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ガソリン出荷、「静かな年末年始」で低調 石連週報、灯油は年越し寒波で出荷大幅増

2021-01-07 07:46:40 | 日記
石油連盟は6日、原油・石油製品供給統計週報(12月20日~26日、12月27日~1月2日)を公表した。今回は年末年始期間を含む2週分の公表となる。
本紙推計によるガソリン出荷は、12月20日~26日が87万5千kl(前週比7万8千kl増)で3週ぶりに増加しているものの、前年同期(2020年12月22日~28日)に比べ9千kl減少。12月27日~1月2日は83万7千kl(3万9千kl減)に減少、前年同期比では4万7千kl減となった。今年の年末年始は、構造的な需要減退に加え、新型コロナウイルスの感染再拡大をふまえて政府が帰省や行楽などの自粛を求める「静かな年末年始」を呼びかけたことで、ガソリンの週間出荷量は2週とも90万klに届かなかった。
一方、灯油出荷は、12月20日~26日が59万2千kl(20万1千kl増)、12月27日~1月2日は51万kl(8万2千kl減)。前年同期比ではそれぞれ1万2千kl増、27万4千kl増となる。記録的な暖冬だった昨シーズンに比べ今年は気温が低く、特に年末年始は日本海側を中心に強力な寒波が襲来したことで暖房需要が喚起され出荷量が大幅に増加した。

石油通信社


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