ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

競輪選手って・・・2

2008年07月24日 13時44分38秒 | 思う事・・・
さて、昨日の記事で、S君のレースのアクシデントのお話をしました。
今日は、S君が引退するに至った理由ですー

アクシデント以降、S君は頑張って、S級まで昇格しました。
結構、活躍していたらしいですよ~。
そしてある競輪場でのレースの時の事です。
その日、いつものように、波のように聞こえる観客の歓声を聞きながら、必死で走っていたS君。
S君 (あ!)
と感じた時には、体のバランスが崩れたー

ご存知の方もいると思いますが、競輪場のコースって、陸上用のコースとは違って、
カーブの辺りは上に斜めに出来ています。
結構キツイ傾斜です。そこを時速70キロ以上のスピードで走ります。
 こんなカンジ↓


S君が何をしようとしてそうなったかは、競輪に詳しくない私にはわかりませんが、
自転車のペダルに固定された足はそのままに、
彼は、自転車ごと下に落ちていった・・・

スグに救急の人がS君のところにやってきて、言いました。
救急 「君、大丈夫か!」
S君 「大丈夫です!続けさせてください!!」
救急 「いくらなんでも、それはムリだ!」


救急の人は、あばれるS君を押さえつけながら、S君の怪我を見せました。
S君は、救急の人が見ている自分の肩を見ると・・・

血だらけの肩からは、
肉片のついた大きな白い骨が、
      ドーンと 飛び出ていたそうな・・・

それを見た瞬間、S君はクラ~っとなって意識を失った・・・

引退後、私と会った時にS君が言っていた。
S君 「人間ってスゴイよな~。俺、自分の怪我を見るまで、全く痛みを感じなかった・・・」
って、 マジで?!骨が出てるのにい~~~!!

さてその後、当然病院に入院して手術を受け、数ヵ月後、再び復活したS君でしたが、
記録が思うように伸びませんー
カーブに来ると、やっぱり落車した時の恐怖が蘇ってくるようでー

級もA級に落ち、体力や年齢的な物も感じたS君ー
その頃、すでに奥さんになっていた、モト彼女のお義父さんが亡くなり、
そのお義父さんが経営していた会社をお義母さんが取り仕切っていましたが、
でも女性が管理する道路関係の会社では、軽く見られてしまいます。
そこで、S君は引退を決意!
そして、奥さんの実家の会社を経営する事になったのでした~。

今じゃあ、太った迫力のあるおじさんになってま~す。


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↑人間、必死になってる時は、痛みも感じないものなのね・・・
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