京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺の昼間拝観と夜間拝観

2021年04月05日 20時22分00秒 | 日記
 3月30日は、高台寺の事務長や会員組織「湖月会」のお世話を長年にわたり務められてきたKさんが3月いっぱいで退職されます。



最後にお会いしたく訪ねました。
少しばかりの手土産を持参して行きましたが、Kさんからも"おこころばかり"を頂いてしまいました。

今の高台寺をここまでの人気寺院にされたのは前の執事長・後藤典夫さん、専属庭師・北山安夫親方、それに裏方の事務長Kさんの功績が非常に大きいと思っています。









茶室"湖月庵"前の馬酔木の花と南庭「波心庭」の高台寺桜です。
ほぼ満開でした。


江戸時代初期の小堀遠州の作庭とされています。




開山堂横の臥龍池の池畔には早くも石楠花が咲いています。
ホント季節が狂ってきていますね。
近い将来、日本はホントに亜熱帯気候になってしまうのではないかと危惧します。









高台寺には、ねねさまが信仰された天神さまがお祀りされています。







陽が落ちると昼間とは違う表情を見せてくれます。
コロナ対策の中、派手な演出はありませんが、ひと時でも"親兄弟の事、友人の事、会社でお世話になっている先輩同僚の事、
、、普段当たり前に生活が出来ている事に感謝する時間"になればと思います。

誰もが自分ひとりの力で生きているかのように思っていますが、誰かの力を借り、また、その世話になっているものです。



「狐の嫁入り」です。
毎年、「東山花灯路」の開催に合わせて行われていますが、コロナの影響で2年続けて中止になり、今年は高台寺独自のイベントとして行われています。
年齢や未婚既婚は問われず高台寺HPからどなたでも申込みが出来ます。

来年、"我こそ!"と思われる女性は申し込まれたらどうでしょうか?
狐の面を終始付けているので大丈夫です。







高台寺塔頭の月真院です。
駒札にあるように幕末の激動期に御陵衛士の屯所となったお寺です。
以前は宿坊をされていましたが今は伽藍内は非公開となっています。





同じく高台寺塔頭の春光院です。
こちらも非公開の寺院ですが、毎年10月に開催される「北政所茶会」でお茶席のひとつ"陣中席"に使われます。







南禅寺畔 桜鶴苑の庭園と桜

2021年04月05日 06時47分00秒 | 日記
 桜鶴苑は南禅寺参道から少し北へと入ったところにある結婚式、レストラン、宴会が出来る施設です。





こちらの売りは何と言っても料理と1200坪の日本庭園です。









天橋立の名旅館「玄妙庵」で長年、料理の修行を積まれた料理長・三島竜二さんの京料理が味わえます。

どこにも表示はありませんが、五条通にある京料理の老舗名店「はり清」さんが飲食部門を担当されています。









門を入り左手には芝生がはられた広々とした庭園です。
南側の石垣には水が流れ、周囲には桜が咲いています。
この日もカメラマンの方が新婚さんの撮影をされていました。
和装の新婚さんを見るとホッとしますね。
街中だと他に観光客の方がいますが、ここは完全プライベート空間です。



案内板にあるように、桜鶴苑庭園は無鄰菴や對龍山荘、円山公園などの近代日本庭園を数多く手掛けた七代目小川治兵衛"植治"の作庭です。

東山を借景にした池泉回遊式庭園で池泉の水は琵琶湖疏水から引かれています。
ブライダル関係の方々しか見る事の出来ない隠れた"植治"の名庭です。







今度は反対側にある木戸を潜ると茶室と飛石が打たれた露地へと誘われます。







露地を抜け再び門を潜ると明るく開放感たっぷりの"植治"の庭が広がります。









こんな最高のロケーションの場所で結婚式をあげる新緑さんはホント幸せなカップルですね。

今回は、以前に「はり清」さんでカルチャースクールの講座があり、女将さんとのご縁で庭園に入れて頂きました。

なお、お料理の写真は「桜鶴苑」さんのHPから転載させて頂きました。