京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

半兵衛麩 ふふふあん

2023年08月28日 20時37分00秒 | 日記
 8月26日のランチは川端五条にある半兵衛麩のカフェ"ふふふあん"へ











今年3月10日に本店の斜め向かいの一等地・川端五条に三階建てのビル「五条ビル」を新築されました。

一階は半兵衛麩の商品が揃うショップがメインですが、一部本店のお辨當箱博物館の展示品が並べられています。

二階にはホールやイベント会場になっています。







三階にはカフェ"ふふふあん"があり、お麩や湯葉、豆乳などを使ったランチやスイーツ、ドリンクを頂くことが出来ます。



ランチは洋風の" "と和風の"弁慶"があります。
半兵衛麩で頂く限り、いつも和風の"弁慶"を注文してしまいます。











湯葉丼におばんざいが3種類、汲み上げ湯葉、デザートは豆乳きな粉プリンが付いています。



いつも注文するのが3種類の"生麩田楽"です。
生麩独特のもちもち感が癖になります。
田楽味噌も白味噌やくるみ味噌などが楽しめます。

席数も多く、この周辺では穴場的な食事処です。





宝山寺(生駒聖天)と獅子閣(擬洋風建築)

2023年08月28日 07時19分00秒 | 日記
 8月20日は、生駒山にある宝山寺へ。
宝山寺と呼ばれるよりも「生駒の聖天さん」と通称名で呼ばれるお寺です。








古くは役行者が般若窟と呼ばれる岩屋に梵本の般若経を納めたと言われています。













また、弘法大師空海もこちらで修練を積んだ地でもあります。

こちらでは「生駒の聖天さん」と呼ばれるように開祖の湛海律師により勧請された歓喜天尊が厚く信仰されています。

歓喜尊天は私たちが持つ様々な現世の願いを余すところなく叶えて下さる仏さまです。

元はヒンズー教の神さま・ガネーシャで、やがて仏教に取り入れられ"悪神"から"護法善神"へと転じられた天部の仏さまです。



ほとんどが秘仏としてお祀りされ、奈良・常光寺などごく一部のお寺以外に公開される事はありません。

上の絵図は高野山真別所円通寺本「図像抄」より双身歓喜天図です。







今回のメインは「獅子閣」(重文)です。

獅子閣は明治17年(1884)にお客様を招く為の施設として建てられました。
外観は洋館風ですが、木造建築物で瓦屋根や漆喰壁など日本建築部分も多く取り入れられています。







木製螺旋階段は、柱以外は総松造りです。





大工棟梁は吉村松太郎。
獅子閣を発願された第14世乗空がその腕を見込み洋風客殿の勉強の為に横浜に派遣しています。

螺旋階段や色付ガラスなど西洋的特徴が随所に見られます。





2階は和風で各部屋には床の間と違い棚、押入れが設けられ、天井は格天井、欄間は筬(おさ)欄間が嵌め込まれ、格式の高い造りになっています。





襖の取手や釘隠などの金属製品は舶来品が多く用いられています。









建立以来、約140年の時が経過していますが、現在でも豪華さと貴賓さを兼ね備えた建物です。



最後に「歓喜天」の御朱印を授与して頂きました。
(宝山寺の御朱印はこれ一種類です。)

昨今の御朱印ブームにあやかり、何種類もの御朱印を用意されているお寺とは一線を画されているところにもお寺の歓喜天尊に対する強い信仰心を感じます。