きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

はっさくのマーマレード

2010-01-23 | 台所
和歌山県に住む母がはっさくを送ってくれました。
和歌山県ははっさくの出荷量全国1位で、そのシェアは60%だそうです。

今年送られてきたのは、大玉のものでした。
いつもはシーズンの終わり頃(3月頃)小粒のものが送られてくるのですが・・・。

そのうち3個をマーマレードにします。


マーマレードは皮が命と言います。
まず皮をむき、水から茹でます。
沸騰してきたら湯を捨て、皮の裏側の白いワタの部分をスプーンでこそげ落とします。ワタの部分を厚めに残すと苦味が強くなります。


ワタをこそいだら再び水から茹でます。
沸騰してきたらそのまま2~3分茹でて、湯を捨て、細かく刻みます。
幅は1mm程度が良いのですが、今回は少し厚すぎました。
細かく刻んだら軽く水気を絞っておきます。


こちらは果肉です。
房の皮をむくのが手間ですね。


水気を絞った皮と果肉を合わせて重量を量り、その6割の重量の砂糖(グラニュー糖)を混ぜ合わせます。
今回は皮と果肉を合わせた重量が800gでしたので、砂糖は480gとしました。


皮と果肉と砂糖を合わせて2時間程寝かせます。
その後、火にかけ火加減に注意しながら煮詰めていきます。
果肉から水が出ますので水は加えません。
途中、アクをすくいながら、好みのとろみになったところで火を止めます。
上の写真で砂糖まみれだったものが、水も加えていないのに下の写真のようにジャム状になります。


いつもは40分程度で適度なとろみがつくのですが、今回は60分ほどかかりました。
鮮度が良く、果肉の水分が多かったためだと考えています。
もう1点思い当たることがあるのですが、それはまた後ほど。

熱湯消毒したビンに詰めてできあがりです。