7月28日の夕食は京都吉兆松花堂店(京都府八幡市)へ。
パンフレットにあるように「鮎の塩焼きで生ビールを楽しむ会」に予約をしていました。
蒸し暑く、しかも猛暑日が続く日本の夏、、美味しい食べ物を頂き、充分な睡眠を取る事しか夏を乗り切る方法は無いですね。
17時に開店後、席に案内され好みの飲料が提供されます。
ガラス越しのテラスでは料理人の方が"鮎の塩焼き"を始められていました。
松花堂弁当は17時半に出されるとの事で、テラスで焼かれている"鮎の塩焼き"の光景を見学していました。
四つの桝に綺麗に盛り付けされた松花堂弁当です。
「松花堂」の名は江戸時代初期の文化人であり石清水八幡宮の社僧だった松花堂昭乗に因み名付けられました。
もとは農家が種入れとして使っていた器をヒントにこの形の器を作り、自身の絵具箱や煙草盆として使っていたそうです。
料理の器として使われ始めたのは、昭和の初め「吉兆」の創業者の湯木貞一氏が茶懐石の弁当の器として転用したのが初まりとされています。
十字形の仕切りがある事で、見た目が美しいばかりでなく、味や香りが移らない事が特徴で実に合理的な器です。
やがて美しい緑釉色の釉薬がかかった器に"焼きたての"鮎の塩焼き"が運ばれて来ます。
見た目はパリパリですが中身は非常にジューシーで美味しいです。塩加減もちょうどいいあんばいです。
さすがはプロの料理人の仕事ですね、、、
京都吉兆では蓼酢ではなく"酢"に浸けて頂きます。
その方が鮎の旨みがダイレクトに伝わります。
"鮎の塩焼き"はおかわり自由で、食べ終わった器をテラスまで持参して盛り付けて頂けます。
1尾ずつだと面倒なので2尾ずつ"おかわり"して7匹も頂きました。
意気のいい琵琶湖産の鮎が泳いでいます。
料理人の方に教えて頂きながら鮎の"串うち"体験をさせて頂きました。
生きた鮎なので少し残酷な感じを受けますが、何とか波打つ様に串をうつ事が出来ました。
自分で串うちした鮎の塩焼きを頂けるとは、、、貴重な体験でした。
御飯は自分で作る"鮎茶漬け"です。
御飯の上に鮎の塩焼きを載せて身をほぐします。
その上から京都吉兆自慢のお出汁をかけて頂きます。
鮎とお出汁の相乗効果で非常に美味しい茶漬けです。
こちらもまたまたおかわりして合計で9匹も頂いてしまいました。
3年分くらいの鮎を頂いた感じで十二分に楽しませて頂きました。