先日、就実大学で開催されました公開講演会で大井浩二先生の「アメリカン・ルネサンスの知られざる女性作家たち」と題する講演を拝聴しました。
それに先立ち、本学図書館に入っている大井先生の関わられた著作等を読ませていただきました。
『世界におけるアメリカ像』(南雲堂, 1992)

この書では、大井先生は「西欧から見るアメリカ像[日本人から見て]」(pp.166-203)を書かれています。
その中で、ヨーロッパ人がアメリカをどのようにとらえているかを、先生の博学な知識を用いて、日本人の立場から論じておられるのがすごいところです。
『スモールタウン・アメリカ』(英宝社, 2003)

これは、僕自身、姉妹都市交流やアメリカ研修旅行で「スモールタウン」であるNew Paltz Villageに何度も訪問しているので、とても興味を持ちながら今までなかなか読めなかった書です。
この中では、大井先生は「はじめに 失われたスモールタウンを求めて」(pp.5-11)と「スモールタウンの形成と変容 第1章 外からのスモールタウン―ジェイムズ・フェニモア・クーパーの場合―」(pp.15-39)を書かれています。
また、この書では、藤谷聖和氏が「中西部とスモールタウン―『スプーン・リヴァー・アンソロジー』を中心に―」(pp.40-68)という文章を書かれています。
この『スプーン・リヴァー・アンソロジー』は、1915年出版で、今年が出版100周年となります。
それに合わせ、本学のアメリカ研修でも受け入れ校ニューヨーク州立大学ウルスター校のRichard Cattabiani先生が同校のドラマ学科の今年の舞台Spoon River Anthologyの舞台監督をされました。
Masters remastered: Spoon River Anthology on stage at SUNY-Ulster
(9月にお会いした時に、この作品の原著をRichard先生のサイン入りでいただきました。)
また、この『スモールタウン・アメリカ』で第10章「もう一つのスモールタウン ―日系アメリカ演劇が映し出す「記憶の町」の妻たち―」を書かれた貴志雅之先生も以前、就実大学で講演を行われ、それも聴講させていただきました。
Identity and the Modern World by Erik H. Erikson, Edited and Annotated by Koji Oi (Kenkyusha, 1975)

これは、精神分析の大家エリクソンの原文に注釈をつけた研究社のModern English Readersシリーズの一冊ですが、Prefaceおよび各章の解説などを読ませていただきました。
本来は、大井先生の著書はもっと多いのですが、英文科や英語科がない新見公立大学・新見公立短期大学の図書館には、この3冊しかありませんでした。
でもこれを機に、読むことができてよかったですし、アメリカ文学からアメリカ学、そして精神分析学に至るまでの、そして今回の講演では「知られざる作家たち」にも光を当てる講演をされ、先生の守備範囲の広さに感激いたしました。
それに先立ち、本学図書館に入っている大井先生の関わられた著作等を読ませていただきました。
『世界におけるアメリカ像』(南雲堂, 1992)

この書では、大井先生は「西欧から見るアメリカ像[日本人から見て]」(pp.166-203)を書かれています。
その中で、ヨーロッパ人がアメリカをどのようにとらえているかを、先生の博学な知識を用いて、日本人の立場から論じておられるのがすごいところです。
『スモールタウン・アメリカ』(英宝社, 2003)

これは、僕自身、姉妹都市交流やアメリカ研修旅行で「スモールタウン」であるNew Paltz Villageに何度も訪問しているので、とても興味を持ちながら今までなかなか読めなかった書です。
この中では、大井先生は「はじめに 失われたスモールタウンを求めて」(pp.5-11)と「スモールタウンの形成と変容 第1章 外からのスモールタウン―ジェイムズ・フェニモア・クーパーの場合―」(pp.15-39)を書かれています。
また、この書では、藤谷聖和氏が「中西部とスモールタウン―『スプーン・リヴァー・アンソロジー』を中心に―」(pp.40-68)という文章を書かれています。
この『スプーン・リヴァー・アンソロジー』は、1915年出版で、今年が出版100周年となります。
それに合わせ、本学のアメリカ研修でも受け入れ校ニューヨーク州立大学ウルスター校のRichard Cattabiani先生が同校のドラマ学科の今年の舞台Spoon River Anthologyの舞台監督をされました。
Masters remastered: Spoon River Anthology on stage at SUNY-Ulster
(9月にお会いした時に、この作品の原著をRichard先生のサイン入りでいただきました。)
また、この『スモールタウン・アメリカ』で第10章「もう一つのスモールタウン ―日系アメリカ演劇が映し出す「記憶の町」の妻たち―」を書かれた貴志雅之先生も以前、就実大学で講演を行われ、それも聴講させていただきました。
Identity and the Modern World by Erik H. Erikson, Edited and Annotated by Koji Oi (Kenkyusha, 1975)

これは、精神分析の大家エリクソンの原文に注釈をつけた研究社のModern English Readersシリーズの一冊ですが、Prefaceおよび各章の解説などを読ませていただきました。
本来は、大井先生の著書はもっと多いのですが、英文科や英語科がない新見公立大学・新見公立短期大学の図書館には、この3冊しかありませんでした。
でもこれを機に、読むことができてよかったですし、アメリカ文学からアメリカ学、そして精神分析学に至るまでの、そして今回の講演では「知られざる作家たち」にも光を当てる講演をされ、先生の守備範囲の広さに感激いたしました。