京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

石山寺

2021年02月19日 07時36分00秒 | 日記
 園城寺を拝観後、京阪電鉄石山線に乗車し、石山寺へと来ました。









滋賀県大津市の瀬田川沿いに伽藍を構える石山寺は奈良時代聖武天皇の勅願により良弁僧正が創建された古刹です。





源頼朝の寄進による正門東大門の仁王像が迎えてくれます。
もうすぐ"梅まつり"が行われ参道には鉢植えされた梅が展示されています。







拝観受付を済ませると右手には長い石段があり、登り切ると右手には毘沙門堂があります。





左手には蓮如堂があります。
真言宗のお寺に何故に蓮如堂が?と思われるでしょうが、蓮如上人の母君が石山観音の化身だと言われ、上人の形見の蓮如鹿の子の小袖が安置されている為です。







正面には国の天然記念物となっている硅灰石(けいかいがん)の奇岩が聳え立っています。
硅灰石山は石灰石と花崗岩とが地中深くで接触し、その熱作用で出来たものです。
通常は大理石となるようで、このような硅灰石となり巨石を形成する事は稀だそうです。

自然の悪戯が有れば石山寺は大理石の上に築かれていたかも知れないですね!









開花が始まった白梅を眺めながら本堂へ。
西国三十三所札所の十三番札所になっており、ご本尊の観音さまは勅封になっています。
昨年にご開帳され初めて直接お詣りしました。



本堂内には「源氏の間」があります。
藤原道長の娘で一条天皇の皇后上東門院彰子から依頼され紫式部が源氏物語を構想し執筆したところと伝えられています。






校倉造の経蔵の下には「腰掛石」があり妊婦さんが座ると安産で出産できると言われています。





経蔵の隣りには紫式部の供養塔と松尾芭蕉の句碑が並んであります。





多宝塔です。
智拳印を結ばれた大日如来坐像がお祀りされています。
ここからの硅灰岩の眺めも絶景です。





「芭蕉庵」と名付けられたお茶室の隣りには月見亭があり、毎年の中秋の名月の日には夜間拝観も行われます。
眼下には琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川が流れています。
さらに先には有名な「瀬田の唐橋」があります。





「東風の苑」と名付けられた梅園です。
まだまだ寒い中ですが開花が進んでいます。



最後は、御影堂です。
弘法大師空海がお祀りされています。

門前の土産店で瀬田名物のしじみの佃煮を購入し母親への土産としました。