ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

猿でも、いえ、中学生でも

2010-08-25 07:03:35 | Weblog
23日~26日、NHKラジオ(第1)23:20「深夜便」の中で、大体40分頃
から始まる「ないとエッセイ」に、あたくし達の心理学講師であり、日本メンタル
へルス協会の代表者・衛藤信之氏が易しく人の心理について話されます。
たまたま覗いた協会のホームページに出演が明記されていて、これからも再受講を
考えているあたくしには願ってもない事でしたし、初めて耳になさる方々にとって
も、巷に溢れる「○○セミナー」、しかもあたくしには到底払えない(たくない)
高額の参加費を払い、専門用語が飛び出し、聴講者が何やら偉くなったような気分
にさせるそれらとは違います。又、心理学を一つの学問として、ウェイトを置くそ
れともかなり違う内容だと感じて、受講してきました。

このストレス社会の中で迷う、悩む多くの人々の心に伝わる、受講者一人一人が
カウンセラーになれるように、心に染み込む講義を旨として、分かりやすく進め
られる内容です。漢方薬のように、じっくりしかし確かな効果を得られるように、
様々な心理学を確立したフロイトやユング他の方法をあたくし達は学びますが、
1年弱のネイティブアメリカンと起居を共にした経験等も含めた、形而上だけでは
ない学びから独自の方法理論確立、それらをあたくし達受講生に提示されます。

一般人に対して、専門用語を乱発する人は、他者への思いやりと気遣いに欠けて
いる人に他なりません(と、あたくしは考えます)。単なる自己顕示欲の発散を
しているに過ぎないのです。

昔々、全共闘の若者達が吠えたあれと寸分の違いがないって思うのです。自慰行為
のそれ、空虚な言葉の羅列でした。
当時(だったと記憶しています)、どなたかがおっしゃいました。
「猿にもわかる言葉で話せ」もちろん比喩です。その後、もっと分かりやすく、
「中学生でもわかる内容、言葉で話しなさい」しかり! 

それぞれが、個として存在している人々です。違うから尊い存在なのです。
比較するものでも何でもない、けれども無意識に比較するナンセンスなそこに付け
入る「○○セミナー」講演者。
又、ある種の文言を唱えなさい、いい続けなさい。親鸞が示した「他力本願」
「なみあみだぶつ」を唱えれば、どんな人でも救われる。
確かに言葉(意識)がその人物を救うのは事実ですが、現代人がそれを鵜呑みに
するでしょうか?
宗教は最早力を失っている事に、多くの人々は気付き始めています。
けれども、複雑なこの現代に生きる苦しさに喘いでいる人々は助けを求めているの
も事実です。

素晴らしい人に出会えた事に、心から感謝しています。
15才の願いが叶った事に感動すら覚えるのです。
その人が、公共放送で、易しく誰でもわかる文言と表現で語りかける4夜です。
どうぞ、聴いて下さい。きっと何かを得られるはずです。そして、またどなたかに
教えてあげて下さい。

今日も素晴らしい1日が始まります。言い切るのです。誰でもないあたくし達
一人一人が作るそれぞれの日々なのですから。ね?