すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

助言という名の否定

2015年01月16日 | ぐり3歳~4歳
オットが 管理職セミナーで 「夫婦円満のための会話術」 というのを受けてきたらしいです。 たしか以前にも受けてたよね。 熟年離婚 → 従業員の生活荒れる → 健康保険押し上げる、 これの防止策のようですが。


 「奥さんの『相談』 ていうのは、 『話を聞いてほしい』 ってことなんだって。 うっかり そこでアドバイスとかしちゃだめなんだって」


 てゆーか そんな 『相談』 ができるような時間に オットが帰ってきたことがないんですが、 そこは会社はどうお考えなんでしょうかね。


もっと言うと、 毎回おなじことをわたしに報告してくるオット、 聞いてわたしに報告したらおしまいのイベントじゃないのよ (ほうれんそう!) 実行しろ!



最近 あちこちで 「女性の 『話』 っていうのは 共感しか求めてない」 みたいな趣旨の文章をよく目にしますが、 女性同士の 『話』 でもそうなんでしょうか?


保育園でも 保育参加のあとに 「お母さん同士でお話を」 とか、 子育てサークルとか、 悩みを共感しあいましょう、 みたいな集まりが推奨されてますが、 あれってぎゃくにストレスたまりません?


ムスコの1歳台には よく子育て支援センターに遊びに行っていたんですが、 とんでもない相談を振られて あとあと気になって困ることがありました。


「夜寝ないので ずっと寝かしつけドライブで 各地のマクドナルドをまわり、 支援センターが開くと同時に飛び込んで 保育士さんにこどもを見てもらって 親は仮眠、 帰宅後こどもは18時くらいまで昼寝するんです。 どうしたら夜寝るんですか?」 (それって 夜寝ないところがスタートじゃないよね)

「ストーブの上のやかんを こどもがうっかりさわっちゃって、 痛がるので 薬局に行ったら 薬を塗って包帯を巻いてくれたんですけど、 病院はこどもがイヤって言うし」 (包帯でぐるぐる巻きにされてるほどの火傷なんですよね)

「こどもが家でひとりで昼寝してるあいだに 買い物してきちゃうんです。 こどもがいっしょだと買い物タイヘンだから。 いままで途中で起きちゃったことないし、 大丈夫ですよね」 (するしないはそのおうちの問題だけど、 同意は求めないでほしい)


センターの保育士さんが 「そうよね~ わかるわ~ おかあさん大変だもんね~」 と共感しているあいだ、 わたしはずっとおしりがむずむずしてました。

共感するってことは いまのその状態を肯定してることになるんじゃない、 とおもったので・・・


まあでも、 ホントはその共感する姿勢が大事なんですよね。

オットのセミナーで言ってたとおり、 相談する人は 肯定してほしいから相談するんですから。 占いといっしょで 言ってほしい言葉は すでに決まっているんですよね。

共感してもらって いまの状況を受け止めてもらって はじめて 助言や提案を受け入れる下地ができるんだとおもいます。


わたしが相談する立場だったとしても やっぱり 「いろいろあって今の状態に落ち着いているのに、 ちょっと見だけで判断して あれこれ口をはさむのはやめてほしい」 とおもうはずなので・・・・


「相談」 にたいして すぐに 「提案・助言」 というかたちでかえってくると、 それは 「否定」 というメッセージを発していることになってしまうんですね。 そのつもりはなくても。



すでに相談者の中に 「答え」 はあるんだから、 それがでてくる糸口を いっしょに待ってあげるのが 相談される側のいい姿勢なんだとはおもいますが、 それって 一般の人にはストレスですよね なんでわたしは そういう話し合いの場が イヤなんですよ・・・・



ムスコの発達検査を受けたときも 提案を待っているのに なかなか 「親子教室」 のことをもちださない保健師さん。

おそらく 「じゃあどうしたらいいんですか?」 というような質問や相談をしても、 すぐに 親子教室のことをもちだされると 反発する親御さんが けっこういらっしゃるんだとおもいます。


本当なら 何度か面談を繰り返して 「大丈夫ですよ~ いまのままでいいんですよ~ でも、 もしかしたら してあげられることがあるのかも」 みたいな、 ねこのおもちゃのような ちょろっと見えて すぐに引っ込むような糸口を小出しにして 追いかけさせるようにするのかもしれませんね。 モテマニュアルみたいですが


とはいえ、 それはうまくいった場合であって、 正直たいていの共感は 「肯定された」 というイメージだけを残して 終わってしまう気がします。


子育て支援センターで相談していたお母さんたちも 「てことは いまのままでも大丈夫なんだわ」 とおもって、 それで終わりだったんじゃないでしょうか。


まあ、 子育てに関しては なんでも 「日にち薬」 が解決するので、 それでいいのかもしれませんね。 あと ちょっとした 「ヒヤリハット」 事例に遭遇して 目が覚めることもあるし。

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