すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

まずくていい料理もある

2019年05月25日 | ムスコ7歳~8歳(小学2年生)
帰宅中 ムスコがはでにころび、 わんわん泣くムスコの手をひきながら 無言で帰ってきました。 なぐさめると よけいもりあがって泣くので、 うちの子。

まあでも、 ともだちが見てようが 人が振り返ろうがかまわず、 こんなに大泣きできるのって うらやましいですよね。 不純なものとかにごったものとか いっさいカラダにたまらず すべてのモノコトが するすると彼のなかを通り抜けているような気がします。 ま、 オトナでそんなやついたら ぎゃくにコワいですが 堰をいっぱいつくって いろんな不透明なものやにごりをためていてもなお モノコトをまっすぐ曇りのない目で見ることができるのが、 ホントのオトナですかね。



オトナといえば、 先日 遠い親族のお葬式がありましてね。 親族なので、 精進落としまでおつきあいしたんですが、 こーゆーとこの料理ってまずい。 冷めてるし、 つくりおきなので ぱさぱさしてるし 味は濃いし、 たのみの鍋は 固形燃料がとちゅうで切れて なかなか煮えない。 燃料を足してもらうと こんどは干上がると 鍋の紙 (紙鍋でした) が燃え上がるとかで 汁は飲むなだそうで

むかしは ムリに会席仕立てにして だらだらやらなくても 通夜ぶるまい程度の大皿料理をぽぽんとだして 献杯して ささっと食べて (疲れてるんだし) おひらきにすればいいのにとおもってましたが、 オトナになって一周まわった (二周か?) いまとなると、 こーゆー いい食事である必要がない場ってのもあるんだなとおもうようになりました。

お疲れでご愁傷の喪主や近しかった人に寄り添う時間なんですよね。 うまい料理は むしろじゃまなんですよね。

かなしんでいるときや なやんでいるときの食事も 味なんてわからないんだから、 おいしい必要もないのかな。 (おいしいより 消化がいいもののほうがいいのかも。)

あるときふと 「あ、 これ おいしい」 「もっと食べたいかも」 って気づいたとき、 かなしみやなやみに すこし光明が見えてきたってことなので、 それからおいしいものを食べればいいのかもしれませんね。

Seal Kiss From A Rose Remastered study HQ audio
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする