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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「教皇選挙」を見てきました。

2025-03-28 09:06:43 | 映画

3月24日に見てきました。

映画の感想ではありませんが、やはり映画ヒットの重要なポイントは、宣伝とあとは公開のタイミングなのかもと思ったりしています。

「アノーラ」の宣伝、たまたまであったとしても見たことがありません。「教皇選挙」のCMもたくさん見たと言うわけではないにしても、確かに目に入って来ていたのです。

コンクラーベの様子は、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)シリーズの「天使と悪魔」で、何となく様子が分かっていたので、さほど興味があったわけではありませんでした。

なのにふとなにげなく、「コンクラーベはやっぱり根比べだよな。」などと下らないことを思いました。ふと思ってしまったのは、視覚にその映画の情報が入っていたからだと思うのです。するとなんだか急にその映画が見たくなったのです。教皇選挙のみで一体何が描かれているのだろうかって、徐々に興味が出てきたと言うわけなのです。

映画館にはバスの都合で早めに着いたので、待ち時間が長くなるのが嫌だから、コンビニで1件支払いを済ませれば良かったかななどと考えながら発券機に向かったのですが、トンデモナイことでした。

残席3枚ー。

平日の午前11時の回ですから、そんなに混むはずがないと思い込んでいました。

コンビニなどに行ってたら、きっとその日の予定は大幅に狂ってしまったに違いありませんでした。

久しぶりの最前列にての鑑賞になりました。

満席。

凄いと思いました。

 

作品自体も面白かったです。

これ、のちに舞台にすることが出来るような感じがしました。

描かれている世界が狭い。なのにまったくそれを感じさせないし、次から次へと問題が起きるし・・・・・

これは感想に、絶対にネタバレ禁止です。

 

映画好き・ドラママニアの方々の中には、筋読みが得意な方は多数いらっしゃると思います。私もどちらかと言うと、自分が先読みした筋の答え合わせを、微妙に楽しみながら見ている時があります。特にサスペンスやミステリー系はね。

これも、ある人のある言葉で、「あー、そういう事か。」って、分かったんです。でもそれは真実までの間まで1分あったでしょうか。

(なんかそう言う映画がありましたよね。ニコラス・ケイジの作品でほんのちょっとの未来が分かるってやつ(笑))

先に分かろうが、まったく意味のないことです。いや、むしろ分からなくて良かったです。そういう事かと思った時から私は吃驚して、思わず口を押えてしまいました。別に悲鳴も上げないし声も出しませんよ。それでも人はあまりにびっくりすると、そう言うリアクションを取ってしまうんだなと、変なところが冷静であって、おのれのリアクションにまた驚いてしまいました。

それから瞳が濡れたんです。ちょっとだけ私には泣けました。たぶんこの映画で泣いたと言う感想はあまりないのではと思うので、「私には」と入れました。

そして心の中で「ざまあみろ」って思ってしまいました。

この感想こそ、ほとんどの方には共鳴して頂けないかもしれません。

ただ、世の中にはおおらかな方・悟っている方・生きてきた時代に迎合している方・何も考えていない方もいらっしゃるから、見た方の半分とは言いませんが4分の1から6分の1くらいの方は、最後の5文字の感想に「ふふふ、分かるよ」と言って頂けるのではないかな思ったりもしたのでした。

ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)が最後に見た、ラストシーンも良かったですね。

 

その他の解説は→教皇選挙 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

 

 

 

 

 

 

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べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜第12回「俄(にわか)なる『明月余情』」

2025-03-25 00:42:49 | ドラマ (大河)

嬉しいけれど、ちょっと寂しく思った事。

とうとう「尾身としのりを探せ」が終了してしまった事でしょうか。

どんどん真ん中に出てくるなと思ったら、ど真ん中に来てしまいました。そろそろ来るなと覚悟していたので、ちょっと嬉しくもあったのですが・・・・

だけど今までの答え合わせまでしてくれたのは、良かったですね。

 

また俄祭りのすずめ踊りの大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)のバトルは、本当に面白かったですね。

最初はどうなるのかって思ってしまいましたが、この熱い戦いが、むしろ祭りを盛り立てて人々の楽しみに変わり、最後は争っていた二人ががっつりと組んで感動的に祭りを閉めたのは、なんか流石だなと思ってしまいました。

 

そして凄く気になってしまったのは、この祭りに乗じて、新之助とうつせみが再び門の外に消えて行ってしまった事でしょうか。

祭りに神隠しは付きものでは済まないのではないかと、心配になってしまいますよね。

最初に逃げて捉まった時、いねが言ったじゃないですか。

女を養おうと男は博打、男を養おうとして女はヨタカになるしかなくて、場所を変えただけの地獄が待ってるって。

それとも、会えない間に新之助が蓄えたお金が役に立つのでしょうか。また会えない間にうつせみが貸本で学んだことが役に立つのでしょうか。

あの時とは、少し状況が変わっているのかも知れません。

そう信じて、この先のふたりの知らせを待ちたいものですね。

 

それから平沢常富<朋誠堂喜三二>に青本を断られて、次の一手が浮かばない蔦重。でもイマイチ祭りに乗り切れないとか言いながら、様子を見ようと言う余裕があった事も凄いことだなと思いました。

だから自分に依頼が来なかったことに不満を持っていた春章に、即、タイムリーな依頼をすることが出来たのですよね。

アンテナ大事。蔦重、本当にアイデアマンですよね。

私、ちょっと思っちゃった。

-×-は+って。

雀踊りバトルも、蔦重と春章の巻替えしもにも。

 

だけどラスト・・・・

瀬衣は寂し気に一人。傍には勘の鋭い夫、鳥山検校。

きっと吉原に居たら、賑やかで楽しかったのに・・・・・・なんてことは思いません。なんたって遊郭であることに変わりはないのですから。

これ、ドラマだよと思いつつ、そんな顔してないで、瀬衣には「あなたもなんかやれ」と思ってしまいます。幸せは心の持ちようだよ。

 

ああ、でも祭りで水を得た魚のように生き生きしていた次郎兵衛さんが見られて、なんだか嬉しかったです。このドラマ、彼のような癒し系は大事ですよね。

 

それから、先日野田市にある美術館「MOMOA」に行ったのですが、ちょうどやっていた企画展が「浮世絵黄金期 -蔦屋重三郎とその時代-」展でした。

小さな美術館ですが、浮世絵では毎回攻めていますよ。3月26日からは「「お江戸美人競 -吉原の花魁・深川芸者・茶屋の娘たち-」展ですから。

それで祭りの絵ではないのですが、そこで見てきた浮世絵で、春章のものを少しだけ載せておきます。

役者絵です。

 

 

 

・鉄拳が演じた礒田湖龍斎のも一枚載せておきますね。

 

 

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キラキラしていた☆葬儀を終えて

2025-03-23 02:52:20 | 梢は歌う(日記)

長く活躍している俳優さんなどを見ていても、今がどんなに力をつけて良い演技をする重鎮な方になっていても、その人の若い時の映像を目にすると、ただ若いだけで、もうそれだけで煌めいて見えたりしませんか。

それはさ、きっと私たちも本当は同じなんじゃないかと思うんです。

過去の私もあなたも、ただ若いだけでキラキラしていたんですよ、きっと。

しかしその時は、そんな事にも気がつかないで、くだらないことでモヤモヤしたりクヨクヨしたり、多くの時間を無駄にしたように思います。

だけど「若さ」と言うものを礼賛しだすと、なんだか自分が一気に老けたような気にもなるってものですよ。

これは、私の中に確かにある感覚なんです。

 

ところが私、最近になってまた違う感覚を、自分の中に感じるようになってきたのです。

それはある意味、また違う老いの表れかもしれません。

何をかって言うと、年齢は関係なくキラキラと生きている人を感じるようになったのです。ただ若いだけで煌めいて見えると言う感覚も、やっぱり私の中にあります。

でも自分がシニアと呼ばれる年齢まで歳を重ねることが出来て、そこまでやって来て分かることもたくさんあるのですよね。

所謂、それが経験値と言うやつですね。

そのレベル高め(?)の経験値の目で見まわしてみると、どんなに歳を重ねても、キラキラ生きている人はたくさんいるのだと分かるのです。

そしてこの人たちはですね、「ただ若い」と違って「ただ」の部分がないわけですから、それなりの知恵と努力と気概が必要じゃないかと思います。

そう言う人に出会うと、学ぶことも多いし、「尊敬」と言う言葉を使いたくなると言うものです。

 

私の義母は、そんなキラキラ生きてきた人だったと思います。

こう書くと、私がずっと義母を尊敬し仲良しだったかのようですが、人に歴史ありと言うところでしょうか。決してそうではなかったのです。

上にも書いたように、自分が経験値を積んだから分かるようになったわけで、若い私には、とても自分勝手で気が強い母を素晴らしい人だなんて思っていませんでした。

60代半ばで未亡人になってしまった彼女は、そこからが本領発揮。趣味から始めたものが、徐々に仕事として成り立ち、時には海外にも飛び出していきました。

自治会でも良く働き、必要とされる側の人でした。

凄い人ですよね。

でもこの時、私はまだ30代で、お付き合い的には距離があったんです。

やはりですね、60代後半と30代の半ばでは、まだお友達のようにって言うのは、難しいものがありますよね。

だからほど良い距離を保ちつつ、いい関係でお互いに歳を取っていくことが出来たのだと思います。

 

そうしてお互いに歳を重ねた私たちは、ある時は映画のお友達でもありました。

待ち合わせをして、一緒に映画を見るー。

楽しかったなぁ。

その後のランチ、良く奢ってもらいました。そこで映画の感想を言い合えるのも良かったです。

リチャード・ギアが好きだった、女子力高い義母でした。

今ちょっと涙が出ちゃった。

 

葬儀まで、忙しすぎて、そして終わった今もやることがまだいっぱいで、それで頭の中もいっぱいになっています。

そう言えば昔、このブログの中でも泣き虫kiriyって言っていたのに、本当に涙などと言うものがどこかに飛んで行ってしまったような毎日でした。

さっき、その義母関係の「やることリスト」作りました。

 

「お母さーん、ちゃんとやることやるからね。任せてね。」と心の中で言ってます。

ああ、でももうあの人、いないんだな、どこにも・・・・・

アッ、またちょっとだけ涙が出ちゃった。

 

 

画像の中の写真は、100歳のお祝いにショートステイ先で撮ってもらったものです。

 

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2月の暮らし☆2025

2025-03-20 03:05:22 | 梢は歌う(日記)

2月は逃げると申しますが、今年の2月はまさにそんな感じでした。

毎年そんな感じなのかもしれませんが、ごく稀に違います(笑)

自分のしたい事したかった事を、それなりにやることが出来た年は満足度も高く、2月は逃げなかったようです。

2月は義母の入院があり、その為に陶芸は諦めて、畑を大きなところに借り換えたのに、畑の持ち主が一度耕しておいてくれると言ったのに、ずっと放置されて(たぶん忘れてしまったのでしょう。絶賛放置中です。)引っ越しもままならず、そのうちいろいろあって、今も全く手つかず状態になっています。

そのいろいろの一つは、2泊3日の旅行だったのですが、それが入っても何も問題はないと言う予定でした。

大変だったのは、コロナに羅漢したことでした。もうその後、もろもろの活動が止まってしまいました。

でも寝込んだと言うか、たくさん寝たのは2日もなかったと思いますが、その後は普通に洗濯をしご飯を作っていたのです。

だけど何かあっても日記はもちろんですが、メモも取らず、写真も撮らず、そして記憶もさほど残っていないので何をして過ごしていたのか記憶喪失状態(;^_^A。

すると私はなんだかモヤモヤします。

だってその日が全く無いみたいじゃないですか。

ってことは、洗濯&普通の料理だけというのは、確かに大事なことをしているわけですが、私にとっては「つまらない泡の日のような1日」ってことになってしまうのかしら。

でもそんな事を言っていても、いつかそれさえも出来なくなって、そのつまらなく感じた毎日の基本の生活が、いかに大切だったのだと思い知る日が来てしまうのかも知れません。

これは3月になって思っていることなので、その事には触れないつもりでしたが、やはりそれを痛感している今の私なんです。

でもそんななにげに謙虚っぽい、意外と普通の正論を言っているような気がしますが、だけど自分に正直になれってもんですよ。今の、そう今時点の私には、家事だけやってる生活なんかはっきり言って「つまらないよ」なんですね、きっと。

ああ、違いますね。嫌いなんですよ。料理は嫌いじゃないのですが、その他の家事が。

って、今ここで、2月がなぜ逃げてしまったかのように感じたのかの流れで、自己分析を始めてどうするんだって言うことですよね。

じゃあ、いっそ、「家事の達人になる」とか目標を立ててしまいましょうか。そうしたらその目標に向かって毎日が充実するってもんじゃないかしら。

(そう言うことは4月1日に言え←心の中の声)

 

アッ、クタクタとどうしようもないような事を書いていたら、私、大事なことを思い出しました。

コロナで家に引きこもっていた時も、お友達にはお電話したりして孤独ではなかったのです。

そのお友達の中に、年賀状のやり取りも途絶えて、なにげにまた疎遠になってしまっていた友人と復活しました。漫画やアニメの話が出来るメル友になりました💛

 

下の囲みは昨年の3月19日に投稿した、昨年の2月の暮らしのまとめです。

その下はお気楽な2月の生活の、雑なまとめです^^





 
2月の暮らし☆2024
・「1月の暮らし☆2024」の中に、強気なんだか弱気なんだか分からない、2024年の決意(あれも決意だったのです。)を書きました。>「生き抜く。ただそれだけが、今年の目標......
 




 いつもまとめ記事は、映画から。

2月に見た映画☆2025

 

 ドラマ

感想を書いたのは→アストリッドとラファエル 文書係の事件録シーズン5

民法のドラマも楽しみましたが、nhkの「東京サラダボール」は面白かったですね。

すでに多くの外国人が暮らす日本。いろいろな問題がそこにはあります。ドラマの感想なので難しいことは無しで書くと、バインミーは食べたくなりますよね^^

(無しすぎる・・・)

あと同じくnhkですが「覚えのない殺人」も興味深かったです。

認知症が発覚し、記憶が曖昧になっていく中、あの殺人の犯人は自分なのか・・・・って怖いですよね。

そしてまた違う視点で思った事は、認知症の人の行動にも、ちゃんと理由が存在してるんだなという事なんです。

 

 漫画

漫画サイトでいろいろな作品を楽しんでいます。
いろいろと読んでいるのですが、紹介したいのは

 

楳図かずお氏追悼の気持ちも込めて、読んでいます。特にその中に収められている「紅蜘蛛」を読み直してみたかったからなんですね。今は余裕がなくて、なかなか漫画の感想まで書けない感じですが、私的にはスルーしてはならない作家様です。

 

 お出掛け

初四国、行きました。尾道から愛媛。

尾道ラーメンを食べたからって尾道に来たことにはならないだろう

など、まだ5記事しか書いてませんが、写真日記なのであと3から5記事は書くのではないかと思います。

 

 また一つ歳を取りました。

幸せな誕生日☆2025

 

 義母が入院しました。

予想外な一日

やはりブログって便利です。そしてこんなおまとめ記事を書いていたから気がついたのですが、義母の白寿のお祝いは昨年の2月8日にしたのですね。

そして今年の2月8日に義母は入院したのです。

丸1年。彼女にとっては大切な時間だったと思います。

 

 バレンタインでした。

バレンタインの今日は

その日はお友達ともランチして、楽しい1日になりました。

 猫の日。

猫の日☆2025

 コロナになりました。

でも実は私は病院には行ってなかったのです。自分では風邪だと思っていました。熱は37.7以上は上がらず。だけど咳をすると胸やのどがすごく痛かったので、桔梗湯とカロナールがよく効きました。

日にちがズレて同じ症状になってしまった夫が病院に行って(お仕事をしているので)検査をしたら、コロナだと分かったのです。

それで、「じゃあ、わたしもか。」ってなりました(;^_^A

頭は痛かったです。でもそれも、あまり寝込んだ事がない私は、寝過ぎで痛くなったのだと思っていましたから。

ただ体力がガタッと落ちました。ちょっと動くとふうふう言ってしまいます。

 

そんな感じの2月だったかな。

雑なまとめに(いつもそうで、たいして変わりがないかも)なってしまいましたが、3月、または4月は、2月の旅行記なども含めて書いていく予定ですが、そちらはのんびりでも良いやと思っています。

いきなり驚くようなことを書いてしまいますが、実は(日付が変わっているので)今日、義母のお通夜なんです。

毎日が本当にせわしなかったです。きっとお葬式が終わっても、しばらくは忙しくしていると思います。

だからこそ、ちょっと彼女との思い出に浸ってしみじみとしたい私です。

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べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜第11回「富本、仁義の馬面」

2025-03-18 01:09:35 | ドラマ (大河)

なんかタイトル、ちょっと笑えるような感じがしましたが、なんたって「馬面」ですからね、でもすごく良いなと思いました。そこに「仁義の」がつくからです。

富本豊志太夫/午之助(寛一郎)は、まさに江戸っ子という感じがしましたね。

午之助がもてなしてくれた吉原の女たちの為に浄瑠璃を歌い、門之助が舞う。それを見た女たちは、籠の鳥である自分たちの知らない世界を垣間見ることできて、感動し涙を流します。そしてその涙に太夫も門之助もまた感動して、蔦重の願い通りに俄祭りに出てくれることを、即決で決めてくれるのです。

そしてついでのように、太夫の「直伝」の出版まで取り付けることが出来るのでした。

この時、ベストなタイミングで、検校からの襲名の許可の手紙が届きます。

このような良い状態を引き付けるのは(ドラマだけれど)、蔦重が商売の事ばかりを考えているからではなく、ちゃんと誰かのためにという事を思っているからだと思います。

吉原の女たちに、自由のない女たちに見せてあげたい、人並みに。そんな想いから生じたものが伝え合って「ラッキー」と思える結果を生むのだと思いました。

ちょっと泣けるシーンでしたね。

そしてその企画を狙っていた鱗形屋は焦り、彼のところから出したって市中にはでまわらないことを伝えますが、午之助はだからこそ助けたいってものよと言うのでした。

彼らって、「粋」を大事にするまさに江戸っ子だなと感じたのです。

 

今回は、細かい見せ場がいっぱいで、どこを切り取っても気になるシーンが多かったです。

鱗形屋と「金々先生栄花夢」の作者である恋川春町との会話も印象に残るものでした。ロクな報酬でないのに描いてくれていることに感謝する鱗形屋に対して、藩の家老のした裏切りを詫びる恋川。そこにあったのは、鱗形屋に対しての、自分なりのケジメだったように感じました。

検校と瀬衣(元瀬川)のシーンも、ちょっとドキドキしましたね。

自分の願いをきいてくれた検校に「私は幸せな女ですね。」などと言いますが、その顔は暗く沈んでいて、一緒に見ていた夫などは「本当は幸せじゃないんだな。」などと声に出して言っていました。

私的には、瀬衣には、未練を断ち切って(胸にくすぶる思いは捨てずとも)、目の前の男に尽くし切ってもらいたいものだと思ってしまいました。どんなに彼が高利貸しで、本当は恐ろしい権力者であったとしても、分かってここに嫁いできたのだから、君は君でここで闘うのだと思ってしまうのです。その闘いで得るものは、たぶん信頼。そしてその先にあるのが自由なのだと思うからです。まあ、この辺の感想は、私の妄想です。

でも、鳥山検校の未来は歴史が語っていても、瀬衣の先の人生は、不確か。だったらいくらでも色を付けていくことが出来るのですよね。出来たらブルーではなくて、薔薇色であって欲しいと願ってしまうわけなのです。

 

また今回は、りつと次郎兵衛さん(なぜか「さん付け」)とで馬面太夫の浄瑠璃を見に行くところも面白かったですね。

たぶんエレキテルを作ろうとしていた平賀源内。

売れなかった「青楼美人合姿鏡」を大絶賛する、尾身としのり・・・・・じゃなくて、平沢常富。

とうとうセリフがありましたね。どんどんど真ん中に(笑)

 

そして今回は、りつとかぼちゃの旦那とタッグを組んでいた蔦重。

この物語が始まったばかりの頃は、亡八どもは、身近なところにいる敵のような存在だったのに、いつの間にやら味方たち。

吉原パーティってな感じ^^

 

ではでは次週も楽しみにしています。

 

 

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相棒season23第19話最終回スペシャル後編「怪物と聖剣~決戦」

2025-03-16 19:29:10 | ドラマ(相棒)

・「相棒season23第18話最終回スペシャル前編「怪物と聖剣」」の続きです。

そのうち、書く順番とその気持になれたら書くと思いますが、この最終回が始まって5分くらいした頃、私はこのドラマの視聴が困難な状態になってしまいました。

それを今日、やっと見ることが出来ました。

やっぱり杜美彌子には思惑があったのですね。なんか権力側の席にすました顔をして座って居ることに違和感があったので、ホッとしました。

そして結局は、特命が都知事の捜査に係るように仕向けていたのが、美彌子だったことが分かりました。でもそれも右京は分かっていたような。

 

木原と一岡の関係から、このまま総理の椅子にさえ近づきある一岡の姿を暴きました。

権力が自分の味方だと思い込んでいた一岡が、あっという間にみんなに見放されていく姿は哀れでも、少しも同情にするに能わず。

木原は強かったですね。思わずこの役の平山祐介は元プロレスラーかと勘違いしてしまいました(笑)

そう言えば「キングダム」にも出ていましたね。こういう力業のような役が良く似合う人ですね。

 

子供には優しいのに、育ってしまうと強く当たり、命さえも軽くなってしまう木原。

それはネグレクトで親に見捨てられたとき、卵を盗んで飢えをしのぎ、今でもその時の鶏をはく製にし拝んでいる・・・・その反面、唐揚げ屋。

この矛盾こそ木原そのもので、ライターさんが描きたかった、彼の姿なのでしょう。

勢いで権力の座をのぼって行った一岡も、その裏には、面白がって彼を押した男がいたからそれが出来たことなのですよね。

 

怪物の首を切り落とせたのは、警察の正義の力と言う聖剣だったかもしれません。

だけれど怪物の首はいくつもあって、本当の怪物を倒せたかは分からないことでした。

浦神鹿と言う面白いキャラが、そのまま野に放たれたままになっていましたね。

まるで世界の破滅を楽しみに待っているかのような男でした。

右京の行動を把握し、いつのまにか「こてまり」の常連になっていました。

自ら右京の友達と名乗り、これからもいっぱい遊んでくださいねと言う・・・・これって「20世紀少年」の友達の気持ちじゃない。

浦が、右京を一方的に好敵手としての友達にと思ったのかも知れません。

 

視聴率も下がってきてしまったし、この先「相棒」はどうなっていくのかなと思っていましたが、シーズン24があることは決定だそうです。

浦はこの先も真野勝成さんの回には登場して来そうです。

いつもながらセリフは不正確ですが、右京の「目の前にある自分のやるべきことを淡々とこなす。」と言うような言葉に、私は励まされました。

どうなっていくのだと薫さえ、世の行く末を不安に感じるのです。

今、そう言う時代なのかもしれません。

だけど私たちは、まずは目の前の自分のやるべきことを粛々とやっていくことが大事な事なのですね。

そして決して惡を悪として感じる力を失わずに、調子のいい奴らに踊らされないことも大事なことだと思いました。

 

最終回スペシャル、面白かったです。

「警察舐めるな」

何回も聞きましたね。

私は「国民舐めるな。」って誰かに言ってやりたいです。

 

 

 

 

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2月に見た映画☆2025

2025-03-16 04:03:29 | 映画

映画の感想を一つ前の記事に書いたので、続けて映画の事を書こうと思いました。

2月は映画館には足を運べませんでした。

1か月に1本くらいは映画館で見ようと思っています。見ようと思っていた映画も単館系ですがあったのですが、何しろ健康がイマイチだったので諦めたのです。

その代わりと言うのは変ですが、家で見た映画は充実していたと思います。

 

2020年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白いと思う。

☆☆  は、私には合わなかった。(あくまでも私にはで、他の人の事は関係のないことです。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

1.「トールキン」 ☆☆☆☆

トールキン 旅のはじまり : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

また、

J・R・R・トールキン - Wikipedia

「指輪物語」「ホビット」の作者のトールキンの物語。実際はどうなったのかと、ウキペディアで検索してしまいました。父・母を早くに亡くした彼は、奨学金などを頼りに苦労して学校を出ます。その中で育んだ友情、そしてその友の命を奪った戦争・・・

時々、彼の作品の登場人物と被るような人が出てきます。

思わず、また「ロード・オブ・リング」などを全部見たくなりました。

 

2.「ツイスター スーパーストーム」☆☆★★★★

ツイスター スーパー・ストーム : 作品情報・キャスト・あらすじ - 映画.com

ツイスターものにしては、ちょっと地味な感じがして、これはテレビ用の映画だったのかしらなどと思ってしまいました。テレビ用ではなかったと思うのですが、WOWOWでの放送が日本初公開。

冒頭の父と子供の映像が綺麗だと思いました。

皆それぞれに前に進めたような内容だったと思います。

ツイスターに吹き飛ばされた人たちは、オズに行けたら良いのにななんて、非現実的なことを思ってしまいました。

 

3.「アムステルダム」☆☆☆

アムステルダム : 作品情報・キャスト・あらすじ - 映画.com

これがまた、凄く面白いと言う体を成していて、よくよく冷静に考えてみると、さほどではないなと感じてしまいました。

これ、ぱっと見がゴージャス。設定も、なんか凄い。サスペンス要素も面白い。犯人も豪華。

凄く面白いと言う感想で良いような気がするのですが、なんかちょっと、私には違うような気がしてしまいました。

でも、「ぱっと見がゴージャス。設定も、なんか凄い。サスペンス要素も面白い。犯人も豪華。」なので、見る価値がある作品だったと思います。

 

4.「八犬伝」☆☆☆★★★

八犬伝 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

子供の頃、「八犬伝」と「忠臣蔵」の話を、良く母がしてくれて、それで育ったようなものなので、タイトルに「八犬伝」と付くと、たいてい好きだなと感じます。

これは、普通の「八犬伝」ではなくて、それを作成していく途中の北斎と馬琴の友情の物語なんですね。

今、ちょっと嵌っている板垣李光人も犬坂毛野役で出ています。

また嫁のお路が目の見えなくなった馬琴の代筆をするシーンは、しみじみとしました。

好きな作品だったと思います。

 

5.「ブルービリオド」☆☆☆☆

ブルーピリオド : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

ここでの一枚に、彼の写真を使うのは、ちょっと違うような気がしますが、なんたって今のお気に入りなもので仕方がないですよね(笑)

彼は天才で主人公のライバル、高橋世田介。

これを見るとただひたすら描きまくる主人公矢口に、共鳴し、そして励まされます。

何かに打ち込んでいる人たちを見るのは、本当に楽しい。

 

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「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」

2025-03-15 01:29:23 | 映画

3月10日に映画館にて鑑賞。

実は私は、ボブ・ディラン氏の事は、あまり知らないのです。

彼に憧れた人たち、または影響を受けた人たち、その人たちに憧れた世代が私たちだと思うのですね。ビートルズにだってリアルで心ときめかしたり騒ぐことは出来なかった世代です。言うなれば間に合わなかったと言うのが正直なところです。

映画の中にも、ボブに向かって、台頭してきたビートルズを気にするなみたいなセリフが入ります。

つまりちょっと上のミュージシャンの物語ー。

「彼に憧れた人たち、または影響を受けた人たち、その人たちに憧れた」と言うのは、私にとっては、吉田拓郎氏かな。

いま彼は一年に一度くらいしかラジオにも出てこないけれど、この映画を見たかしら。

見ていたら感想を聞きたいものだと思いました。

この映画を見ると、如何に彼が拓郎氏に影響を与えたかが、分かるような気がしたのです。

 

ところでこの日、観客はたった4人。私以外の3人は白髪のおじいさんたちでした。(m(__)m)

そうか。この人たちにとっては、この人たちの憧れのミュージシャンだったのかなと私は思いました。

でも私は美しいティモシー・シャラメを見に来たようなものです。

何となく、この人の作品は逃すことなく全部見たいと思う俳優さんっているじゃないですか。

藤原竜也以外は、今は、このシャラメがそうかも。

またこの人が、素晴らしかったんです。ボブ・ディランをあまり知らないと言いながら言うのは変ですが、きっとそっくりなんじゃないかなと思いました。

全編、歌が本当に良かったです。聴き惚れていました。

ただ物語はちょっと淡々としているように感じました。ボブの自分の音楽への苦悩も、平板なゆえに分かり辛いものがあるのではないかと思いました。

1歩前に進むとき、それは今までの何かを断ち切っていかなければならないのかも知れません。

それがどんなに今までの自分にとって、大事な人であっても・・・・・。

 

最後のエンドロールで、本物のボブの歌が流れます。

この音量で聴けるなんて、最高。

そう思いながら目を瞑って耳を澄ましていました。

ふと途中で目を開けましたら、前に座って居るおじいさんがいません。

あれっ?

それで背後にいたはずの人たちを確認するために振り向きましたら、やっぱり誰もいません。

昔の人はたまに映画に来ると、昔のようにエンドロールの途中で退席したがる人もいるし、140分の映画だったので、トイレに行きたくなってしまったのかも知れません。

このことを家に帰ってから夫殿に言うと、「勿体ないことだね。」と言いました。

だけどとにかくですね、この時私はずっと憧れていた、映画館ひとり貸し切りを数分ではありましたが実行できたのです。

 

遣りましたね💛💛💛

 

 

以下はネタバレしています。

フォークソングフェスで彼は彼の思っていた音楽を奏でます。

つまりエレキを使ったフォークの枠から飛び出した音楽でした。

主催者が音量を下げろと言ったり、止めさせようとしたりしますが、

「何で? 最高なのに!?」と、会場の音響担当の者がゆずらなかったのは、好きなシーンでした。

 

会場では、やはりついて行けない人々が少々居て、「止めろ」と叫んだり「帰れ」と叫んだり、なんか投げてきたり・・・・

思わず私・・・・・ニヤニヤしちゃった。

なんか、懐かしかったからです。

 

また、エドワード・ノートン演じたピート・シガーも、とっても良かったです。

彼を見出し認め、世に送り出し応援したピート。だけど音楽性から袂を分かつ事になっていってしまいました。

だけどこの人は、フォーク・リバイバル運動の中心者として生き、94歳で亡くなりました。

彼の事を知りえたのも、この作品のお陰です。

彼のもっと詳しいことは→ピート・シーガー - Wikipedia

 

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3月11日☆2025☆どこで黙祷したの

2025-03-13 23:50:14 | 梢は歌う(日記)

11日の日は銀行に行って、少々高額のお金をおろしました。義母の為のお支払いがドドドとくることが分かっていたからです。

お友達の「お茶しませんか。」のお誘いも、この用事とご一緒にさせていただきました。

そしてまたついでに県知事選挙の不在投票にも行ってきました。ついでにいろいろと済ますって、良いと思うんです。私のこのついでに、お友達も便乗して一緒に投票に行きました。

すると、決まられた投票所が遠いので、こちらで行く方が便利かもしれないと彼女は言いました。確かにそうだなと思いました。

日にちの都合ばかりではなくて、場所の都合で不在者投票を選ぶのもアリですね。

 

ランチして、最後にパンを買って帰ることにしました。

その時、レジでふと友達に

「今,何時? あれは2時46分よね。」と言いましたら

「大丈夫よ。55分だから。」と友達。

「ああ、ごめん。バスの時間じゃなくて、黙祷の時間よ。」と私。

「そうですよ。46分です。」とレジの人。

「サイレン、鳴るんだっけ。」

「鳴らないと思うよ、この地域では。」と私。

「鳴ればいいのにね。」

「確かに」ってレジの人。

「歩いている時も立ち止まってするの?」と友。

「流石にしないよ。出来る場所に居たらするよ。」苦笑いする私。

って言うか、なんでレジ前でレジの人を巻き込んで、漫才やってるちゅうねん。

 

だけどちょうどバスが来て、その時は黙祷は出来なかったのです。

友と別れる時、その事を言うと、

「今日はいつしたって同じよ。」

「本当よね。あの時から、ずっと始まってしまったんだものね。」

「あの時。うちの家族はみんなバラバラで、私は仕事場のホテルに泊まったの。」と、彼女はあの日の事を語りました。

皆が持っている「3.11」の記憶。それぞれに脳内リピートして、忘れないようにしていくことに意味があるのかも知れませんね。

 

その日の夜、食事の支度をしていた時、我が家では「おもうま」が流れていました。

夫が「あの時、吃驚したよな。高速の上で、あの警報が鳴ったんだもんな。」

「うん。今から目の前の道路が波のように揺れるのかも知れないと、身構えちゃったよね。」

しかし私は思いました。「おもうま」、攻めてる !!

この3.11に能登の特集でした。

何にも復興されてない能登。これが失政のせいじゃなくて、何のせいだって言うの!?

私はなんか胸がいっぱいになって、泣きそうになりました。

祈ろう・・・・と思いました。

思いがけない災害に奪われてしまった命の為に。

そして未来の日本の為にー。

 

GASSHOW

言葉が入ってるのは

【AMV/MAD】すずめの戸締まり×GASSHOW【illion】【セリフ入り】

 

昨年の記事は→3月11日、黙祷しました。

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べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜第10回「『青楼美人』の見る夢は」

2025-03-13 21:30:32 | ドラマ (大河)

なんかいろいろありまして、そんないろいろある時は、やはりブログを書く時間がありません。

でも今から、いつも書いている事、書こうと思っていたことなど、どかどか書いて行こうかと思います。と言って、いつも大して書けないわけですが、今日は頑張るかな。ちょっとだけ。何となく「たまっている感」が嫌なので^^

 

「べらぼう」第10回は瀬川の最後の花魁道中に尽きる感じがしました。

本当に、小芝風花さん綺麗でしたね。

あの最後の花魁道中は、「いつか私も、この世界から抜け出して、あの門から出て行こう。」と不幸せな生い立ちでここに流れて来た女性たちに夢を抱かせるのに十分なものがあったと思いました。

たとえ目の前に、好きだった男が仁王立ちで立っていても・・・・・。

二人は微笑みながら通り過ぎていきました。

二人の夢は同じ夢。

この吉原を盛り立てて、いつかあこがれの場所にさえ変えてみせる・・・・・。

 

原宿じゃあるまいし、そうはならないだろうー。

とか、

億単位のお金を出してもらったって、しょせん買われたようなもんだろう。
どんなに大金で買われた女だと言っても、たかが女郎あがりにすぎないだろう。

とか、

って、今の感覚を持ち込んじゃ理解できない世界だと思いました。

 

江戸時代は結婚できない男がいっぱい。だから治安維持のために遊郭は生まれた・・・・

それが良いことなのか悪いことなのかは、今は論ぜずです。だけどそう言う社会では、人々の道徳的感覚は、今とは若干微妙に違っていたのだと思います。

 

そして、この場所から高い文化が生まれました。

「青楼美人」には瀬川も載っていました。

女郎たちの女郎ではない時の姿・・・・。

素晴らしいアイデアですよね。

それはこちらで見ることが出来ますよ。→青楼美人合姿鏡 文化遺産オンライン

 

出来上がった、本を瀬川に渡して欲しいと松葉屋に頼むと、「忙しいから自分で渡してくれ」と言う松葉屋。

「えっ、良いんですか。」と蔦重。「何でダメなの。」と松葉屋。

このシーンが好きでした。

 

江戸城の田沼に出来上がった本を献上しに行くと、田沼は「ありがた山か。」と彼の事を覚えていました。

蔦重を助けるもの、それは彼自身の知恵と、そしてまた知恵と力と分別のある人々の人脈だと言えるでしょう。

 

僅かな気配で、もろもろなことを悟ってしまう(分かってしまう)鳥山検校の蔦重の声を聞いて、微妙な顔をしました。

また鶴屋は、蔦重の本を見て「これは売れません。」とにっこり笑いました。

何でなの !?

次回がとっても気になります。

あっ、そうそう。今回の尾身さんは、簡単でしたね。こんな風に気っとどんどん真ん中に出てくるのよね、きっと。

 

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