京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

建仁寺塔頭 霊源院

2021年10月19日 09時09分00秒 | 日記
す 霊源院は建仁寺塔頭のひとつで室町時代初期の1394年に龍山徳見和尚により「霊泉院」として開かれた寺院です。





南北朝時代中期(1367)に中厳圓月和尚が「妙喜世界」を建立し、建仁寺に移築されました。

「妙喜世界」は後に「妙喜庵」と改名されます。

明治になり「霊源院」と「妙喜庵」とが合併し、現在の「霊源院」となり今日に至っています。



本堂入口に掲げられている「妙喜世界」の扁額はその名残りです。

建立当時の霊源院は現在で言う総合大学の機能を備え、俗に「建仁寺の学問面」を代表する寺院で、多くの学僧を輩出しています。



今回は本堂の天井に上げる天井「雲龍図」が完成し、そのお披露目の公開でもあります。








中国の画家・陳漫さんの作品で、建仁寺法堂と同じ双龍図になっています。
来年には天井に上げられるそうです。

上を向いた龍と下を向いた龍との双龍図は初めてです。
彼女の感性でしょう!日本人には無い発想ですね。









庭園も昨年に足立美術館を始め数々の庭園を作庭され「昭和の小堀遠州」と謳われた中根金作さんのお孫さんおふたりにより新しくなった庭園です。
「鶴鳴九皐」と建仁寺・小堀泰巖管長猊下により名付けられました。





湛慶作の毘沙門天です。



中厳圓月和尚像です。

今度は天井に上げられた雲龍図を見てみたいですね。