きみどりの窓

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大地震から1ヵ月と2日

2011-04-13 | 書斎
何となくあれからあっと言う間に1ヵ月が過ぎてしまった気がします。
本震級の余震が続き、その余震の余震も続いています。
今さらながらこれまで経験したことのない大地震であったことをひしひしと実感しています。

がらっと話題が変わりますが、3月の初め頃に老眼鏡(遠近両用)を、生まれて初めて作りました。
眼鏡屋に行き、検眼して作成を依頼しました。
そしてそのメガネの出来上がり予定日があの地震の2日後だったのです。
そして私は予定日にのこのことメガネを受け取りに行ったのでした。
まだ「ガソリンが手に入らない!」と騒がれる前だったので、のん気にクルマで。

そんなわけで、そのメガネの使用を開始して1ヵ月経過したのが今日、というわけです。

私が買ったのは、和真の全視界眼鏡というものです。
中学生の時に初めてメガネ(近視用)を作ったのが友人の紹介で和真だったので、和真には親近感がありました。
そして今回は約30年ぶりに和真で作ることにしたのは、同社の「全視界眼鏡」に興味があったからなのです。

TVCMで見たこともあると思いますが、「全視界眼鏡」というのは遠近両用で、フレームが6mm上下できるというものです。
その仕組みは実に単純なもので、そのポイントは鼻当てにありました。

鼻当てにスライドできるように溝が掘ってあります。
そのスライドを取り付けシューがスライドするわけです。
そのままでは勝手に上下してしまいますので、ストッパーとして磁石が内蔵されているのです。
この鼻当ては、そのまま普通のメガネにも移植できてしまいます。
つまりフレームそのものには特殊な加工はされていません。
単純なしくみながら、汎用性もあるわけでなかなかのものです。

下の写真を見比べてみてください。

写真1. 標準の位置


写真2. フレームを上げた位置


ここ数年「(老眼鏡を)作らなきゃなあ」と思いつつ、老眼を自覚し始めて10年近く経過してようやく老眼鏡を手にしたわけです。
作るにあたっては「遠近両用は使いにくいよ」という知人のアドバイスを受け、老眼(専用)鏡を作るつもりでした。
その方針が翻ったのは、同僚と2月に横浜中華街で食事をした時のこと。(この時です

そのとき同僚の奥様も同席していたのですが、その奥様が「私は遠近両用を使っているけど、慣れたら便利ですよ」との一言。
さらに「作るのだったら早い方が良い」とのアドバイスも。
それで心は決まりました。

そして今回のタイトルの意味。
できたメガネを受け取ったとき、「慣れるのには1カ月程度」というお店の人の言葉。
確かに初めのうちは、慣れずに数時間すると目が疲れましたが、今は目が疲れるということも意識しなくなりました。
そして気がついたら1カ月経っていた、ということです。

アドバイスくださったUさんの奥様、ありがとうございました。
私としては、遠近両用にして良かったと思っています。
違和感なく使えていますよ。