院生。23歳。
時々、財団の調査や原稿書きのアルバイトを頼んでいる。皆さんがあまりにも逸脱するので、正統派を増やしたかったのと、対抗上、若いメンバーを増やしたくて推薦した。仕事から離れたところで、ボクの大活躍を見せたい、二人で調査に行きたい、という気持ちが無い、といえば嘘になる。

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