3月30日は、高台寺の事務長や会員組織「湖月会」のお世話を長年にわたり務められてきたKさんが3月いっぱいで退職されます。
最後にお会いしたく訪ねました。
少しばかりの手土産を持参して行きましたが、Kさんからも"おこころばかり"を頂いてしまいました。
今の高台寺をここまでの人気寺院にされたのは前の執事長・後藤典夫さん、専属庭師・北山安夫親方、それに裏方の事務長Kさんの功績が非常に大きいと思っています。
茶室"湖月庵"前の馬酔木の花と南庭「波心庭」の高台寺桜です。
ほぼ満開でした。
江戸時代初期の小堀遠州の作庭とされています。
開山堂横の臥龍池の池畔には早くも石楠花が咲いています。
ホント季節が狂ってきていますね。
近い将来、日本はホントに亜熱帯気候になってしまうのではないかと危惧します。
高台寺には、ねねさまが信仰された天神さまがお祀りされています。
陽が落ちると昼間とは違う表情を見せてくれます。
コロナ対策の中、派手な演出はありませんが、ひと時でも"親兄弟の事、友人の事、会社でお世話になっている先輩同僚の事、
、、普段当たり前に生活が出来ている事に感謝する時間"になればと思います。
誰もが自分ひとりの力で生きているかのように思っていますが、誰かの力を借り、また、その世話になっているものです。
「狐の嫁入り」です。
毎年、「東山花灯路」の開催に合わせて行われていますが、コロナの影響で2年続けて中止になり、今年は高台寺独自のイベントとして行われています。
年齢や未婚既婚は問われず高台寺HPからどなたでも申込みが出来ます。
来年、"我こそ!"と思われる女性は申し込まれたらどうでしょうか?
狐の面を終始付けているので大丈夫です。
高台寺塔頭の月真院です。
駒札にあるように幕末の激動期に御陵衛士の屯所となったお寺です。
以前は宿坊をされていましたが今は伽藍内は非公開となっています。
同じく高台寺塔頭の春光院です。
こちらも非公開の寺院ですが、毎年10月に開催される「北政所茶会」でお茶席のひとつ"陣中席"に使われます。