人間育て・・・（３）

先日、近所のおじさん（お爺さん？）と話をする機会があった。
この方、元自治会長で、私が子供会の役員をしている時は随分お世話になった。
最近は体調を崩され、先日病院から退院してきたばかりだった。

「今日は孫達が家に遊びに来るのだ。」と、嬉しそうに言っていた。
そこで、「うちの子、今年受験生なんですよ。」という話をしたら、
「もう、そんな年になったか。ここに越してきた頃は、まだ小さなボウズだったのになあ。」
と感慨深そうに言った・・・。そして、

「で、kokiyuさんはちゃんと教育をしてやってるか？。」

”勉強”ではなく”教育”と言われた事に少し違和感を覚えながら、
「一応、塾には行かせてるけど、なかなか本人がねえ・・・。」と、笑うと、
その方はこんな話をしてくれた。

「ワシはしがないサラリーマンだったが、子供の教育だけは手を抜かんかったつもりや。
　子供が大学を卒業する時、ワシは子供にこう言った。

ワシは今までワシのできる精一杯の力でお前を育ててきた。
大学まで行かせたが、学問だけでなく、
礼儀や社会で生きていく為の知識も全て教えてきたつもりや。
もう、ワシに教えられる事は何もない。
お前に残してやれる金や財産はないが、これがおまえにやった財産や。
これからは、お前がそれをどう生かして生きていくか決めるんや。　とな。」

カッコイイ～！
これが本当の子供を育てると言う事ではないのか？と思う。

息子さんといっても、ウチの親の少し下くらいの年代だ。
２人に一人は大学に行く。という現代とは違い、
地方だし、当時はここら辺から大学にいく人も少なかったと思う。
（私が子供の頃ですら、学習塾に通う子は極少数だった。
　今は塾に行ってない子はいないほどだけど・・・）

私も子供が大人になった時、こんな風に堂々と言える親になりたい！と思った。

では、今私は子供に胸を張って、お母さんはあなたの人生の為に出来る事は全てやった！
と言えるような子育てをしているだろうか？

ただの受験生ママになっていないか？
勉強するのは希望校に受かる為だけではない、その後のあなたの人生の為だと、
ちゃんと伝わっているだろうか？
また、社会で生きていく為の教育をしているだろうか？

受験生の親としてではなく、一人の母親として、一人の人間として、
人間を一人育て上げる・・。という事を、深く考えさせられたひと時だった。
暫くして、その方のお家から楽しそうな笑い声が聞こえていた。


先日の母との喧嘩といい、この方の話といい、
子供が受験生になると、親も自分を見つめなおす機会を与えられるようだ・・・。

人間育て・・・（２）

法事の時に、母と大喧嘩してしまった私・・・。
結局、法事に来ていた親戚に「まあまあ」と抑えられました・・・。

正直、自分の子育てに、絶対の自信があるわけじゃない。
母と同じく、ＴＶのニュースを見て不安を持つ。
成長していく子供を見ながら、
この子は大丈夫だろうか？今、何を考えているのだろうか？と・・・。
（でも、親なら誰だって持つ不安ではないのだろうか？）

だから、母に何回も言われて腹がたったのだと思う。
自分の中にある、蓋をして出来るだけ見ないようにしている漠然とした不安を
こじ開けられたような、目の前に突き出されたような・・・。

でも、正しい答えなんてない。
「人を傷つけてはいけない。殺してはいけない。」
そんな事が理解出来ていないとは、思えない。いや、思いたくないのかも。

もしも、もしも何か事件を起こすような事があったら、
せめて、他人を傷つける事だけはしないで欲しい。
自分の子に殺されるなら、それは自業自得と受け止めよう。
また、そんな子に育ててしまった、おまえに詫びもしよう。
でも、関係ない人を傷つける事だけはしないで欲しい・・・。


あーー、もう！、なんか母のおかげで、暗ーーい気分になってしまった！

うちの子はそんな犯罪なんて犯す子じゃない！そう信じて何が悪い！.
親が自分の子を信じないで、どうする！親バカけっこう！
ウチの子は何かやらかすかも・・・なんて思ってたら、子育てなんて出来ない！
私は私が正しいと思うようにしか育てられない！

私は、ヒョロナガを受験程度でダメになるほど、ひ弱な子に育てた覚えはないぞーー！

第一、そんなに思いつめるほど勉強してたら、今頃もっと成績いいはずじゃ～！！

人間育て・・・（１）

先日、私の実家で法事がありました。その時、私は母と大喧嘩してしまったんです・・・。

母は言う、
「ヒョロナガは今年受験やけど、あんまり勉強勉強ばっかりいっとったらあかんよ！
今の子は何しでかすかわからへんで、上手に育てないかん。怒ってばかりではあかんよ。」

初めは私も「はいはい・・・」と、聞いていたのだが、あんまり何回も
「今の子は怖いで、上手に育てんと、平気で人傷つけたり殺したりするで。」
とか言われるので、だんだん、腹が立ってきた、

「上手に育てろ、上手に育てろ、って、どうしたら上手に育つのか具体的に教えてよ！
　何処の親だって、迷いながらも、子供に良かれと考えて子育てしとるんやて！
　自分の子を殺人犯にしようと思って育てとる親なんておらへんわ！」

と、ついにブチギレてしまった・・・。

「どうしたらいいかなんて、わかるわけないやないの！
　とにかく、犯罪を犯したりする子にならんようにって言っとるんやろ！」

「じゃあ、お母さんはヒョロナガが、犯罪起こしそうな子に見えるって言うの！」

「そんな事言ってないやろ！ただ今の子は一見おとなしくしとっても、
　内心何考えとるかわからへんで、
　気をつけないかんよって、言っとるだけでしょ！」

「お母さんは、マスメディアに影響されすぎなんやて！犯罪を起こす子なんて、
　本当に極極一部の子で、殆んどの子は普通に生活しとるんやで！
　少年犯罪が増えたって、日本に何万人の中高生がおると思っとんの！」

「そういう親の、”うちの子は大丈夫”っていう考えが、　
　自分の子がよく見えん状態になっとるんだわ！」

「別に、”うちの子は・・”なんて思ってないわ！
　そんな風に、何もしてないのに子供を怖がって、
　子供が悪いことしても注意もろくにせん大人が増えたで、
　事件起こす子供が増えるんだわ！」

「そんな事言うんなら、あんた駅前で制服来て
　堂々とタバコ吸ってる高校生に注意できるんかね！」

「・・・。」

「ほらみやあの、偉そうな事言ったって、
　あんただって怖くてそんな事出来へんくせに！。」

「そりゃ、全然知らん子ならよう言わんかもしれんけど、
　うちの子やったらその場でひっぱたくし、
　もし良く知ってる子やったら注意くらいはするわ！。」

なんだか途中から話が逸れていってしまいました。

　　ー明日に続きます・・・ー

ＰＳ・会話が完全に方言になってしまった・・・
　　　読んでくれる方、意味がわからなければコメントで聞いてください。
　　　ご説明させていただきます

痛いです・・・

このところ、いいお天気が続いていたと思ったら、
ウチの地域では、一部だけ突然雨が降りました。

朝は、「今日も暑くなりそうだー！」ってカンジだったので
私は大量の洗濯物を干していました。

ふと気づいたら、何だか日が翳った？
と、思う間もなく、大粒の雨が降り出しましたー！
もう、大慌ての私！

１階に干してあった洗濯物を取り込んで、（８㌔の洗濯物４回分！）
急いで２階に干してあるシーツを取り込もうと階段を駆け上がったら！

ガタン！ダダダダダーッ！

階段で足を滑らせました・・・

「・・・・・・・ッターーーイーーー！」

思ったより酷い怪我はしませんでしたが、
右足の甲と小指、左足の脛を派手にぶつけて・・・
しばらくは、動けなかった・・・

すぐに雨はやみました（一時的な通り雨？）が、シーツは濡れて・・・。

私は、痛い足を引きずりながら、
洗濯のやり直しをする羽目になりました・・・

あーーん、ついてない！
どうせ洗濯しなおす羽目になるんなら、あんなに慌てて階段上がるんじゃなかったー！
フェーン、左足の脛が、少し凹んじゃったよー。

遊園地（３）・・・（お化け屋敷）

テンプレート変えたから、なんだか自分のブログじゃないような気がして仕方がなかったけど、
やっと少し慣れてきたみたいです。


さて、ジェットコースターの次に好きなのが、”お化け屋敷”！
でも私、すっごい怖がりなんです。

だから、一人では絶対入れません。（あんまり一人で入る人なんていないか・・・）

でも行きたい！だけど怖い！でもやっぱり行きたい！だけど怖い！

お化け屋敷を見かけると、「入ろうよー。」と言い出すのは、必ず私！
嫌がる友達を、無理やり入り口まで引っ張っていきます。

でも、そこまでです！

一歩中に入ると、
私は友達の腕にしがみついて、
両手で耳を塞ぎ、目は硬く瞑り、一切しゃべらず、
ただただ、友達に引きずられていきます。

目も耳も一切遮断しているので、出口を出ても気付かず、
友達に体を揺さぶられて、やっと目を開け、耳から手を離します。

そして一言、
「あーーー、怖かったーーー！」


「kokiyuがどーしても入りたいって言ったくせに、あんた全然、見てなかったじゃない。　
　何が怖いのよーー！。」

と、いつも友達に呆れられます・・・。

だから私、今までに沢山のお化け屋敷に入りましたが、ホントに入っただけ　
中身は、殆んど見ていません。

怖がりの私は、”お化け屋敷の雰囲気”　だけで、充分なんですう～。
お化け屋敷の人形なんて見たら、もう一人でトイレに行けなくなりそうです。


うーーん、
ジェットコースターで死にそうになるのは楽しい怖さで、
死んだ人を見るのは本当に怖い？

自分がよくわからん・・・

遊園地（２）・・・（ジェットコースター）

昨日の遊園地の話の続きです。

もう一つ、よく記憶に残っているのは、奈良の生駒山山頂にある「生駒山遊園地」

ここもコースター自体はそんなに大した事はなかったのですが、
ここのコースターのコースの一部は、山頂からはみ出しているように思えました。

大きなカーブにかかると、山の下のほうまでよーく見えて、
まるで空を走っているような感覚になります。
コースターから下を覗くと、６４２ｍ上空　
なんて、結構、迫力あると思いませんか？

この遊園地、昔は閉園後も、簡単に園内に入る事が出来ました。
夜中に、こっそり友達と入り込んで、
見回りに来るガードマンに見つからないように、あちこち隠れて遊んだ覚えが・・・。

え、不法侵入？　もう、２０年以上前のことなので勘弁してください。
当時の関係者の方ごめんなさい。　若気の至りです・・・。

でも、あそこに入り込むのは私達だけじゃなかったらしく、
間もなく厳重な門が出来てしまいましたー。

今でも、この遊園地はあるようですね。もう、随分変わってしまっただろうなあ～。
あのジェットコースターは、今でもあるのかしら？


古いコースターの話ばかりですみません。
でも最近のコースターって、確かに怖いんだけど、ガタイがとてもしっかりしてて、
派手な動きをする物ほど、しっかり体が固定されちゃってて、つまんないんですよねえ。

私の場合、普通のコースター好きとは望む物がチョット違うかも・・・。
どちらかというと、シートベルトがしっかりしてないとか、今にも壊れそうだとか、
「もしかしたら事故って死んじゃうかも・・・。」　なんていう恐怖を望んでる？

いやあ～ん、書いててそんな自分に気が付いちゃいました・・・

遊園地（１）・・・（ジェットコースター）

夏休み。皆さんは何処かお出かけになりましたか？
我が家は、今年は受験生がいるので、チョッピリ控えています。

私は遊園地が大好き！（今はテーマパークって言うのかな？）
中でも好きなのは、ジェットコースターとお化け屋敷です。

今までで一番怖かったジェットコースターは、
ウチから一番近くにある、小さい、小ーさい遊園地にあった、”ジェットマウス”。

何が怖いって、これコースが木造で作られていて、すごく古いんです。

４人乗りの物なんですが、走ってる間中コースがギシギシいいっ放し！
いや、ギシギシなんて可愛いものじゃない、
「ガチャン！ガシャン！ゴギャン！グギグギギギー！」
カーブに来ると、このままコースが崩れるんじゃないか？！と思うほど
揺れて、ガタガタ、ギーギーいうんです。
（単に、古くてボロボロだっただけなんですけどねー　）

ジェットコースターその物より、いつ崩れて大怪我するかわからない！という恐怖！
いやー、あれ程怖いコースターはなかった・・・

今はもうその遊園地も閉園してしまってありませんが、
遊園地があった場所はまだ残っています。（山の中なので売れないらしい）
遊具はないけど、建物だけ残っていて廃墟と化しています。
山の中に突然現れる、ボロボロのお城らしき建物・・・。
その姿も、違った意味で怖いかも・・・

金の龍・・・

夏です！ですので、今日はちょっと怖い（？）不思議な話しをしましょう。

私は３姉妹の長女で、妹が二人おります。その一番下の妹の話し。

妹は高校生の頃、ちょっと荒れておりまして、
当時父の頭に円形脱毛を作らせるほど、好き勝手な生活をしておりました。

ある晩、いつものように夜中に家を抜け出そうと、窓から２階のベランダに出ました。
（家のベランダには外につながる階段が付いていました。）
足音をたてないように、そっと階段をおり始めた妹は、
突然足を踏み外し、鉄製の階段を転がり落ち、コンクリートに叩きつけられました！

不思議な事に、妹は擦り傷１つ負わず、
また、かなり大きな音がしたはずなのに誰も外に出てくる人はいませんでした。

ところがそれ以降、妹にはイロイロな物が見える様になりました。
いわゆる、”霊”といわれるものです。
（これには妹も困って、その後、夜遊びはしなくなりました。
　妹の場合は昼間でも見えるらしいのですが、
　夜見るのは一段と怖いので、夜中に外に出るのはやめたそうです。）

やがて妹は高校を卒業し、美容師になる為、大阪の美容院に勤めだします。

ある日美容院に来たお客さんの一人が、妹を見るなり、

「あなたには金の龍がついている。金の龍は日本に３体しかいない。
　そのうちの１体があなたに付いている！こんな所にいないで、今すぐ山へ篭って修行しなさい！」
と、言いだしました。

何処の誰だかわからない人に、いきなりそんな事を言われて、「はい、そうですか。」と
山に向かう人などいるわけもなく、普通は信じませんよね？
妹も同じく、その場は適当に笑って誤魔化しました。


さて、金の龍が本当に付いているのかどうかはわかりませんが、
妹はそれから暫くして美容院を辞めました。
その後、某会社の社長の息子と結婚し（玉の輿？）、今は３人の子供の母です。
（私と２番目の妹は、秘かに金の龍のおかげ？と話しています。）


皆さん、信じますか？

初めは私も「ふーん。」と、おもしろ半分に聞いていたんですけど、
私が病気になった時、
「〇〇という名前の武士らしき姿の人が私の枕元に何回も現れて、
　お姉ちゃんに伝えて欲しい。と言っていた。」
という話しを聞いた時には、さすがに驚きました。

妹がいった名前は、確かに私達のご先祖の名前（３代くらい前の方）で、
私は長女と言う事もあり知っていたのですが、３女の妹は決して知らない名前だったからです！

妹は、今でも、たびたび霊を見たり、人の寿命らしきオーラが見えたりするそうですー。
　

カニの話し・・・

ウニの話しをしたので、今度は主人のカニの話をしましょう。
私と主人の新婚旅行は北海道でした。
（いわゆる”出来ちゃった結婚”の私達は、
　姑に「何かあったら大変だから」と、海外は反対されましたので・・・）

北海道では、１日タクシーの運転手が付いてくれて、
その運転手が私達のビデオも撮ってくれました。

さて、旅行から帰って間もなく、ウチに土産に送ったカニが届きました。
私と主人はさっそくそのカニを食べながら、
運転手さんに撮って貰ったビデオを見ることにしました。

初めのうちは、何だかんだとしゃべりながらビデオを見ながらカニを食べていた主人。
だんだん、無口になってきました。

そして、もうカニも残り少なくなった頃、「だめやーーー！」と叫ぶと、
トイレにすっ飛んでいきました。

何事？？？

どうやら主人は、ビデオ映像の手ブレに酔ってしまったらしいんです。

確かに、当時のビデオカメラは今みたいに手ブレ防止機能なんて付いていませんし、
そのうえ、運転手さんは歩きながら私達を撮影していましたので、
手ブレはかなり酷かった。

せっかくのカニを全部無駄にしてしまった主人。
それ以降、この新婚旅行のビデオは我が家のお蔵入りになってしまいました。

でも主人は、それだけでは治まらなかったんです・・・。
この事があってから、主人はビデオカメラによる映像は全て見なくなってしまいました。

生まれた子供のビデオも、幼稚園のお遊戯のビデオも、運動会のビデオも、卒業式のビデオも、
主人は一度も見た事がありません。もちろん、自分で撮影する事も全くありません。
だから、私は子供と一緒に映っている映像が殆んどありません。
もう、１０年以上たってるのに、未だに・・・。

こんなにこだわりが強い主人。でも、カニは今でも食べるんです！
まったく、ご都合主義！

今では大きくなった子供達と奪い合いながら食べるカニ。
主人と子供達が喧嘩になる！

そんな時は、私はこの時の話を持ち出すんです。
主人の食欲はいっぺんになくなり、その分私達がカニを食べる事ができまーす。

ウニの話し・・・

先日、家族でお寿司を食べに行ってきました。（回転すしですが・・・）
そこで食べたウニの軍艦巻きがイマイチおいしくなかったので、今回はウニのお話を・・・。
私、結婚前はウニが大嫌いでした。
見た目も気持ち悪いし、あんな生々しい物、何がいいんだー！と、思っておりました。

主人と結婚して２年くらい経った頃、
私達は主人の祖母の家に曾孫（うちの子供）を見せに行くことになりました。
私のお腹には２人目が入っていました。

私は、主人の祖母の家に行くのは初めてでした。
ウチからは、車で１０時間。更にそこから船で２時間。
車酔いと船酔いでヘロヘロになってたどり着いたその場所は、九州にある小さな島でした。
（日本地図に島の名前が載っていない！　九州の地図には載っていましたが・・・）

船から初めて見た島の第一印象は、「ふじつぼ・・・」
小さな島に、小さな家が海岸から山手に向かってごちゃごちゃと建っている光景は
私には、岩にぎっしり張り付いた”ふじつぼ”にしか見えませんでした・・・

まあ見かけはともかく、車もない（車が走る平らな場所がない）、
徒歩で1.5時間で島を一周できてしまうこの小さな島は、年配の漁師さんばかりでした。

1歳半の小さな子供を連れた私達は、とても歓迎されました。
採れたての魚の刺身や魚料理を出していただき、大感激！

そして、そこにウニが出てきたんです。しかも、まだ殻（？）に入ってる奴・・・

初め私は、「もう、お腹一杯だから。」と、さけていました。
でも、姑に勧められると、立場上断るわけにもいかず、
仕方なしにホンの少しだけ、恐る恐る口にしました。

「・・・・・！　おいしーーーーーい！」

ウニがこんなにおいしい物だなんてーーー！！
今まで食べたウニは一体なんだったんだーーー！！！

パクパク食べだした私を見て、気をよくした姑は、
「たくさん食べな。」と言って、ウニが沢山乗った大皿を、私の前に差し出してくれました。

さて、それから食べた食べた！
大皿に乗っていたウニの半分以上は、私が１人で食べてしまいました！


お腹も一杯になり、食事も片付けも終わって、大満足で布団に入った私。
ところが暫くして、なんだか胃がムカムカしだしました。
そう、ウニを食べ過ぎたんです・・・

もう、気持ち悪くて仕方がない！でも、ウニを吐いてしまうのはもったいない！
布団の中で、うんうん唸っている私に気付いた主人。
「アホか！あんなに食べるからやぞ！さっさとトイレ行って来い！」

結局、せっかく食べたウニの殆んどを戻してしまいました・・・

約１週間の滞在中、これ以降、私はなま物を食べさせてもらえませんでした・・・。
病院もない島です。妊婦だし、何かあったら対応できないからと・・・

ウニは勿論、刺身もダメ。食べていいのは野菜としっかり火を通した魚料理。
せっかく新鮮な魚が沢山食べられるのにいーーー！
みんながおいしそーに刺身を食べてるのを、
恨めしそうに見ていた私なのでした・・・トホホ　

教訓・どんなにおいしい物でも、食べすぎはよくない！

でもこれ以降、ウニは私の大好物の１つになりました。