ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

ヒョロナガの帰路・・・5

2007年08月11日 12時15分57秒 | ヒョロナガの自転車旅行
母親に自転車の状況を説明するー。
母親は、
「じゃあ、このネジさえなんとかなれば、いいんだね。
そう言うと、自転車を車に乗せたー。
自転車屋に着くと、母親はすでに自転車屋に頼んであったらしく、スグに修理に掛かってくれた。
(まったく、手回しのいい人だ・・・

修理の間、近くにあった自販機でジュースを買ってきて、それを飲みながら母親と話すー。

老夫婦にかき氷をおごってもらった話し、その場所で野宿した話しー。
ネットショップで母親手作りの”旅行証明書”を見せて、
受付の兄ちゃんに「大変だなー」と、同情された話しー。
オヤジの電話のせいで、危うく兵庫県に行くとこだった話しー。
京都で道に迷った話しー。お巡りさんに止められた話しー。
話す事はいくらでもあったー。
思い出せることは尽きないー。

少しだけ、元気が出てきたー。

自転車のタイヤは、チューブの他にスポークも何本か折れていたー。
ついでにそれも直してもらって、
修理が終わる頃には、もう少しだけ頑張るか!という気になっていた。
(なにより、この人(母親)がここに来た以上、
 オレがここで辞める事は絶対許してくれないだろうからな~という、
 違った意味での諦めーみたいな物もあったけど・・・

母親が、「それじゃあ、私は先に帰ってるからね。
そう言って車に乗って家に帰っていった。

さて、オレももうひと頑張りするか!
ヒョロナガは自転車を走らせ始めたー。

* この後、約1時間後に、ヒョロナガは汗ビッショリになって無事家に帰り着きました。
  時間は13時40分でしたー。
  家に帰ってからの話しは、また明日にー


☆ 最後まで頑張ったヒョロナガ、エライ!

☆ 今日は沢山書いちゃった。
  読んでくれてる方は、大変だったと思います。
  ありがとうございまーす。

*このお話しはもう少し続くので、お付き合いしてくださいね。

ヒョロナガの帰路・・・4

2007年08月11日 11時34分15秒 | ヒョロナガの自転車旅行
すぐに母親から電話が掛かってきた。
思ったとおり、「なんとかならないのか?」と言ってくる。
とにかく迎えに来てくれるようにだけ頼んで、電話を切った。
(まったく、あの人は本当に熱くてウザイ!
 オレがどれだけシンドイ思いして大阪から走ってきたのか全然わかってない! 
 これだと、なかなか迎えに来てくれそうにないな~。
 そうや、オヤジなら来てくれるんじゃないか?)
ヒョロナガは父親に電話をしたー。
父親は、次の仕事の現場にいた。
状況を話すと、少し時間が掛かるけど、迎えに来てくれると言った。
ヒョロナガが父親と電話している間に、母親からのメールが携帯に入っていた。
「自転車屋まで行けってか・・・」
(まだ、あの人は諦めてないのか・・・
まもなく、母親から電話が掛かってきた。
ヒョロナガが、父親に迎えに来て貰う事を話すと
母親は
「そんな・・・じゃあ、お父さんに自転車屋さんまで乗せてってもらって、そこで直ったら
 そこから家に向かったら?」
ヒョ 「え~、オレ、もうギブアップしたい・・・」
母  「そんな事言わずに、頑張ろうよ!」
(イラつく!いつまでそんな夢みたいな事ばっかり言っとるんやて!)
ヒョ 「自力でどうにもならんくなったら、終わりなんやて!」
母親は黙り込んだ・・・

電話を切って、20分ほどすると、父親の変わりに母親が駐車場に現れたー。
オヤジと連絡をとって、自分の方がオレのいる所に近いからーと、母親が来たらしいー
正直、この母親の姿を見た瞬間、
オレはやっぱり家まで自転車で帰る事になるかも・・・と感じたー
長い間この人の息子をやってるんだ。
この人がまだ諦めてないのは、ひと目顔を見れば、わかる・・・。

オレを見るなり抱きついてくる母親を、
ヒョ 「まだ家に着いてないってー」と、引き剥がすー。
母  「そうだね。自転車、どうしてもダメなの?」
(ホラ、やっぱり諦めてなかった・・・
オレは母親に自転車のタイヤの事を説明し始めた・・・


* 熱~い母親と再会したヒョロナガ!再び立ち上がる事は出来るのか!?
  次に、進みますー

ヒョロナガの帰路・・・3

2007年08月11日 10時34分38秒 | ヒョロナガの自転車旅行
自転車のタイヤがおかしいー。
ダンプをなんとかやり過ごした後、道の端に止まったヒョロナガー。
タイヤを見ると、空気があまりないー。
とりあえず、持っていた”携帯空気入れ”で空気を入れてみた。
(うん、なんとか行けそうかな?)
でも、まもなくタイヤは空気が抜けて、ペシャンコになっていったー。
(やっぱりパンクしてるな。)
母親からメールが来ていた。もうすぐ帰れる事を返信しておく。
道端の少し広いスペースに止まると、持ってきた”パンク修理の道具”を鞄から取り出して、
タイヤのチューブを引っ張り出した。
出てきたチューブを見たヒョロナガは、ガクゼンとした。
チューブが真っ二つに近いくらい、大きく裂けていたー。
(穴が開いてるくらいならなんとかなるけど、これはチューブ自体を変えないとムリだなー)
周りを見渡すー。もう関ヶ原に入っていた。
少し先に、ホームセンターの看板が見えたー。

ペシャンコのタイヤの自転車を引きずり、なんとかホームセンターまでたどり着いたヒョロナガ。
チューブを買って、それから修理に必要な道具もいくつか購入して、
ホームセンターの駐車場に座り込んで修理を始めた。
でも、破れたチューブを取り外す事は出来たが、新しいチューブを取り付ける事が出来ない!
一番肝心なネジが錆びついてしまっていて、どうしてもタイヤが外せなくなっていた・・・

ヒョロナガの心の中に、絶望感が広がるー
(もう、ムリや・・・。なんともしようがない・・・。まあ、ここまで頑張ったんやで、もういいやろ。
 自分でなんとかしようとしたけど、ダメなんやで仕方が無いー。
 自転車が壊れたんやで、母さんも許してくれるやろ。
 いや、あの人はそれでも許さんかもしれんな~。歩いてでも帰って来いって、言いそうやな・・・

駐車場のアスファルトに容赦なく日は照りつけるー
「暑い・・・」
座り込んだヒョロナガは、ため息をつきながら、母親にメールを送った。

「帰れそうにないは。」


* ヒョロナガ、自転車の故障により、疲れと暑さに負けて、ついにあきらめた?!

すぐ、次に続くよー

ヒョロナガの帰路・・・2

2007年08月11日 09時51分53秒 | ヒョロナガの自転車旅行
警 「そこのボウズ、止まりなさい。」
(ヤベッ、母さんが夜中にウロついてると補導されるって言ってたっけー
緊張した雰囲気がヒョロナガを包みこむー。
警 「こんな時間に何しとるんや。その自転車は誰のや。」
(深夜徘徊かー、うん?自転車ドロと思われてる?
ヒョロナガは自分の状況をお巡りさんに説明した。母親お手製の旅行証明書も見せた。
その間にも、お巡りさんは自転車を調べ、車体番号を無線で問い合わせていた。
そして、自転車の後ろに張られている、通学許可のシールを見つけた。
警  「岐阜から来たんか。大変やな。気をつけて行けよ。」
ヒョ  「はい!」
そう言って、ヒョロナガを見送ってくれたー。

国道8号線を走るヒョロナガ。少しづつ夜が明けてきたー。
と、同時に、朝日が目に入って前がよく見えなくなってきた!
(ウッワー、おれ、もろ朝日に向かって走ってるわー。眩しいー
だんだん日が昇ってきて、車の量も増えてきて、気温も上がりだした。
(眩しいし、暑いし、危ないし、シンドイし~。
 でも、この調子なら、もしかしたら8時くらいには家に着くかも。 
 ピカ達が10時に婆さん達の所に着くって言ってたから(詳しくは10日の叔母からのコメントを見てね)、
 それより先に帰って、驚かしてやろう

ハアハアと息をつきながら、坂道を登るヒョロナガ。
「なんで伊吹山なんてあるんだよ~。」 そしてー
(ヤッター、岐阜県に入った! そこのコンビニでちょっと休憩
コンビニで”DAKARA”を一気飲みして、さあ、あと少し!
自転車にまたがって走り出したヒョロナガは、
スグに自転車の調子がおかしい事に気が付いた!
(え、パンクか? マジかよ?!ヤバイよ!ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!)
すぐ後ろには、大きな大型ダンプが迫ってきていて、止まる事も許されなかったー。


☆ 自転車がパンク?どうする、ヒョロナガ!

☆ すぐに、3に続きます。

* お巡りさんの言葉は、滋賀警察なので多分関西弁だったと思うのですが、
  話しているのがヒョロナガなので、岐阜弁になってますー。お許しをー

ヒョロナガの帰路・・・1

2007年08月11日 09時15分29秒 | ヒョロナガの自転車旅行
おはようございまーす
昨夜は久しぶりにグッスリ眠って、今朝は元気いっぱいの私でーす!
ヒョロナガは、
「体がいた~い・・・今日仕事に行っても、オレ、役には立ちそうにないぞ~
と言いながら、主人と一緒に仕事に出かけて行きました。

さて、今日は、昨日ヒョロナガから聞いた、叔母の家を出てからの話しです。

本人の考えでは、充分22時までには宿泊予定のネットカフェに着くハズだった。
ところが、ヒョロナガは、また道を間違えた!(気が付いたら、また兵庫方面に向かっていたらしいー
これはヤバイと、地図を引っ張り出して見るのだけれど、なにぶんもう周りは暗くなり始めて、見にくいー
(あーあ、やっぱり懐中電灯を持ってこれば良かったー。でもまあ、なんとかなるだろ!)
その後、やっとたどり着いた京都ー。京都の夜はやたらと人が多いー。
この京都がクセ物で、道路の標識が、”○○道り”などばかりで、
”国道△号”などという標識が極めて少ない。
思ったとおり、再び迷子になったヒョロナガ・・・(この時点で時間は20時を過ぎていたー)
「ヤバイなー」と呟きながら、自転車を走らせるー。
沢山の人に道を尋ねたー。
時には間違った道を教えてくれたり、逆走する結果になったり、ホームレスらしき人にからまれたり、
でも、中にはメモ用紙に地図まで書いてくれて、近道を教えてくれる人もいた。
京都の町を散々迷った挙句、やっと宿泊場所にたどり着いた時には、もう23時を過ぎていたー
ネットショップの入り口は、もう閉まっていたー。
外から中を覗いてみたけど、
初めて泊まった時に「頑張れよ。」と話しかけてくれた受付のお兄さんは見当たらなかったー
「仕方ない。今夜は野宿か~。ま、それもいいか。」
呟きながら、自転車の荷台に縛り付けられている寝袋に目をやったー

母親に電話した後、ヒョロナガは近くの駐輪場に行くと、持っていた寝袋をひいて、横になった。
この場所は、7日の行きの時にも寄って、
そこで知り合った高齢のご夫婦にかき氷をおごってもらった場所。
「優しい人達だったなー」などと思い出しながら、夢の中へ・・・
でも、いくら疲れていても、慣れない野宿ではグッスリ寝れない。
それに、翌日にあの暑い幹線道路を走ることを考えると、
涼しい夜のうちに少しでも進んだ方がいい気がするー
もう、あのクソ暑い道路と、沢山の車の中を自転車で走るのは、出来るだけしたくない・・・
そんな事を考えながら、ウツラウツラ・・・ そしてー
夜中の2時(10日の午前2時)に起き上がったヒョロナガは、再び自転車に乗って走り始めたー
それからわずか30分後、
ヒョロナガは、お巡りさんに呼び止められた・・・


☆ 深夜2時半。お巡りさんに見つかったヒョロナガはどうなる?

☆ すぐ、続きです。
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