Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

盲点の窓

2009年04月28日 | 人生覚書き

「自分の好きなコトでメシを食う」コトを”スキメシ”と言うそうだが、自分の好きなコトでメシを食えている人は、はたしてどれだけいるだろうか?

自分が好きだと思ってはじめた仕事だとしても、実際仕事となると、イヤなコトもやらなければならなかったり、苦手な人との付き合いもあったりするだろう。

 

本当に自分が好きだと思ってはじめたコトだとしても、向き不向きでいえば、向いてない・・というコトもないとは言えない。

たとえば、歌うのが好きで歌手になったという人がひどい音痴だったとしたら、いくら好きでも歌手には向いてない・・とゆーよーなコトだ。 

 

 

これは心理学者のジョセフ・ルフトハリー・インガムが考案した「対人関係における気づきのグラフモデル」、通称”ジョハリの窓”とよばれるものだ。

さっきの歌手の例でいえば、「盲点の窓」の部分にあたる。(音痴の自覚がないという前提ならばだが・・

これをブラインド・セルフというそうだ。

 

「いやー、歌好きだから歌手になったけど、俺、音痴だったんだあ・・

 

・・というたとえなら分かりやすいと思うが、実は結構、こーゆー状況って、多いのではないだろうか?

 

自分では見えてない部分も、他人ならよく見えていたりする・・まさしく盲点である。

 

「君なら、こーゆー仕事の方が向いてるんじゃない?」

・・というのは、実は客観的に見える他人の方が見極めやすいのかもしれない。

方向性に迷った時、アドバイスを求めるのは1つの良策であろう。

 

実は、この「自分には見えないが他人には見えている」”盲点の窓”、もっともよく覗かれている関係性が親子や夫婦といった家族ではないだろうか?

 

・・とはいうものの、身近な家族であるからこそ、ことに夫婦などは、お互いパートナーから指摘されれば、ついつい感情的になりやすい。

 

しかし、指摘される以上、自分には見えてなくても、相手の目には見える事実が確実に存在するワケだ。

 

自分の盲点をついた指摘をされた時は、ひとつ冷静になってその事実を認め、

「ありがとう、それは気付かなかった

・・と、アドバイスに耳を傾ける。

そんな余裕ある大人の対処をしたいものだ。

 

・・まあ、それが素直にできれば、ストレスも減るだろーにねぇ・・。