仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

仏具の呼び方様々で・・・

2009-03-20 14:39:45 | 仏事のあれこれ
仏事に関わる道具(=仏具)は種類も名称も様々。
漢字も複雑で特殊な読みをするものも多くて
迷うところです。

さらには、同じものでも地域や宗派によって呼び方が違う場合も珍しくないので
要注意。


ずっと以前のことですが・・・
来店されるなり、
「あの~~、『さんがい』を見せていただきたいんですけど」
と、お客様。


さんがい、って・・・・ウチは2階までしかないんだけど!?!?!


悩んでいたら、
これのこと



でした。

一般的には段盛(だんもり)と呼ばれる仏具です。
お供え物をする時に使います。
「さんがい」という呼び方は
その形状からきたのかも。


お客様のお話は
よくよく聞いてしっかり理解せねば・・・。




仏壇の中の、ぶら下がってるモノ

2009-03-19 13:24:51 | 商品のこと
写真の青い矢印の仏具。
しばしば、お客様が
「仏壇の中にぶらさがってる飾り」
と言われるものです。
瓔珞(ようらく)
という荘厳具の一つです。

小さな部品を細い針金、あるいは糸でつないであるものなので
古くなると切れてバラバラになることが
多いものです。

修理はちょっと難しいので切れてしまった場合は
お買い替えをお勧めします。

この瓔珞にもいろいろ種類がありまして、

当店の場合、よく使うのは下の3種。


左から、真鍮に本金メッキをしたもの、
さらに、それをつや消しに仕上げたもの、
そして、メッキではなく型に本物の金箔を貼って仕上げたもの。
右になるほど価格も上がってきます。

さらに、小さなビーズのような玉のかわりに
珊瑚をあしらったもの、


なんていうものもあります。

ところで、この「瓔珞」。
古来はネックレスのような装身具
でありました。

「瓔珞」という名前をご存じないお客様が
「ぶらさがってる飾り」と言われるのも
あながち間違いではないわけですね。

ちなみに、この瓔珞。
宗派によってはお仏壇の中に
飾る位置が違う(カタチが違うことも)場合があります。
ご注意を。



モノは言うてみ、蒔絵編。

2009-03-17 13:24:40 | 商品のこと
以前、モノはいうてみ、ということでお仏壇だって、いろいろな要望にお応え出来る、と書きました。

その実践編。
例えば、金仏壇の蒔絵。
猫戸
言われる部分が蒔絵の見せ所となる部分。

黒の漆塗りの板に金蒔絵というのが一般的だけど



最初の写真のように、
金粉を施した板の上に蒔絵
というパターンもあります。
ぐっと、明るく穏やかな感じになります。

また、
黒塗の板の変りに木目を見せるように漆をかけた板に蒔絵



というパターンもあります。
抑えた華やかさが出ます。

さらに、黒塗でなく、赤っぽい溜塗りの板に蒔絵、
というものも。



こちらはぐっとかわいい感じ。

この猫戸の部分、戸のサイズさえ合えば、
その場で、気に入った蒔絵のものに変更することが出来ます。

サイズが合わなくても、
蒔絵部分の板のみ作り変える、
あるいは蒔絵ごと新しく描く(先日はこのパターンのお客様がありました)
ということも可能です。

何度も買い換えるものではないので
とりあえず、「モノはいうてみ」。

お客様が何年経っても
「これにしてよかった」と
思っていただけるような
お仏壇をお納めしたいですね。



WBCの中継

2009-03-16 13:23:53 | 本音
朝、6時起床。
テレビを見たら、
WBC 日本vsキューバ の生中継。

「さすが、WBC.こんなに朝早くから試合するんだ~~!!

一瞬、感心してしまった、私、40ウン歳。海外旅行とは無縁の春。




琥珀もいろいろありまして。

2009-03-15 13:31:08 | 商品のこと
念珠の材料として人気の高い琥珀
一番目の写真のものが一般的です。

ただ、琥珀も様々。
玉の中にほとんど模様の見えないタイプ



もあれば、

ぐぐっと渋い、



虎琥珀と呼ばれるものもあります。

あるいは、不透明で柔らかい雰囲気のものも。



こちらは乳琥珀と呼ばれています。

色は様々ですが、
いずれも共通点は、琥珀特有の粘りのある手触り。
そして、軽さ。

男性用の念珠は一つ一つの玉が大きいため、
天然石を使うとどうしても切れやすくなります。

だけど、木製ではちょっともの足りない・・・
というお客様がいらっしゃるのも事実。

その点、琥珀なら
美しくて、切れにくい。
存在感もバッチリ。
男性用の念珠にはもってこいの素材です。




桜開花、のニュースにあわせて

2009-03-14 13:17:43 | 本音
福岡の桜開花宣言をうけて、
店のディスプレイも一気に桜、にしました。

桜の造花&ミニ桜てまり&大きい桜てまり。

桜3連発。

京都の名料亭、「菊乃井」の大女将の本によると、
季節のしつらいはあまり早すぎても不細工。
そう言えば・・・と、ちらほら話題になり始めた頃がいい。とか。

わかっちゃいるけど・・・・
タイミングが合う方がまれかもしれない、
弊社のしつらいです


幻想的な灯りです

2009-03-13 13:31:15 | 商品のこと
フロストグラスで形作られた蓮の花。
しばらくすると、
こんな色になったり、



さらに、
こんな風になったり



刻々と微妙に色合いを変えていきます。

なんとも幻想的。

花芯の部分にはロウソクが入っているので
火をつければさらに浪漫ちっく

この商品、このように


ロウソク・蓮の花・ライトアップするための台、の
3点で成立しています。


台の部分の電球が時間ごとに違う色が点滅して
蓮の花の色が変る、という仕掛け。

な~~んだ
というようなものですが、
何故か飽かずに眺めてしまいます。


ギフト用パッケージで販売していますので


静かで、ニュアンスのある、
大人のホワイトデーにいかがでしょう?

あ・・・・・・!?
蓮の花じゃ
ちょっとオトナすぎますか????