京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

二条城 清流園香雲亭での昼食と大広間三の間入室

2019年01月28日 19時11分53秒 | 日記
今日、1月28日は昨年末から予約していた二条城清流園香雲亭での昼食(早春の二の丸御膳)に来ました。昨年に続き2度目です。







毎年この時期に昼食、夏には朝食が香雲亭で頂けます。
提供は、円山公園の坂本龍馬・中岡慎太郎の銅像がある近くに店を構える京料理「いそべ」さんです。前回、お料理内容、ロケーションが良かったので再訪した次第です。







清流園は、昭和40年(1965)に出来た庭園で江戸時代初期の豪商 角倉了以の一之船入にあった邸宅の一部を移築、庭園の庭石約800個を譲り受け、また、全国から銘石300個を使い作庭されました。















香雲亭は、お茶会やウェディングで使われることはありますが通常非公開の建物です。また、海外のVIPにも利用され、故ダイアナ妃が二条城に来られた際の休憩所となったり、映画「ラスト サムライ」の制作発表がこちらであり、トム・クルーズも同席していました。
水屋などの水道設備はありますが、ガスやIHなどの調理器具は備わっていません。
温かい料理を提供するために香雲亭の裏にガスコンロを持ち込み調理されています。

お料理、香雲亭からの眺めを存分に楽しんで、二条城の二の丸御殿を見学します。
今日までの期間限定で大広間三の間への入室見学があり、狩野探幽の障壁画、欄間を間近で見学できました。欄間は厚さ約35cmの檜の一枚板が使われ、三の間からは孔雀が、反対の四の間からは松と牡丹が彫られています。今では、このような檜は手に入らないですし、また、彫れる職人さんもいないそうです。

内部は撮影禁止なので京都市のHPから写真を引用します。



また、二条城障壁画 展示収蔵館では、10年ぶりに大広間ニの間、三の間に描かれた狩野探幽の「松孔雀図」のオリジナルが公開されています。



展示室の中央には、畳が2枚敷かれおり、座って障壁画を眺め時の大名、老中の気分に浸ることができます。

最近、4月から入城料が千円に上がる発表がありました。
増収分は二条城の修復、維持管理に当てられます。