ジャーミィとはモスクの事です。世界遺産であるブルサには、たくさんのジャーミィがあるみたいですが、その中で見るべきジャーミィと言ったら、ここ「イェシルジャーミィ」と「ウルジャーミィ」らしいですね。
イェシルとは緑と言う意味で「緑のジャーミィ」。
その名に相応しく、美しい緑色のタイルが出迎えてくれました。
ここでも靴を脱いで、スカーフ着用です。
ブルサはオスマン帝国の初期の都だったのですね。
壁や天井が本当に美しくて、惚れ惚れと見とれました。
上の噴水(清める為の水)の所の水が出ている所を見たかったです。
下の人々は何をしているのかって言うと、
やはり、入り口の美しい天井の写真を撮っていたのです。
ここは、イェシルジャーミィの近くにある、イェシル・テュルベです。
テュルベとは霊廟の意味でメフメット1世とその家族の棺が置いてあります。もちろんその棺の中で眠っているのではなく、地下で眠っているのですが。
この中も本当に綺麗なタイルの壁面に圧倒されました。
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そしてほんの少し、バスに乗って移動して訪れたのは、ウル・ジャーミィでした。
ここ、外観の写真が二人揃ってありません。ここの外観は、普通のモスク(ジャーミィ)とは異なる趣で、なかなか面白いのですよ。興味のある方は検索してください。なんで写真がないのかなと思っていましたが、いろいろと検索していたら、その時の事を思い出してきました。
この日は本当に移動に時間がかかり、お昼も2時半スタートだったじゃないですか。
中に入って、外に出たらもう次のバザールに移動だったのです。だけどそれはこのウルの隣にあって、ガイドさんが、そこまで案内したら時間まで自由行動だと言うので、また戻って来て写真を撮ればいいやと安易に思ったのでした。はっきり言ってとんでもない事でした。
すべてが時間不足だったのです。
だけど、その時の私に「見るべきものを見なければ」と言う強い気持ちがあったかどうか疑問です。
大きいモスクで入り口から人が多く、ここはブルサで一番の有名な所なんですって。
ずっと空と大地と岩ばかり見てきたものですから、いきなり人間が多い世界に舞い戻って来て、疲れが出始めてしまったかもしれません。
中には美しいカリグラフィーがいっぱいです。
そしてウル・ジャーミィの近くのバザール、コザ・ハン。シルクのバザールなんです。
安かったのですよね~。でもスカーフを今はいらないものだから、それは買わなかったのですが、ここではくずマロングラッセを買ったのですよ。それが意外とサクセスな買い物で、家に帰ってからあっという間に使ってしまったのです。
ここも本当に時間が無くて、ほんの少々の雰囲気を楽しんだと言う感じでした。
それでもその雰囲気がとっても素敵で、本当は満喫したかったです。
だけど仕方がない事です。この場所ではトイレ休憩も含めて40分もなかったと思います。そしてその後およそ2時間半かけてイスタンブールの夕食を頂くためのレストランに向かわなくてはならなかったのですから。
ブルサからイスタンブールまでは、まだ160㎞、あったのです。