京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

「鑑真和上と戒律のあゆみ」京都国立博物館

2021年04月28日 08時53分00秒 | 日記
 4月22日は京都国立博物館で開催している「鑑真和上て戒律のあゆみ」の特別展に行って来ました。







重要文化財の明治古都館前では早くも躑躅が満開を迎えていました。







会場は平成知新館で三階から一階までの全ての展示室を使い、第一章の「戒律のふるさと-南山大師道宣に至るみちすじ-から第五章の「近世における律の復興」までが時代ごとに展示されています。

予想はしていましたが「文書」類が多く、漢文や漢詩が全くダメは僕には理解不能です。









しかし、そこは京博!戒や律をわかりやすく解説したリーフレットが用意されています。
専門的な内容ではないですが展示物鑑賞に役立ちます。





全く密ではない展示室で数名の方が見入っていたのが有名な国宝の鑑真和上坐像です。

像が安置されている唐招提寺御影堂は今、修復工事中で、4月24日からは神戸市立博物館で東山魁夷画伯の「御影堂障壁画展」が開催される予定です。

聖武天皇の招聘に応え五度に渡る渡航の末に日本に来られ、ホントの戒律を伝えられた中国の高僧です。
生前に弟子が依頼し制作された像だけに和上のお姿に最も近い像だと思われます。

内容はコアな展示物が多く、知識がなければ難解ですが、ホンモノの鑑真和上の坐像や絵画、書、仏具に触れるいい機会となる展覧会でした、

平成知新館の展示室は広いので全室を丁寧に観て周ると結構な時間と労力が必要ですね。

尚、鑑真和上坐像の写真はミュージアムショップで購入した写真からです。

次に入口横にある前田珈琲店で休憩します。



次の特別展は「京の国宝」展で7月24日(土)からです。