ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

居場所

2012-12-23 09:42:36 | Weblog

重い。そんな感じがする朝。私の心が?ノン!私を取り巻く色々な空気が。

昔、山本書店の店主が書いた「空気」って本の中に空気の種類が書かれてたわね。
酸素と窒素のそれから色々。ふっとそれを思い出したわ。
その人?って言われたイザヤ・ベンダサン「日本人とユダヤ人」。いっとき話題になった本。

夕べ、「ユング自伝」①を読了。私が体験した様々な不思議、内的経験、見てた?ありえないのだけど、思わずつぶやくその内的、無意識世界の話は、眠らせてくれない強烈な自己体験・解析・迷い・分析そして確信へ繋がるユングがユングである由縁へ。

フロイトが個人に固執したそこから大きく羽ばたいた人類共通の、男女の性の違いと同一性、それは神話の世界へ遡り下る。異端視された、名より実を取る過程の苦痛と、現実生活(家庭)を営む事が出来ている幸福感後ろ盾、形而上学だけの精神分析ではない説得力。

13才の少女(私)がフロイトに救いを求めて、そして、「イヤラシイ!」って、突き放した心理学双璧の片っ方。そして、人生後半に出会ったもう片方。
人の心ほど面白いものはないわ。でも、気付くか否か定かではないけれど、苦しみ抜く時、自分を見捨てなければ、必ず一条の光が差し込むことを信じていいって断言できる私。

今、見知らぬ人ととめどなく繋がりたい心理は・・・大きな問題が潜んでるわね。
現実生活の対人関係に不安、不満を抱く、いびつな心。でもね、本当の友人なんて、2~3人よ。
家族関係を、自分の居場所をそこに確保、いえ、世界の中にいる自分をもう一度見つめなおす必要があるのよ。数なんかじゃないし、誰でもいいってものじゃないでしょ?先ずは、自分と親友になることよ。
忘れられて、涙している自分に向き合って、
「ごめんなさい。寂しかったわね」って慰めましょう。