川上未映子 『夏の入り口、 模様の出口』 に 「明晰夢があれば生きてゆける」 の項目。
「つまり金縛りは意識がはっきりして身体が動かない状態、 夢を見ながら夢を見てることを自覚してる特殊な状態で、 その状況下では想像したことがなんでも起きてしまうのです。 本当になんでも。
だから空を飛ぶイメージをうまくつかめばこれまでの夢ともこの現実とも違う感覚でそれを体験することができてしまう・・・・・・・筆舌に尽くしがたくはがゆいけれど、 これは調べてみると 『明晰夢』 と呼ばれるもので、 昨今の格差社会ではお金がかからない極上の脳内エンターテインメントとしてすでに重宝されているとこういうわけなのです。
・・(中略)
これまでにこのことを教えて感謝されなかったことがないよ。 すごい! とみんな口をそろえて飛んだ! やった! 気持ちよかった! みたいにして目をらんらんと輝かせて報告してくれるのだった。」
わかります? みたことあります? 明晰夢。
わたしも 以前しょっちゅう見ることができて 現実よりもいろいろベンリできもちがいいんですよね。 じぶんでコントロールできるし。
そういう名前がついていて ほかにも経験されてる人がたくさんいるというのは 本を読んではじめて知りました。
ともだちとのあいだでは 「妄想族のアイドリング」 とか独自に命名してましたが
資格の勉強とかで アタマをよく使ってたときに見てたようにおもいますが・・・・ さいきんは 0歳児とべったり育児で アタマをあまり使ってないからか ぐっすり眠っちゃうからか まったく見ません。