以前、5stepsという交渉の流れについてまとめたものを紹介した。
(カテゴリー/システム:「営業の真髄」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/960764ae3875cb36c90d8e326af3ea75)
1番最初の前置き(紹介)は、人と話せる状況をつくるための最も重要なステップといっていいだろう。
アポイントや紹介のないまま会う飛び込みの営業などでは、相手が訪問者と話すかどうかを決めるのに要する時間はわずか3秒だという。
第一印象、すなわち”見た目”が与える影響が大きいコトがよくわかる。
前置きのポイントはS.E.E、すなわち・・
S(smile)・・・笑顔
E(eye contact)・・・アイコンタクト
E(enthusiasm)・・・熱意
・・である。
人とのコミュニケーションにおいて、38%は声のトーンや大きさ、テンポなどの聴覚情報、55%は視線や表情、身なりやジェスチャーなど、見た目の視覚情報で、これをノンバーバル(非言語的)・コミュニケーションという。
言葉や文字などの言語情報そのもの、バーバル(言語的)・コミュニケーションが占める割合は残りの7%しかないとうのだ。
たとえば、「バカヤロー」という同じ言葉でも、怒りながら大声で言うのと、笑いながらボソッとつぶやくように言うのでは、受け取る側は全く違うイミにとらえてしまう。
いわゆるKY(=空気が読めない)とゆー言葉も、こうした言外のノンバーバル・コミュニケーションがうまく出来ない人を指すものであろう。
だから、こうしたブログなどでは、表現がコミュニケーションの手段としては全体の1割にも満たない言葉のみに限定されてしまうため、言葉を額面通りに受け取られるコトで、イミがまったく正反対にとられてしまったりして、誤解やトラブルの元になるコトも多い・・。
まったく、言葉とゆーのは便利なもの・・。(←皮肉)
だから、←こうした絵文字は、結構バカにならないだ。
もう1つのポイントはK.I.S.S、すなわち、Keep It Short & Simple・・「短く、簡潔に」・・とゆーコト。
前置きの起承転結を表すA.R.E.A、すなわち・・
A(answer)・・・答え
R(reason)・・・理由
E(example)・・・例え
A(answer)・・・答え
・・とゆーものがあり、これを踏まえて話すコトがポイント。
答えに至るまでの理由から入ると回りくどくなり、聞いてる方も途中で「一体、何が言いたいんだ?」・・となってしまう。
―まあ、これらも踏まえておく必要はあるが、所詮、外的なテクニックにすぎない。
これを上辺だけのポーズでやってるのだとしたら、簡単に相手にそれと伝わってしまう。
いかに誠実に、誠意をもって相手に接するかが1番重要なポイントであろう。
「あなたのお役に立ちたいのです」と、本心から思えなければ、単なる物売りととられて、門前払いを食うコト間違いなし・・。
それも、わずか、3秒で・・。