すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

少女の夢を育んだ世界名作もいまは

2017年11月03日 | はぼ小学5年生
ムスメが小学3年生ごろ、 絵本から児童書へ移行していたとき、 世界名作とよばれるような小説の抄訳も読ませてみたんですが

   あしながおじさん → 上記絵

   小公女 → 親が死ぬと女中になるというくだりが理解できず。 女中がなにかも理解できず。

   赤毛のアン → なにをいっているかよくわからない

   母をたずねて三千里 → 迷子は動いちゃだめなんだよ

   若草物語 → 姉妹それぞれの人間関係がよくわからない


なんていうか 時代がちがいすぎて 設定が理解できず 話の筋にまで行きつかないようです。 


 ムスメの絵


わたしがこどものころも時代的にはそれほど差はないんですが、 なにがちがうかっていうと、 わたしがこどものころは

 ・ 親の見るテレビを一緒に見るしかないので、 ニュースや大人の刑事ドラマ、 時代劇なんかを いやおうなく見せられた。

 ・ ほかの媒体がないので 家族でひとつのテレビを見て、 それについてハナシをするので、 共通認識が育った。



いまは みんなべつの媒体で じぶんの見たいものだけを見てますしね。 うちじゃ テレビついてないことも多いです。


だから、 親子間でも 共通認識が育ってないことも多いですよね。 知識が完全に分断してしまっている分野もけっこうあります。

 ムスコの絵。 ストーリーをはなしながら どんどん絵が拡張していきます。


なんで、 たとえば 「孤児院てナニ?」 って質問に 「親がいないこどもを変わりに育ててくれる施設だよ」 と答えても、 そもそも当然知っているはずだとこっちがおもっているようなことを知らないので

「なんで親がいないの?」

「病気で死んじゃったり・・・・」

「ばーちゃんは?」

「ばーちゃんも死んでたり、 貧乏で育てられなかったりするし」

「貧乏だとなんで育てられないの?」

「ええと、 お金がないと ごはん食べられないし 学校行けないし」

「お仕事すればいいじゃん」

「ええと、 だから お仕事しても 貧乏な場合もあるんだよ」

「じゃあ うちも貧乏なの?」

「・・・・・・ええと 貧乏だけど 育てます」


てな不毛な会話がえんえんとつづくことに。 そもそも このわからないことをすぐに聞くという文化が すでに 「いまの子」 なんですよ。 そんで 一言で答えられないと もう追求してこないし。

世界名作劇場ももうやってないし、 少女の夢は ディズニープリンセスがまかなってくれるし、 オルコットもバーネットもモンゴメリも ムスメの人生には とうとう出番なしになるのかも。


 ムスコが保育園からみかん狩りに連れていってもらいました。
おとうさん、 おかあさん、 ねぇち、 ぐり、 のおおきさ順にみかんをならべて4つ置いておき、 「きょうは ママが食べられた~」 と毎日さわいでます。

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2 コメント

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Unknown (ホッピーとだいだい)
2017-11-03 16:13:30
一眼レフの写真が載っていないような気がします
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ホッピーとだいだいさんへ (こげ)
2017-11-03 19:46:38
一眼レフは オットがわたしを撮るために買ったらしいんですけど
まだぜんぜん使いこなせてないらしいです。
わたしを撮るのに飽きたら つぎはこどもたちを撮ってほしいんですけど
つぎはじじばばの遺影だそうです。
いまの葬式って、故人の大伸ばしの画像のスライドショーとか動画がスクリーンでずっと流れてるんですってね。
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