ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

笑って泣いて

2009-12-19 22:51:39 | Weblog
何年振りでしょう銀座へ出向いたのは。新橋寄りの東銀座です。
新橋は、中高(公立)一緒だった旧友が経営する小料理屋があるけれど、
なかなか出向けない場所です。北京帰りにそのお店で一献傾けようよって、
こちらも中学時代の秀才3人組が誘ってくれてたけれど、指定日は、生憎
あたくしのほうに用事が出来てキャンセル。

「元気?これから当分東銀座通いになるから、そのうち顔を出すわね」
オーナー、アベチャン(子ども時代からの愛称)へ電話を入れます。
「わかった、待ってるね」

来年からしっかり勉強するその1日体験ゼミナールへ出席のために横浜から
出て行きました。1番乗りでした。到着順の席は最前列です。勉強はいかに
前の席を確保するかが重要って思っています。本気かどうかのバロメーター。

まず週1回のそれを13回(今日の体験ゼミも数えて)。講義を受講、
3200文字のレポートを提出、クリアすれば、日米認定資格(民間)が得
られる講座です。
故・河合隼雄前文化庁長官が後押しした国の認定を早くって(臨床医の位置
の確立)学問です。
彼の語り口はわかりやすく、理解しやすかったものです。日本の神話につい
ても書いています。それをグァテマラで、じっくり読んだのが昨日のように
思い出されます。本当に惜しい人材をこの日本は失ったと思っています。
1度でも直接話を聴く(講演会等)機会を得られなかったのが残念でなりま
せん。いつものように著書を読むだけです。

あたくしが出向いて、何としても学びたいって申し込んだそれは心理学。
カウンセラー養成の「日本メンタル協会」という組織です。
14~15才の頃、辛い日々でした。陽気で元気なレイコチャンでした対外
的のあたくしは。でも、生きているのが辛かったあたくしは、図書室の心理
学の本を読み漁る子でした。そして心理学を学ぶんだって、密かに思って
いました。紆余曲折を経て、やっと巡り会えた、そこの協会の指針が、しっ
くり心に入ってきたのです。理論優先の学問じゃイヤなのです。心理学は、
即人の役に立ってこそのものと思うあたくしですから。

メンタルへルス協会の印刷物の中に
「子どもの頃に愛された記憶のない人は人を愛してみてください」ってあり
ました。
「人を癒す事は自分が癒される事なのです」
とも。最近、とみに自分を嫌っている人の多さに少し腰が引けていました。
自分を愛せない人は、人に批判的です。決して心から人を褒めません。
これって、本当に悲しい事です。そんな人は心からありがとうも言いません。

ご自分の経歴、悲しい経験がカウンセラーの道を歩ませたってお話になられる
代表者。カウンセリングって何ぞや?の講義のうちは、大笑いの連続。
最後にきっかけの話になって、もう涙が止まりません。辛い辛い経験が、
人の心の動きをしっかり受け止める、アメリカで心理学を学び、河合氏に師事。
大人になれなかった子どもたち(小児病棟)の死へ付き添い、アメリカイン
ディアンに学び、40種類以上の心理テストを含む独自の勉強法を確立。

体験ゼミナールは、何の迷いもなく、あたくしを前へ進ませるものでした。
まずは、自分自身の解放です。生きている幸せを、感情と理論で感じ、その
幸せをおすそわけしたいと思っているのです。
死にたいって思ってたあたくしを、すうっと持ち上げてくれた人がいました。
ああ、生きていてもいいんだって思わせてくれたのです。
生きるって、自然と多くの人のお陰だと思うのです。青空と太陽と、心地よい
風と、草木、そして人の優しさ。
あるテストがありました。
「厳しい私」「優しい私」「冷静な私」「明るい私」「気をつかう私」の強弱
をチェック出来る各10項目に正直に答えると、総合的な自分が浮かび上がっ
てきます。ああ、そうそう、だったり、ン?こんな面があったのねぇだったり。

これから12回の講義をこの冬に受講します。すると、きっと新たな自分に
出会えるでしょう。まずの目的がそれですから、そんな自分に出会えるのを
楽しみに楽しみにスタンバイです。

外国語に加えて、昔々に学びたいって思っていた心理学に出会い、しみじみ
な~んて幸せな人間なのかしらって。本当に感謝です。
この~!幸せ者が~~~!です。

交通事故で、1万人死んだあたりで、世間は大騒ぎしたものです。
なら、11年連続年間3万人自殺する、世界で突出した自殺者を出している
今の日本は何なのでしょう?
お金は沢山の喜びを持って来てくれますが、沢山のお金=必ず幸せ、ではない
事を知らなければいけないってあたくしは思うのです。

終了後、お部屋を見渡せば、なんと200人以上だったそう。毎回待機中の
大勢の人がいるという人気講座だそうです。スンナリ受講できたあたくしは、
やっぱりやっぱり幸せ者ね~~~。   感謝!