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2025年までにFCV価格500万円台目指す 経産省、水素・燃料電池行程表を改定

2019-03-14 07:26:34 | 日記
経済産業省は12日、水素・燃料電池戦略協議会を開催し、改定作業を進めていた水素・燃料電池戦略ロードマップをまとめた。今回のロードマップでは、FCV具体的な価格にまで踏み込むなど「水素ステーションではJXTGエネルギーや岩谷産業など民間企業の協力もあり設置が進んでいるが、自動車側にもっと努力してほしいというメッセージが込められた」(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギーシステム課)としている。
同ロードマップは、2014年に初めて策定され、16年と今回の2回にわたり改定されている。FCVについては、トヨタ自動車のFCV「MIRAI」とハイブリッド車の「クラウンハイブリッド」の価格差が現状で300万円あるものを2025年までに70万円にまで縮小するなど「ハイブリッド車と電気自動車の価格差と購買動向などをふまえた具体的な価格目標を示した」(同)など官民の協議会では珍しく個別商品の価格にまで踏み込んだ。
このほか、水素ステーションについては、技術開発に加えて全国的なネットワーク拡大や土日営業の拡大、SSやコンビニなどの併設など運営面での工夫で整備費は現状の3・5億円から25年に2億円、運営費は34百万円から15百万円、圧縮機は9千万円から5千万円、蓄圧機は5千万円から1千万円に低減する目標が示され、それぞれの分野ごとに毎年フォローアップしていくことも示された。

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