きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

新幹線0系の製作(5):パンタグラフを交換、試運転に

2018-08-15 | 工作室
再開した以上、今度は一気に完成させるつもりです(笑)

塗装済みで接着剤さえ要らないBトレインですから、その気になればあっと言う間に完成させることができます。
にもかかわらず7年間も眠らせてしまったのはパンタグラフ問題でした。

パンタグラフを交換することは当初から予定していてTOMIXのPS201まで調達したのは良かったのですが、取り付け足がキットのものとは違ってポン付けというわけにはいきません。

写真1. TOMIXのパンタグラフと

キットのものは進行方向に2本の足が並んでいるのに対して、TOMIXのものは枕木方向に。

キットの屋根板には最初から縦方向、横方向に2つずつの穴が開いています。
キットのパンタを使う場合は縦方向の2穴を使います。
横方向の穴は(私のような)換装を想定しているのかと思うのですが、TOMIXのパンタグラフはそのままでは取り付けられません。
穴の間隔に対してパンタ足の間隔が狭いのです。形状も違うし。

7年前にどう考えていたのかも覚えていませんが、今回は取付け穴を拡大して足の間隔に合わせることにしました。
まずは元の取り付け穴を2.5mmのドリルで拡げます。
そのままでは穴が大きすぎるので2.5mm半丸のプラ棒で穴を半分埋めます。

写真2. 屋根板の加工前と加工後

左がキットそのまま。右が加工後のもの。
埋めた半丸の棒材が傾いているのはご愛敬ということで。
プラ棒はエバーグリーンのものを使いました。

写真3. パンタを差し込む

あとはパンタを差し込むだけ。
パンタは特に接着などはしていませんが、どこかに爪が引っかかっているようでうまくハマってくれています。

写真4. パンタ付近

穴を埋めた半丸材は屋根と面一にして、ペイントマーカーのシルバーを塗っています。

てな加工を6両分の屋根に施し、12両の車両を組み上げました。
もっとも今回組んだのは中間車4両だけですが。

12両揃ったところでレールに乗せていざ試運転。
8両時には動力ユニットを組み込んでおらず、7年越しで初の試運転です。

写真5. 12両編成

こうして見るとデフォルメされた短い車体ながら長編成もサマになっているじゃありませんか。

見た目はともかく、肝心の「走り」は・・・
ノッチオンで車輪は空転。
フルノッチにしても車輪が激しく空転しながら重そうにジリジリと這うだけ。

さてどうしたものか・・・
とりあえず今日はここまで。