京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺塔頭 岡林院 (第一回 「そう京」同窓会)

2024年06月11日 10時10分00秒 | 日記
 6月9日は昨年10月に終わってしまったJR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員限定イベントの常連組?9名と通常非公開のお寺を2カ所を巡りました。

先ずは高台寺の塔頭寺院のひとつで、高台寺より創建が古い岡林院(おんりんいん)を訪ねました。




参道には"沙羅双樹"(日本では夏椿)の蕾が、、、







本堂に上がると眩いばかりの苔庭が広がります。
初めての方だったら"ねねの道沿いにこんな素晴らしい苔庭のお寺があったのか?"と驚かれる事でしょう。





2020年8月に惜しまれながら閉店された「草わらび餅が名物の「高台寺洛匠」さんの土地もかっては岡林院の境内地でした。

本堂に上がり、先ずは青山ご住職さまがお経をあげて頂きました。

と言うのも我々常連組のおひとりで2年前の6月11日に天国へと召されてしまわれたMさんの3回忌の法要を我々だけで営みました。

京都巡りや食べる事が大好きな方でホント朗らかな方でした。
そして、誰とでも親しくされる心優しい方でした。



(左側の方です。)

亡くなられた今も、我々を優しく見守ってくれていると思います。

ところで、岡林院について少しばかりの解説をします。

岡林院は臨済宗建仁寺派 高台寺塔頭寺院です。
ねねの道の入り口(元高台寺北門)すぐ東側の参道の奥にひっそりと佇む苔庭の名所であり、1608年久林元昌禅師によって創建されました。
現在残っている高台寺の塔頭の中では最も古い歴史を有しています。

現在の岡林院は江戸末の大火で焼失したものを明治時代になってから再建されたものです。









代々の建仁寺管長の隠居所とされて来た所以からか?本堂もお寺らしくはありません。









しばらく庭園に降りて新緑のもみじや苔庭の風情を堪能しました。









庭園内には四畳半の小間の茶室「忘知」があり、そこで呈茶を頂きました。
自然光だけの小間の茶室はホント心地がいいです。
(枕があれば昼寝をしたくなります。)

お菓子は建仁寺御用達の菓子司「松寿軒」のものです。



青山ご住職と娘さんがお見送りして下さいました。

次に昼食場所に移動します。