冷たいのはお好き？・・・２

主人にイジワルして作ったハズの夕飯が、逆に主人を喜ばせてしまった私ですがー
まあ、喜んでくれるのならーと、考えを改め、
冷たくて、食べやすくて、しかも出来るだけ栄養のあるものをーと、
翌日の夕飯に用意した物は、
冷たい水餃子・納豆かけ冷奴・冷たいお味噌汁・牛蒡のマヨネーズ和え・
レタスとハムのサラダ・冷ました御飯　でした。
主人が仕事から帰ってきて、また喜んでくれる事を期待していたんですが、
仕事から帰ってきた主人の言葉は・・・

主　「今日、車で送ってってな。」
私　「え、なんで？」
主　「今夜飲み会やで。」
私　「えーーーー！　聞いてないよ！」
主　「悪い、言い忘れとった。」
もーう、なにそれ！！！
カレンダーにもそんな予定、書いてないじゃない！
人の気も知らないで、誰が送ってなんかやるもんか！
主人の為にーと思って用意していただけに、腹立たしさは倍増です！

私　「あなたが冷たい物でないと食べられないって言うから、用意したのに！
　　　私は温かい方がいいけど、ガマンしてるのに！出かけるなら、食べてから行け！」
主　「飲み会で料理も出るんやで、食ってなんかいけるか！」
私　「それなら、送ってなんか行かない！」
主　「あっそ、それじゃあ自分で運転して行くでいいわ。
　　　飲んで帰ってくるでな、もし捕まったら、おまえ罰金払えよ！」
私　「そんなん、知らんわ！」
主　「免停になって、仕事できんくなってもいいんやな！おまえモンク言うなよ！」
私　「ふん、そんな稼げない男なんてお断り！そうなったら離婚よ！　リ・コ・ン！」

近くにいたコデブは、「オレ、塾いってこよう～っと。」と、
いつもより早い時間にさっさと塾に逃げて行きましたー。
オシメは、「私、お風呂に入ってくる～」と、同じく逃げていきましたー

結局、さんざん言い合いしたものの、飲酒運転を主人にさせるわけにもいかず、
シブシブ私が車で送っていきました。

家に戻った私は、子供達と冷た～い夕食を食べたのでした・・・

夜１０時。　主人から”迎えに来いコール”。
帰りの車の中で、
私　「なに食べてきたの？」
主　「うん？　カルパッチョとかイロイロー。結構冷たい料理出してくれたで、良かったわ～。」

ふん、もう絶対、ウチではカルパッチョは作ってやんない！と、
心の中でツブやいた私です・・・。


☆　夫婦喧嘩が始まると、上手に逃げていく子供達・・・

☆　いつも結局最後には、私が折れてる気がする・・・

冷たいのはお好き？・・・１

ここ連日、暑い日が続いていますね～。
お盆の真っ只中ですが、
現在、毎日、屋根の上で塗装の仕事をしている主人は、あまりの暑さにバテ気味・・・。
家に帰ってきても、体の火照りが治まらず、食欲もダウン

そこで、主人が食べられる物をと、ここ最近の我が家の夕飯は、
ザル蕎麦・ひやむぎ・冷たい伊勢うどん・そうめん・冷麺・が連日続いておりました・・・
大量に食べる我が家ですが、（家族５人で一食で1ｋｇちかく食べます。）
しかし、コレでは当然栄養バランスが良い訳もなく、
私は貧血気味になり、起き上がろうとすると、お星様がキラキラ見えるようになってきました。
また、いくら美味しくても、飽きてきます。

そこで先日は、夕飯をクリームコッロッケにしたのです。
私のお気に入りのコロッケが安く手に入った事もあり、ご機嫌で夕飯を用意しました。
私　「御飯だよー。」
でも、テーブルに並んだおかずを見た主人は、
主　「ケッ！」　というと、
自分だけ冷やし中華を作り始めたんです！

毎日、主人に合わせてるんだから、たまには家族に合わせてくれたっていいじゃないですか！
ムカついた私は、そのまま黙って御飯を食べ続けましたー
せっかくのお気に入りコロッケも、美味しさは半減してしまいましたー。

その翌日、
ふん、そんなに冷たいものがいいなら、これでどうだ！と、
イジワル半分で用意した夕飯はー
豚肉の冷しゃぶサラダ・冷奴・冷たーいコーンスープ・冷蔵庫で冷やした御飯。
ぜーんぶ、冷たい物にしてやりました！

ところが、主人はコレを見て大喜び！
冷たいコーンスープは嫌だというコデブの分までも、キレイに食べてしまいました。

イジワルのつもりが、逆に主人を喜ばせてしまう結果になった私は、ちょっと悔しい・・・

でも、人間やっぱり悪い事は考えちゃいけません。
主人と一緒に、冷たい料理を食べた私は、
その後、体が冷えてしまって、おなかを壊してしまいました・・・・


☆　人にイジワルすると、自分に跳ね返ってくる・・・

☆　明日からは、私の分だけ温かい物にしようかな・・・。ポチッとね。
　　　　　（でも、メンドクサ～イ！）

新しい冷蔵庫・・・

１７年頑張ってくれた冷蔵庫と、ついにお別れのときが来ましたー。

掃除を終えた私は、電気屋さんへ行って新しい冷蔵庫を購入しました。
とにかくこの時期なので、スグにでもいる！と、ちょっとムリを言ってお願いした結果、
新しい冷蔵庫は、その日の夕方に我が家に運ばれてきました。

あらかじめ連絡がありましたので、私は冷蔵庫の中身を全て大きなクーラーＢＯＸに詰め込んで、
スグに運び出せるように準備していました。
設置してくれる電気屋さんは、１７年も使っていた事に、随分驚いていました。
冷蔵庫のコンセントを抜く時、お願いして私に抜かせてもらいました。

今までの冷蔵庫を外に運び出し、新しい冷蔵庫が我が家の台所に入ってきました。
でも、私は、外に置かれたままの、古い冷蔵庫から離れる事が出来ませんでした。

この冷蔵庫で、私が嫁入りの時に持って来た電化製品は、全て買い換えた事になります。
つまり、私の嫁入り道具の電化製品は、コレが最後ー。
結納を省略した私達は、電化製品を全て私の貯金で購入して持ってきていました。
結婚した頃は、主人と喧嘩すると、
「この家の電化製品は全部私が買ったんだから、離婚したら全部持って出てく！」
なんて、言っていたものですー。

夕日が当たる中、ピカピカに磨かれた冷蔵庫は、とてもキレイでした。
名残惜しくて、暫く冷蔵庫にくっついていた私でしたが、
家の中から私を呼ぶ電気屋さんの声に、冷蔵庫から離れました。

新しい冷蔵庫の説明を受けて、もう一度外に出たときには、
もう古い冷蔵庫はトラックに積み込まれていて、見ることは出来ませんでした。

トラックを見送って、台所に戻った私は、
新しい冷蔵庫の裏に、この日の日付をマジックで書き込んで、言いました。

「我が家にようこそ。今日から、よろしくねー。」


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冷蔵庫が！・・・

ヤバイです！ヤバイです！ヤバイです！
冷蔵庫が、ついに、危ない状態になってきました！
２４時間冷凍室に入れていたアイスクリームが柔らかいです！
昨夜水を入れた氷が、今朝になってもまだ完全に凍っていません！
これは明らかに、冷蔵庫終焉の合図です！

我が家の冷蔵庫は、私がお嫁に来る時に持って来た物です。
平成３年製ー。
つまり、もう１７年使っています。
だいたい冷蔵庫は１０年くらいで買い換えると聞きます。
私も１０年目を過ぎた辺りから、いつ壊れるか？とドキドキしながら使ってきました。

子供達がだんだん大きくなってきて、冷蔵庫の中身も増えてきます。
開け閉めの回数も格段に増えました。
重たいペットボトルを扉側にズラリと並べられたり、
白い表面を、ホワイトボード代わりに使われたり、
冷蔵室の中で、ジュースをぶちまけられたり、
時には、喧嘩の八つ当たりでバン！と、勢いよく扉を閉められたり、
それでも、ウチの冷蔵庫はずっと調子良く動いていました。

でも、ついに、終わりを迎える時が来たようです。
１７年もったのだから、人間で言えば老衰でしょうか？
いままで何回主人に、「新しいの買おうよ～」と言ったかわかりません。
でも、”いよいよ最後かー”と思うと、なんだかちょっと悲しい・・・
ずっと我が家の生活を支えてきてくれた冷蔵庫です！
「どうせなら、最後まで見届けてあげたい！」と言ったら、
主人に、
「アホか、この真夏のど真ん中で冷蔵庫が動かんくなったらどうするんや！」と言われましたー。

そうですよね。主人の言うとおりだと思います。
でも、でも、やっぱり、思わず
「私のれいぞうこ～」と、抱きついてしまいますー。
傍から見たら、バカに見えますよね・・・

これから、冷蔵庫をキレイに掃除してやろうと思います。
そして、「長い間ありがとうね。」　と言ったら、

電気屋さんに行こうと思います・・・・・。

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旅行が終わって・・・

今日の記事は、この音楽を聞きながら読んでください。



　ー ヒョロナガの自転車旅行の行程 ー
７日（7：00）家から出発→（13：30）宿泊先到着→８日（6：00）宿泊先出発→(16：22）叔母の家到着・宿泊
９日（16：35）叔母の家を出発→（23：30）野宿→１０日（2：00）最後の出発→（13：40）家に到着。

ヒョロナガ１５歳の冒険旅行は終了しましたー。

たった４日間の冒険でしたが、
野宿をするハメになったり、自転車が故障したり、予想外のアクシデントもあって、
ヒョロナガにとって、きっと一生忘れられない思い出になったと思います。

旅行の間、沢山の方に応援していただき、本当にありがとうございました。
また、いろんな方にご心配やご迷惑をかけた事、心からお詫びします。

親として、子供に随分ムリをさせたと、反省しております。
また、旅行の間中、不安と心配で胸が潰れそうに苦しんだ思いは、
私も忘れる事は無いと思います。
それでも、行かせて良かったー。と、今は思っています。

帰ってきてからは、すっかり元のグータラ生活に戻ったヒョロナガです。
それでも、何か精神的に一回り大きくなった様に感じます。
多分、自分では気づいていないでしょうー


自分の子だけれど、言わせてください。

最後まで１人でやり遂げたヒョロナガは、立派です！

たとえ、成績が悪くても、ゲームで遊んでばかりいても、私の自慢の息子です！

ヒョロナガ、よく頑張ったね。
それから、無理させてゴメンね。
頑固で、気が強くて、熱い母でゴメンね。

これからの君の人生が、自信に満ち溢れた物となりますようにー


☆　ヒョロナガ、お疲れ様でした。

☆　「ヒョロナガの自転車旅行」のお話しは、コレで終了ですー。
　　　　　　　　　　　　　　長いお付き合い、どうもありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　明日からは、いつもどうり我が家の話しにもどります。

インタビュー・・・

今日はヒョロナガに、旅行についていろいろ聞いてみました。
インタビュー形式で書いていきま～す


Ｑ．まずは、今回の自転車旅行で一番楽しかった事は何ですか？
　＊　ないです！ （キッパリ！）

Ｑ．イキナリ予想外の発言ですが・・・　
　　では、では、一番嫌だったことは何ですか？
　＊　やっぱり帰り道で、タイヤがパンクした事ですね。
　　　あの時はもう本当に終わりにしようーと思いました。

Ｑ．一番辛かった場所はどこでしたか？
　＊　行きに通る、関ヶ原から今須の坂道です。結構角度もあるうえに、とにかく長い。
　　　歩道は殆んど無いに等しいのに、車の量が異常に多くて、
　　　車に追われて、一気に駆け上がるしかないんです。

Ｑ．それは大変でしたね。
　　では次に、この旅行の中で、一番印象に残っている事は何ですか？
　＊　京都でホームレスに絡まれた事ですー。

Ｑ．今回の旅行で、沢山の人に道を尋ねたと思いますが、トータルで何人くらいの人に道を聞きましたか？
　＊　うーん、１０００人くらいかな？帰りの京都だけでも、２００人くらいに聞いてます。

Ｑ．それはちょっと大げさな気もしますが、 とにかく沢山の人にお世話になったんですね。
　　では、もし、もう一度チャレンジしたら、どの位の時間で行けると思いますか？
　＊　全力疾走で、道に迷わなければ、１４時間くらいで行けると思います。
Ｑ．それはスゴイ！では、もう一度挑戦してみたいと思いますか？
　＊　カンベン、してください・・・

Ｑ．今回の旅行、行って良かったと思いますか？
　＊　あんまり・・・。とにかく疲れました・・・

Ｑ．話しを変えましょうー。
　　旅行に行って、何か分かった事はありますか？
　＊　自転車で大阪まで行こうーというのは、間違ってる！ という事と、
　　　本能寺の変の時、秀吉が広島から京都まで３日で戻ってきたという事が、
　　　どれだけ凄い事なのか、よーく分かりました。

Ｑ．自転車旅行を通して、歴史上の偉人の偉大さを知りましたかー。
　　さすがは戦国時代だけはやたらと詳しいーヒョロナガさんですね。
　　では、今回の旅行で、何か得たものはありますか？
　＊　うーん、自分ひとりでも、ナントカなるもんだな。って事かな？

Ｑ．大阪の叔母こと、みーちゃんに言いたい事は？
　＊　お世話になりましたー。　メロン、美味しかったです。

Ｑ．旅行を終えた感想をどうぞー。
　＊　今度は自転車ではなくて、電車で大阪まで行って、ゆっくり大阪見物をしたいです。

Ｑ．それでは最後に、このブログを通して応援してくれていた方々に一言。
　　　　　　　ーここからはヒョロナガが直接書き込みました。ー

　　　　　　皆さん応援ありがとうございました。
　　　　どうにか大阪から家まで、帰ってこれました(笑)
　　　　またこういう事があったら応援お願いします。


以上、ヒョロナガさんの、「自転車で大阪まで行くぞ！旅行」についてのインタビューでした。


☆　いかがでしたか？こんな書き方も面白いね

☆　「ヒョロナガの自転車旅行」のお話しは明日で終了です。

帰ってきてから・・・

昨日はヒョロナガ側からの話しを書きましたが、
ここからは、いつものように私の側からの話になりますー。
それから、一日１記事に戻します。（さすがに昨日は書き過ぎたわー）
それでは、ヒョロナガが家に着いてからの我が家ですー。


帰ってきたヒョロナガに、「おかえり～」と、抱きついた私でしたが、
ヒョ　「あ～もう、暑い、暑い。」と、ヒョロナガに引き剥がされましたー
ま、１時間ほど前に抱きついたんだから、仕方ないか。

ヒョロナガは用意してあったお風呂に入って、
あらかじめクーラーを効かせておいた自分の部屋で、眠ってしまいましたー。

ヒョロナガが寝ている間に、私は買い物へー
食欲はない。と、昼御飯も食べないで寝てしまったので、夕飯は何か食欲が出るものをー
冷たくて食べやすくて元気の出る物・・・
そうだ、ヒョロナガが頑張って帰ってきたんだから、お祝いしよう！

ヒョロナガが大好きな ”Morozoffのチーズケーキ” を買った時、ふと、気が付いた！
そういえば、ヒョロナガの旅行にすっかり気を取られて忘れてたけど、
この日（８月１０日）は、コデブの誕生日だった！！！
慌ててもう一軒のケーキ屋に寄って、コデブの誕生日祝いのケーキも購入。

　　ー夕食ー
寝ているヒョロナガを起こしてきて、みんなで「いただきまーす！」
今日は、お祝い二つ分なので、オカズの品数も多く、
ついでにちょっと奮発して、お刺身の盛り合わせも用意しましたー。
心配していたヒョロナガも、結構しっかり食べていました。

食事が終わって、第２弾！ケーキの登場！（我が家は食後にケーキでお祝いをします）
ヒョロナガとコデブの前にケーキの入った箱を置きました。
２人とも嬉しそうにケーキの箱を開けました。

コ　 「わーい、今日のケーキ、でっかーい！」
ヒョ 「・・・・・・。」
　　　苦笑いをしながらヒョロナガは、
　　 「これ、オレ１人で全部食べていいの？」
私　 「モチロン」

ヒョロナガが苦笑いした、私が用意したケーキはこれ！
　　　　　　　　　　　（箱の絵をクリックしてみてね。→）　

「ヒョロナガ、目標達成おめでとー」
「コデブ、誕生日おめでとー」
みんなお腹いっぱい食べて、満足、満足・・・。

暫くして、「オレ、もう寝るはー」そう言って、ヒョロナガは自分の部屋に戻りました。
私も、安心と疲れが一気に出てきたのか、眠くて仕方がありません。
食事の片付けもホドホドに、この日は早く眠りましたー。


☆　涙のカンドー再会シーンにならなかったわ。

☆　「ヒョロナガの自転車旅行」は、あと２記事で終わります。

ヒョロナガの帰路・・・５

母親に自転車の状況を説明するー。
母親は、
「じゃあ、このネジさえなんとかなれば、いいんだね。」
そう言うと、自転車を車に乗せたー。
自転車屋に着くと、母親はすでに自転車屋に頼んであったらしく、スグに修理に掛かってくれた。
（まったく、手回しのいい人だ・・・）

修理の間、近くにあった自販機でジュースを買ってきて、それを飲みながら母親と話すー。

老夫婦にかき氷をおごってもらった話し、その場所で野宿した話しー。
ネットショップで母親手作りの”旅行証明書”を見せて、
受付の兄ちゃんに「大変だなー」と、同情された話しー。
オヤジの電話のせいで、危うく兵庫県に行くとこだった話しー。
京都で道に迷った話しー。お巡りさんに止められた話しー。
話す事はいくらでもあったー。
思い出せることは尽きないー。

少しだけ、元気が出てきたー。

自転車のタイヤは、チューブの他にスポークも何本か折れていたー。
ついでにそれも直してもらって、
修理が終わる頃には、もう少しだけ頑張るか！という気になっていた。
（なにより、この人(母親)がここに来た以上、
　オレがここで辞める事は絶対許してくれないだろうからな～という、
　違った意味での諦めーみたいな物もあったけど・・・）

母親が、「それじゃあ、私は先に帰ってるからね。」
そう言って車に乗って家に帰っていった。

さて、オレももうひと頑張りするか！
ヒョロナガは自転車を走らせ始めたー。

*　この後、約１時間後に、ヒョロナガは汗ビッショリになって無事家に帰り着きました。
　　時間は１３時４０分でしたー。
　　家に帰ってからの話しは、また明日にー


☆　最後まで頑張ったヒョロナガ、エライ！

☆　今日は沢山書いちゃった。
　　読んでくれてる方は、大変だったと思います。
　　ありがとうございまーす。

＊このお話しはもう少し続くので、お付き合いしてくださいね。

ヒョロナガの帰路・・・４

すぐに母親から電話が掛かってきた。
思ったとおり、「なんとかならないのか？」と言ってくる。
とにかく迎えに来てくれるようにだけ頼んで、電話を切った。
（まったく、あの人は本当に熱くてウザイ！
　オレがどれだけシンドイ思いして大阪から走ってきたのか全然わかってない！　
　これだと、なかなか迎えに来てくれそうにないな～。
　そうや、オヤジなら来てくれるんじゃないか？）
ヒョロナガは父親に電話をしたー。
父親は、次の仕事の現場にいた。
状況を話すと、少し時間が掛かるけど、迎えに来てくれると言った。
ヒョロナガが父親と電話している間に、母親からのメールが携帯に入っていた。
「自転車屋まで行けってか・・・」
（まだ、あの人は諦めてないのか・・・）
まもなく、母親から電話が掛かってきた。
ヒョロナガが、父親に迎えに来て貰う事を話すと
母親は
「そんな・・・じゃあ、お父さんに自転車屋さんまで乗せてってもらって、そこで直ったら
　そこから家に向かったら？」
ヒョ　「え～、オレ、もうギブアップしたい・・・」
母　 「そんな事言わずに、頑張ろうよ！」
（イラつく！いつまでそんな夢みたいな事ばっかり言っとるんやて！）
ヒョ　「自力でどうにもならんくなったら、終わりなんやて！」
母親は黙り込んだ・・・

電話を切って、２０分ほどすると、父親の変わりに母親が駐車場に現れたー。
オヤジと連絡をとって、自分の方がオレのいる所に近いからーと、母親が来たらしいー
正直、この母親の姿を見た瞬間、
オレはやっぱり家まで自転車で帰る事になるかも・・・と感じたー
長い間この人の息子をやってるんだ。
この人がまだ諦めてないのは、ひと目顔を見れば、わかる・・・。

オレを見るなり抱きついてくる母親を、
ヒョ　「まだ家に着いてないってー」と、引き剥がすー。
母　 「そうだね。自転車、どうしてもダメなの？」
（ホラ、やっぱり諦めてなかった・・・）
オレは母親に自転車のタイヤの事を説明し始めた・・・


*　熱～い母親と再会したヒョロナガ！再び立ち上がる事は出来るのか！？
　　次に、進みますー

ヒョロナガの帰路・・・３

自転車のタイヤがおかしいー。
ダンプをなんとかやり過ごした後、道の端に止まったヒョロナガー。
タイヤを見ると、空気があまりないー。
とりあえず、持っていた”携帯空気入れ”で空気を入れてみた。
（うん、なんとか行けそうかな？）
でも、まもなくタイヤは空気が抜けて、ペシャンコになっていったー。
（やっぱりパンクしてるな。）
母親からメールが来ていた。もうすぐ帰れる事を返信しておく。
道端の少し広いスペースに止まると、持ってきた”パンク修理の道具”を鞄から取り出して、
タイヤのチューブを引っ張り出した。
出てきたチューブを見たヒョロナガは、ガクゼンとした。
チューブが真っ二つに近いくらい、大きく裂けていたー。
（穴が開いてるくらいならなんとかなるけど、これはチューブ自体を変えないとムリだなー）
周りを見渡すー。もう関ヶ原に入っていた。
少し先に、ホームセンターの看板が見えたー。

ペシャンコのタイヤの自転車を引きずり、なんとかホームセンターまでたどり着いたヒョロナガ。
チューブを買って、それから修理に必要な道具もいくつか購入して、
ホームセンターの駐車場に座り込んで修理を始めた。
でも、破れたチューブを取り外す事は出来たが、新しいチューブを取り付ける事が出来ない！
一番肝心なネジが錆びついてしまっていて、どうしてもタイヤが外せなくなっていた・・・

ヒョロナガの心の中に、絶望感が広がるー
（もう、ムリや・・・。なんともしようがない・・・。まあ、ここまで頑張ったんやで、もういいやろ。
　自分でなんとかしようとしたけど、ダメなんやで仕方が無いー。
　自転車が壊れたんやで、母さんも許してくれるやろ。
　いや、あの人はそれでも許さんかもしれんな～。歩いてでも帰って来いって、言いそうやな・・・）

駐車場のアスファルトに容赦なく日は照りつけるー
「暑い・・・」
座り込んだヒョロナガは、ため息をつきながら、母親にメールを送った。

「帰れそうにないは。」


*　ヒョロナガ、自転車の故障により、疲れと暑さに負けて、ついにあきらめた？！

すぐ、次に続くよー