ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

師走に入って

2009-12-01 06:24:55 | Weblog
今月は、
高先生の中国語教室(3回)、SONGちゃん(大和中国語教室・先生)が所属
する合唱団の定期演奏会。
高先生所属「保土ヶ谷国際交流の会」の「2009TSUDOI」。
フリー英会話(4回)、忘年会。結構出かける月になりそう。そして、
我等がポリ-チャンが29日来日。ロンドンで知り合った日本人(ロンドン
在住)の帰省は彼女と同じ便で、大晦日はその方の日本のお宅へ招待されて。
以前日本で知り合ったお友達と温泉旅行も。そりゃあ行かなきゃ温泉は、です。
嬉しいお誘いね。
たった10日間の日本滞在ですから、濃い時間を過ごして欲しいわ。
お出掛け以外は我が家。
久し振りに、「百人一首」遊びでもしましょうか。
娘時代や、ウチの子どもたちが小中学校の頃、お正月にはあののびやかな詠み方の
短歌に、上の句に身構えて誰よりも早く取る、下の句が書かれたカルタ。
それぞれが得意なうたがあったものです。上の句に描かれた貴族や僧侶の顔が、
少し怖かったり。父のいない(戦死)経済的に苦しい我が家でしたが、母の
生き方、子育ての中心に、育ちが人となりに関わることの重大さがしっかりと
あったのでしょう。お正月には必ず遊んだものです。
今でこそ聞かれませんが、かつての日本人は「氏より育ち」って言ったものです。
母は「食事の作法が品格を作る」とも言ってました。

日本語から英語へ。ポリ-チャンは翻訳家の道を進む、そのお勉強をしているの
ですから、藤原定家が選出した短歌「百人一首」のカルタ遊びは雅です。その
みやびを、1回でも経験してもらうのは、悪くはないって思うのです。
便利・簡単を追求して、軽く中身の薄い日本人が跋扈(ばっこ)している今の日本。
    
   これやこの~~~、行くも帰るも別れては~~~~~、

       知るも知らぬも~~、おおさかの関~~~~~~~~ 蝉丸

あたくしが初めに覚えた歌です。その絵が少し気持ち悪かったから。そして、
似たような始まり方が多い句の中で、「これ」で始まるのは覚えやすかったのかも
知れません。ええ、何を詠っているのか、中身等知りませんでした。でも、今思っ
ても、母はいいしつけをしてくれました。教育と教養は違うと言っていた母でした。
しかり!同感です。お行儀にもうるさかった。一歩も引かない姿勢は、どれほど
子どもたちの背骨作りに貢献するか、母の子どもであった事を誇りに思えるって、
とても幸せです。

畳一面に下の句が広げられます。上の句が詠み上げられだしたら、全員の目は
下の句のカルタの上を泳ぎます。そして、その句に目が止まるか否か、指先で
はじきます。子どもの頃は、ベタッとそのカルタを手で覆います。「あたしのよ!」
「僕の!」って。   
お正月はた~だ食べて飲んで、なんてつまりません。
毎年カード遊び、マージャンなど、子どもたちの友人も含めて大騒ぎ。そこへ
みやびな百人一首も加えましょう、次回は。
ダイヤモンドゲームもします。オセロも加えたらいいわね。
さあて、ゲーム各種、ちゃんとあるかどうか確認して、お正月に備えましょう。