ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

再・体験ゼミナール

2010-08-28 10:20:31 | Weblog

淡いベージュ色のコットンパンツに藤色のブレザー。いつものように、なかなか
オシャレな衛藤氏の登場です。
「関西では普通でも、東京に来ると浮きますね(笑い)」
前日まで4日連続NHK「深夜便」の「ないとエッセイ」に出演なさっていらした
ことには触れられません。ただ、その4話を講演の中に織り込まれました。
約1年ネイティブアメリカンと過ごした時の話。
日本人の人を褒めない、感謝の言葉が出てこない日常。

体験ゼミナールの再受講に、久し振りに東京校(東銀座)へ出向きました。
壇上を所狭しと動き回り、ボードに書かれ、声色を使っていくつかのエピソード、
体験談を話され、心理カウンセラーの仕事の説明をなさる衛藤氏。

今回も笑わされ、泣かされ、考えさせられ、色々感じさせられる彼の話でした。

そして、全員に配られた性格診断用紙。
初めてやってみた時と今回では、大きく変わっている部分がありました。

性格は変わらない?変わります。よく言う「環境が人を作る」それです。

「だって」「でも」、必ずといっていいほど、人の話を否定する人がいます。
そういう人は、過去の何かに縛られている事に気付いていません。
そう、自分に自信がないから必死に否定するのです。様々な考え方感じ方が
あることを認めたくないのです。

心理学を学びたいという15才の頃の思いが叶って、日々自分をカウンセリング。
支配欲、自他共に要求していた完璧欲。幼い頃や思春期の頃の環境から生まれた
劣等感、それから生まれた悪しき感情。これらが意識に上ってきた時=認める。
正直ウッソ-でした。そんな~!?
けれども、それがあたくしの中枢にいた事を認めることによって(辛くても)、
初めてあたくしは解放され出してきたことを感じてきたのです。

そろそろどなたかのお役に立つ準備を、行動を起こそうかと考えています。
あまりに多い不幸な親子関係から起きる事件(自殺も)。

自分の方向性が見えなかったのでしょう。息子の1人が
「なんで生きるの?」
って、聞いてきました。これは以前も書きましたが、重複ご容赦。
「あなたと会った人が、あなたに会えて良かったって思うことじゃない?」
って言いました。
「具体的なことは言えないわね。でも、ああ会えて良かったって、誰かが
思う存在になることが生きる事だと思うわ」

息子達が小さい頃から、考えることを要求してきたあたくしです。
自分で考えることがいかに大事な事か!ロボットを作ってはいけない
のです。
人とかかわることが下手になっている若者は、親の命令で、指示で
動いてきたからです。生身の人間より機械(電子機器)を相手に生きて来て、
物質は豊富でも、頭脳は優秀でも、心が育たずに大人になってしまった結果
が、今日の、無愛想な、剣呑な若者を作ってきたのです。
幼い頃の、思春期の頃の親の関りは、一生を左右するのです良くも悪くも。
1日4時間以上電子機器(ゲーム)に埋没したら、脳は異常をきたす結果が
出ています。

複雑な仕組みの社会の中で、人は酸欠状態のようです。
アップアップしているようです。
シンプルに「いらない」、「充分です」、って生き方をしませんか?
そうすると、すこし風通しが良くなると思いますよ。
「いる?」
「いらない!」
って。