仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

お客様のご要望に応えます

2009-02-14 13:31:13 | 商品のこと
写真はお仏壇の一番奥、「宮殿(くうでん、と読みます)」の部分。
ピンクの矢印にご注目。
実はこの部分、以前は柱がありました。

もともとは、こういうカタチのお仏壇でした。


・・・・・正面からだとちょっとわかりづらいかな・・・・
それを、お客様のご要望により、
柱をなくして「吊り柱」という最初の写真のカタチに改造
しました。

何故なら・・・
このお仏壇には代々伝わるお仏像を祀りたい
というお客様の強いご希望があったため。
そのお仏像は最近、一般家庭に祀られる阿弥陀如来に比べると
特大サイズ。
宮殿の柱をどけないと入れられない、というわけでした。


実際に阿弥陀様を祀るとこんな感じ、

になります。

プライバシー保護のため、仏様のお顔は隠してあります。




メジロ、発見。

2009-02-13 13:42:48 | 本音
春一番か?と思わせるような強風の吹く、
荒れ気味のお天気。
ふと見ると、
窓の外の貧相な椿の木(「貧相」は余計だが、手入れ不足で本当に貧相なんです)に
一羽のメジロが。


ブラインド越しにあわてて
シャッターを切ったのでちょっとミスショット。

強風の中、ちっこい身体ですばしっこく動き回り、
目をくるくるさせてる様子は
小さいながらもたくましく、
「どっこい生きてる」
という感じです。


また来いよ~~~~!!!



「食堂」の「お弁当」

2009-02-12 13:35:23 | 本音
以前にも紹介したことのある
当店の真向かい「山口 柳井食堂」さん。
業種は違えど
あれこれと集客に工夫する姿勢は見習うべきものがある、
と思っています。

そのお店がこのほど新たな手法に打って出た。
それが、お弁当の宅配。
日替わりメニューのお弁当(お店で出す料理を詰め合わせたカタチだと思う)を
電話予約を受けて配達する、というシステム。
先日持ってこられたメニュー表に、このところ市販のお弁当に
食傷気味だったスタッフが大きく反応。

早速注文、の運びとなりました。

そして、本日のメニューがこちら

鶏の唐揚げ&コロッケをメインに、
高野豆腐の煮物、マカロニサラダ、おひたし、ちくわの磯辺揚げ・・・・と
バラエティもボリュームも充分。
ご飯もつけて\550円はかなりの満足感、
と注文したスタッフはすっかりこのお弁当のファンに
なったようです。

考えれば、お向かいの「山口柳井食堂」さんは
その隣で宅配ピザもやってらっしゃいます。
宅配のノウハウをお弁当に生かしたというわけでしょうか。

見事、戦略にはまった弊社スタッフでありました。

ちなみに、
本日私は弁当持参だったため、
写真のお弁当は注文主が手をつける前に
内緒で
撮りました。

お地蔵様、増えてます。

2009-02-10 13:24:22 | 商品のこと
以前にも紹介したお地蔵様の絵

ほんわか、ほにゃ~~という感じがとても好評で、
ふと気がつけば、残りはほんの数点。

そこでこの度、追加発注。

ところが、
入荷してみると、なんかちょっと様子が違う。
前のよりも文字数が多いものが多いみたい。
それに、色あいも以前より濃くなっているような・・・・。

まぁ、それこそが手描きの妙味、というものかも。
前作同様、お客様に愛されることと思います。

もうすぐバレンタインだし、
大切な人に、チョコと一緒に癒しのお地蔵様を贈りませんか?


・・・・・・・無理があるのは承知です。




吉田太一著「遺品整理屋は聞いた」

2009-02-06 13:23:39 | 私の本棚から



「遺品整理屋は聞いた~遺品が語る真実」

映画「おくりびと」のヒットのせい、でもないのでしょうが
最近注目を浴びている(ような気がする)葬儀にかかわる仕事
をしている著者による本です。


とても重い内容なのに、
文体のせいか、短いエピソードにまとめられているせいか
さらりと読んでしまえました。

ただ、よく考えると
昔のような「大家族」で
故人の生活用品と遺族の生活用品がダブっていたり、
「家を継ぐ」という意識の元では
まず発生しなかったであろう業務です。

親子や兄弟が「別に住む」という
形態が普通になってしまっている現代だからこそ必要とされている
業務なのでしょう。

読み進めるうちに、
たった一人の持ち主にのみ使われ、
主がなくなると存在価値をなくしてしまう、
そんな遺品の数々が
とてもわびしく思えてきます。

と、同時にもの言わぬ道具達でも
主の姿を雄弁に語るものだ、という感慨も涌いてきます。

いずれにしても
人一人、の最後を看取るのが
モノだけ、というのはとても哀しい話。

最後の時は
モノは少なく、人間関係は豊かに
が理想かもしれません。



位牌は語る!?

2009-02-03 13:32:10 | 仏事のあれこれ


修理のためにお預かりしてきた位牌。
お寺の位牌堂に置かれていたものだそうで、
いつ頃作られたのかもはっきりしない。
ご覧の通りの厳しい状態。

まじまじと見ていると・・・・


剥がれた塗りの部分(ピンクの矢印の)に
どうやら文字が!!

漆を塗る時の下張りとして何かのホゴが使われていたのか???
何が書いてあるのか判読できたら、
時代背景やら世相やらのヒントになるんじゃないか???
これはまさに歴史ミステリー!!

めくりたい、めくりたい・・・
もっとめくって見て見たい

しかしこれは他のスタッフの預かり物。
めったな扱いは出来ぬもの。

ああ、でも、気になる・・・・
隠してあるほど、
ちらりとしか見えないほど
見たくなる、
気になる、
というのは何にでも共通する心理なんだな・・・・。

特産品、山口大島みかん、です。

2009-02-02 13:34:02 | 本音


ちょっと小ぶりだけど、食べやすくて、
味のしっかりしたみかん。
お隣の周防大島町の特産、大島みかんです。

周防大島町のみかん農家のお客様から
スタッフにいただいたもの。
こんなにたくさん!!
おやつに、虫養いにありがたくいただいています。

実はひと冬に何度か
こうしてみかんをいただくことがあります。
だって、周防大島町は山口県のみかんの生産の約8割を占めるところ。
弊社のお客様にも
みかん農家の方がたくさんいらっしゃる、ということです。

それにしても、
一生懸命育てたみかんを、
言うなればアカの他人、一業者に振舞ってくださるその心意気。
お付き合いの続くお客様って、
本当にありがたいですねぇ。


余談ですが、
県下随一のみかん生産地の隣町、である柳井市では
当然、「大島みかん」を置いているお店がほとんど。
「愛媛みかん」に出くわすことは
まずありません。

「愛媛みかん」が食べたくなることは
県東部住民としてなんだろうか・・・・・