大阪出身の自分は御多分にもれず、お笑い好き。
しかし、最近のその手のバラエティ番組とお笑い芸人の多さとレベルの低さに弱冠食傷気味なのも確か・・。
それでもこのM-1グランプリはついつい見てしまう。今や名実ともに若手ナンバー1を決める登竜門ともいえる大会だ。ご存知のように格闘技のK-1をもじってつけられ、M-1の”M”は漫才をあらわす。
過去最多の4489組中、8組が勝ち残り、敗者復活で1組が選ばれる。
今年、その9組の中からラストステージに残ったのはナイツ、NON STYLE、そして敗者復活から勝ち上がったオ-ドリーの3組。最終的にNON STYLEの優勝となったが、実力伯仲、三者三様にそれぞれの個性が出たネタで、もう、あとは好みという感じだ。
実際、優勝したNON STYLEのネタははじめて見たが、個人的にはよく練習してて、ネタとしてもよくまとまってるなあ・・という感じだが、キレイにまとまりすぎてパワー不足という感じがした。こじんまりしてる感じ。なんだか心底笑えなかった。
あの3組の中ではナイツのボケ倒すネタが1番笑えたのだが、 審査員からは誰も票が入らなかった。実際、奥さんもNON STYLEのネタが1番テンポもよくて面白かったという。口をおさえて終始笑ってる姿を、内心「そうかあ~・・?」と、ややひき気味に客観的に見てしまった。
自分のブログにも(笑)のツボというカテゴリーを設けて、日常見かけた笑えるものを紹介したりしてるが、「これのどこがおもしろいの・・?」という人もいるだろう。
実際、自分も「このネタはイマイチだなあ・・」と思いながらUPするものもあるし・・。
今度ヒマな人は(笑)のツボのネタに、コメントで評価して下さい・・5段階評価で、最高5で数字だけ書いてもらうとか・・。
マイナスがついたら結構ショックかな・・?
個人的な経験からいうと、理系のような理路整然と物事を考える人には、シュールや不条理系のネタは理解しづらいようだ。じゃあ、ベタがいいのか?・・というと、どちらかというとそっちの方がまだ理解できる・・という感じかな?
ちなみにベタとは、誰にでもわかりやすいボケで、「ベタベタやなあ・・」というツッコミを入れた経験は、日常の中でも誰しもよくあるのでは・・?(大阪人のオレだけ・・?)ダジャレなんかがいい例か・・?
それに対してシュールや不条理系は、話の流れとは何の脈絡もなかったりするボケで、その空気感というか雰囲気が笑える・・といった非常に曖昧な世界になってくるので、聞き手、受け手のセンスが問われてくる。「何がおもしろいの?」と問われても説明するコトが難しい、その世界観に感情移入できるかどうか?・・という笑いだ。察しがいい人、勘がいい人ならわかるようなネタといえよう。つまり、より相手の気持ちに寄り添っていける情的な人向き・・とでも言おうか?
単純化すると左脳はベタ、右脳はシュール、不条理系となるのかな?まあ、笑うコトで脳が活性化するコトは間違いない。ボケとツッコミはコミュニケーション、授受作用だ。せっかくボケたのに、ほっとかれるのはつらいものだ。きっちりひろって突っ込んであげよう。
つまらなくても愛あるツッコミを・・。(笑)
いずれにせよ、笑いのツボは個々それぞれであるなあ・・というのを感じた今回のM-1であった。
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