3月は卒業式や年度末の時期でもあり、新しい出発の季節・・。
今年からお子さんが幼稚園だ、小学校だという親御さんも、はじめてのコトであれば、我がコトのように緊張するのではないだろうか・・?
晩婚化・少子化傾向に歯止めがかかる気配もなく、1人の子どもにかける、親の愛情やお金は、期待値とともにふくれあがり、今や大変なものとなっている。
米倉涼子主演のドラマにもなったりして話題になったが、最近では、それが常識的な範疇を越える親の場合、学校側から”モンスター・ペアレンツ”と呼ばれ、恐れられている。
日本初の引きこもりの人数調査を行うなど、教育界の重鎮でありながら、”尾木ママ”の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹氏によれば、このモンスターたちは、大きく5つのタイプに分けられるという。
それは・・
我が子中心型
ネグレクト型
学校依存型
権利主張型
ノーモラル型
それぞれ説明していくと、は過保護・過干渉というタイプ。
校則で、携帯電話が禁止されてる学校で、携帯をもたせられない子どもが心配だからと、遠足や修学旅行に同行する親がいるケースもあるとか・・。
は子どもに興味・関心がないという極端な放任主義で、着替えもさせない、食事を与えないなど、児童虐待の土台となるタイプ。
実際、虐待を受けてる子どもは虫歯が多いなど、親の無関心傾向が、その引き金となりやすい。
はすべて学校・教師にまかせっきりというタイプで、遅刻しないように教師にモーニングコールを頼むなど、今や、ごく当り前のコトなのだとか・・。
遠足のお弁当が作れないからと、先生に頼む親もいるらしい・・。
は自分の要求を強調するタイプで、「給食が必要だと頼んだ覚えはない!」と、支払い能力があるにもかかわららず、頑として給食費を払わない親などがいるそう。
ちなみに全国の給食費の滞納額は、26億円にも及ぶとか・・。
は常識と非常識の区別がつかないタイプ。
学校の校庭の芝生が、遊んでる子どもの邪魔になると、ショベルカーをもちこみ、勝手に校庭をほじくり返してしまう・・などという事件も、最近、実際にあった話である。
こうした親に恐れをなし、”不登校”になってしまった教師は、全国で5000人以上になるとか・・。
本当のイミで”親に”なりきれない親が増えるコトで、こうしたモンスター・ペアレンツたちも増殖し続けている。
こうして見ると、不登校や引きこもり、非行に走る子どもたちの背後には、家庭の崩壊というものが見逃せない。
”過保護”くらいで済んでいた時代は、まだよかったのかもしれない・・。
本当に立派な大人たちだけが住む社会で育つ子どもたちなら、必ず立派な大人になるはずなんだから・・。
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