2月10日の天気予報は一日中"雨"















しかし、京都好きは少々の雨ではめげません!
そんな雨の中ですが車で大原へと向かいます。
途中、京都駅でいつもご一緒するKさんと9時半に待ち合わせをします。

大原にある三千院では、毎年初午の日の前後3日間「大根焚き」が行われ参拝者に無料で振る舞われます。
初午とは、立春を過ぎて初めての午(うま)の日を言います。
古くからある農耕儀礼であり、五穀豊穣の神である稲荷明神が神馬に乗って降臨した故事にちなんで初午の日に神事や法要が行われます。
三千院にも宸殿の東北に鬼門除けとしてお祀りされています。


薬師瑠璃光如来の梵字が書かれた大根を祈祷された後に大きな鍋で焚かれます。
厚さ3cmもある大根を有難く頂きました。
寒い日だったので身も心も温まりました。
全国稲荷社の総本宮の伏見稲荷大社では多くの参拝者で賑わいます。
大根焚きの話が先になってしまいましたが、三千院は天台宗三門派寺院の中でも格式が高く、京都にある青蓮院、妙法院とともに天台宗山門派の「三門跡寺院」のひとつに数えられています。



聚碧園(しゅうへきえん)庭園。
客殿から眺める池泉観賞式庭園で、江戸時代の茶人・金森宗和により修築されたと伝わります。



有清園(ゆうせいえん)庭園。
宸殿から往生極楽院に広がる苔の美しい池泉回遊式庭園です。


"わらべ地蔵"が苔庭の住人の様にお祀りされたいます。


往生極楽院にお祀りされている「阿弥陀如来坐像」の脇侍の観音・勢至菩薩坐像です。
小さなお堂の為に天井は舟底天井になっていて創建当時は鮮やかな"極楽の世界"が描かれていました。
展示室の円融蔵(えんゆうぞう)で復元された往生極楽院の内部を体験する事が出来ます。


朱色が鮮やかな「朱雀門」です。
次に「実光院」へと向かいます。