前田珈琲の美味しいコーヒーで"一服"の後、二条城内を反時計回りに巡ります。
「茶房前田」の前には"加茂七石"と呼ばれる京都から産出される名石が据えられています。
"加茂真黒石"は見た目はグレーの色をしていますが、水を掛けると真っ黒に変化します。
以前に八瀬を流れる高野川の河原で何個も見つける事が出来ます。(小さいですが、、、)
二条城は平地に築かれた"平城"ですが徳川将軍家が築いた城だけに防御施設にも力が注がれています。
国の重要文化財の西門ですが、残念ながら通常非公開です。
門番の武士も余程暇だったのでしょうか?
門近くにある木材には無数の落書き(落彫み?)が残っています。
幕末の戊辰戦争で幕府軍の苦戦が伝わると将軍慶喜公はこの門から城を抜け、海路江戸に向かったと伝わります。
西南隅櫓です。
堀川通に面した「東南隅櫓」に比べて小振りですが、2棟とも寛永年間に建設された隅櫓として貴重な建物です。
白い漆喰が眩しいです。
本丸の石垣に沿う様に"梅園"があります。
この日はまだ咲き始めで、数輪の紅白の梅が咲いていました。
しかし、城内には多くの門が設けられていますね。
南門です。
徳川時代には無かった門で、大正4年(1915)に京都御所紫宸殿で大正天皇の即位の儀式が行われ、二条城はその後の饗宴の場となりました。
その際、大正天皇が通られる門として南門が新設されました。
重要文化財の唐門です。
家康築城時には無かった門で三代将軍家光の時代に後水尾天皇の行幸に合わせて大増築された際には作られた門です。
二の丸御殿への入口"車寄"です。
今回は御殿には入っていません。
特別名勝庭園の"二の丸庭園"です。
もとは二の丸御殿"大広間"から眺めるように設計されていた庭園ですが、後水尾天皇行幸の際、行幸御殿からの眺めを考慮し、小堀遠州により改修されました。
改修前の庭園を是非見てみたいものです。
庭園内にある蘇鉄には代々受け継がれて来た独自の技術で"菰"が巻かれています。