最近、NHKの『奇跡のレッスン』という番組にハマってる。
「世界の最強コーチと子どもたち」とサブタイトルにあるように、各スポーツ界トップの指導者が子どもたちを1週間教えて、その成長や変化を追う・・という番組だ。
9~12歳の子どもは脳が最も発達する”ゴールデンエイジ”といわれ、この時期に考えながら体を使うコトでスポンジのように吸収し、飛躍的に能力を向上させるコトが出来る世代・・と主にスポーツの世界で注目されているそう。
サッカー編で指導したのは、チームを率いて5年で史上初のアジアカップ2連覇を成し遂げた名将、フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ
その手腕の代名詞ともいえるのが、”心を鍛える”指導だという。
ロドリゴ監督に限らず、最強コーチによる指導の共通点として・・
1人1人の個性を見出だし、いい所を見つけて褒めてあげる
ミスを恐れずに経験させ、そこから学ばせる
自分の頭で考え、行動させる
チーム間のコミュニケーションで信頼関係を醸成し、チームワーク、チームプレーを重視する
・・といったトコロだろうか・・?
自分で経験し、見つけた答えは一生忘れない。
ただ一方的に与えるだけではダメだ。
ミスを指摘し、叱るばかりでは子どもの気持ちが委縮してしまう。
ロドリゴ監督の話で印象的だったものがある。
ある選手がチャンスでシュートをすると「パスだろ!」と怒られ、次にパスをすると「シュートしろ!」と怒られた。
その子は、自分から積極的なプレーをしなくなった・・。
「僕ら大人の責任は大きい。
まずは子どもの判断を尊重し、失敗を見つけても後で指摘すればいいのです。」
—これ、大人にも共通するコトなんだろうなあ・・。
最強コーチに指導された子どもたちは、皆、解放されたように生き生きとプレーするようになる。
毎回、1週間で飛躍的に成長する子どもたちを見て、技術だけでなく、メンタル面の指導の大切さを痛感させられる。
何より、最強コーチたちは確かな技術力と、それ以上のハートをもっているコトは間違いない。