すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

国語力は知らなくていいとわかる力

2014年04月09日 | はぼ7歳~8歳(小学2年生)
科学館で 「逆さめがね」 をかけて 逆さま体験をさせてもらいました。

 

オトナはちょっとでも見え方がいつもとちがうと てきめんになにもできなくなりますが、 ムスメはなんなく歩いたり 椅子に座ったり、 字を書いたりしていました。 オトナは目からの情報を偏重していて 視界を奪われるとなにもできなくなりますが、 こどものほうが5感をフルにふだんから活用していて 視界を補完することができるということがよくわかりました。

 逆さ絵を見ています


ムスコは鏡に夢中。   



この科学館では いつもクイズラリーをやっていて、 館内10ヵ所くらいをまわって クイズに答えたり 係りの方が目の前でやってくれるちょっとした実験を見たりするんですが、 内容的には放射線のことだったり磁界や酸性アルカリ性、遠心力、浮力・・・ 小学低学年にはちょっと高度です。

クイズの問いの近くには、 ヒントの説明書きや簡易な実験セットが置いてあるので、 理解できてなくても 文脈から正解を探せばいいんですが、 ムスメがだいぶこれをできるようになってきました。

興味もない分野のわからない用語の羅列から 問題文に合う答えを探し出す力、 これって国語力ですよね。


知識として知らなくても、 どこかを探せば 「正解」 はある、 当たり前のことですが、 このことを体得できているのとできていないのではおおきなちがいがあるようにおもいます。


問いを見て 自分が知らないことだとわかったら つぎどうするか。 探せばどこかにあると確信している子は 「知らない」 ことを隠す必要がありません。

「知らない」 と答えられないと思い込んでしまっている子にとっては 「知らない = もう終わり」 であり、 まわりも知らないとわかるまでは 「知らない」 ことを隠そうとします。

そういうことが積もり積もると 「知らない」 「できない」 ことを隠すことのほうに腐心しすぎて、 肝心の知ろうとする力を発揮できなくなるんですよね。


そういうイミでは、 こどもになにか聞かれたときに 「何でも知ってるお母さん」 でいるより、 「どこを調べたらいいか知ってるお母さん」 でこどもといっしょに調べてやれるのが いちばんいいことなのかなとおもいます。 まあ、 理想ですけどね。

わたしなんか ムスメに質問されても 学校で習ってないことだったら 「まだ知らなくていいことだから」 でシャットダウンしてしまう、 最低の親です 「知らなくていいこと」 なんてないはずなのにねえ。


 いっしょに問題を解決してやるツールを出してやるというところは ドラえもん。

 あぶりだしをしました。

 
外は雨
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